ドラマ「台北女子図鑑」ツッコミどころ多すぎ!
わたしはアタマが固いので、中国語の勉強も教科書ベースに偏りがち。一方で日本語ぺらぺらの台湾人に話を聞いてみると、彼らは日本のドラマやアニメをみて日本語の言い回しや発音を耳で覚えたという。
すこしは台湾ドラマでもみてみようか。せっかくならば台湾の社会事情が描かれているものがいいな、時代劇じゃなくて現代を描いているものがいいな……。
そう思ってDisney+で配信している「台北女子図鑑」をみてみることにした。今年9月下旬に配信が始まったというから、なかなかの最新作である。
ざっくりいうと本ドラマ、台南出身の女子が、憧れの台北で奮闘するというもの。もうすこし詳しく公式YouTubeの紹介文を引用しておくと、
……こんな内容だそうだ。
まずは日本語字幕+中国語音声でみて内容をつかみ、その次に中国語字幕+中国語音声でみるという方法をとることにした(←この方法の良し悪しについて、アドバイスあればいただきたいです)。
この方法はけっこう時間がかかるので、まだ2話しかみていない。が、もうこの時点で言いたいことが山ほどある!
まずいくらなんでも台南を田舎として描きすぎ!
いや、たしかに台南は田舎です。鉄道駅はローカル感たっぷりだし、高層ビルも地下鉄もないし、街の主要スポットは徒歩で見てまわることができる。
だが仮にも化粧品会社でのキャリア形成を志す20代前半女子(しかも超がつくほどの清楚系美人)が、20〜30年前ならいざ知らず、この情報化社会極まれり現代において、台北に引っ越すや否や「あなたの化粧は田舎すぎ」って揶揄されるほどどんくさいとは思えない。
あとはいくらなんでも(2度目)使い古しの台南ステレオタイプを強調しすぎ!
たとえば「台南人は牛肉湯ばっかり食べてるんでしょ」とか「台南人は甘いものばっかり食べてるんでしょ」とか。いや、いずれも事実なのかもしれないが。
と、台南で暮らし台南という街を心から気に入っている身からすると、ツッコミ入れ放題な本ドラマなのである。ただ逆に考えると、これは台北人(=台湾のマジョリティ)の台南観を反映しているともいえるのかもしれない。そういう意味では興味深い。
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そもそも台湾女子図鑑は「東京女子図鑑」のリメイク版で、その東京女子図鑑は元々あの「東京カレンダー」の連載なんですね。
東京カレンダー、あまりに面白いのでギャグ雑誌として以前はたまに眺めることがあったけれど、そうか、台北女子図鑑も東京カレンダーの延長線上にあるドラマとしてみればいいのか。
【2022/11/19の日記】
机に向かっての勉強時間は4時間05分。
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