台湾統一地方選、当選したのに笑顔ゼロ
11月26日(土)の統一地方選。ごく簡単にいうと与党・民主進歩党(民進党)が主要都市の首長ポストの多くを国民党に奪われ、大敗する結果となった。
せっかくなので私は投開票当日も、民進党に所属する現職の台南市長の競選總部に足を運んでみた。
この市長本人は再選を果たしたのだが、勝利宣言も、その後のメディアの囲み取材でも、とにかく笑顔ゼロ。自党の苦境がストレートに表情に出ていて面白かった。当日のツイートと市長の仏頂面写真を時系列を追ってご紹介。
隣に座ってきたおじいさんに「日本人?」と話しかけられた。
せっかくなのでおしゃべりしてみると、このおじいさんはかつて三菱自動車で働いたことがあって、ちょっとだけ日本語が喋れるとのこと。市長を応援したくて1人で来たらしい。
携帯画面を見せられて「八街って知ってるか」っていわれたので「落花生で有名なところですかね」とかそういう他愛のない会話をする。なぜ千葉県、なぜ八街だったのかは不明。
ここからはあえて同じような写真を何枚か貼り付けますが、なにに注目してほしいかというと、市長がまったく笑っていない点です。自分は当選したのに。
こんなにたくさん撮っていたら市長も少しくらい、あるいはスタッフのなかにも1人くらい、笑顔の瞬間が映っても良さそうなものだが、司会以外はまったく笑わない。
まさにお通夜状態。このあたりに民進党にとって本選挙がいかに苦しい結果になったかが現れているのではないかと思います。おもしろい。
台南市長選はもう少し差が開くと想定されており、当確ももっと早く出ると思っていた。意外と夜遅くなってしまったが、せっかく自転車をレンタルしているので、市長以外の競選總部もまわることにする。
【2022/11/07の日記】
机に向かっての勉強時間は2時間47分。