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【カメラ散歩】台南人のお気に入り 菁寮老街①

台南から電車とバスを乗り継いで1時間半ほど。清代から宿屋街として栄え、現在も日本統治時代の街並みが残る「菁寮老街(jīngliáo lǎojiē)」に行ってきた。

菁寮老街は日本のガイドブックにはほとんど載っていない小さな小さな街。ただこっちに来てから台南暮らしの長い日本人&台南人に個別にカメラ散歩のおすすめスポットを尋ねたところ、いずれも「ちょっと遠いけど菁寮老街かな」。見事なまでに答えが一致したのである。これは足を運ぶしかない。

歩くだけなら30分もあればひと通り回れてしまうような街。ただカメラを持っているとあちらこちらが被写体になるので楽しい。

(Nikon D850で撮影)
(Nikon D850で撮影)
焼き菓子店のお兄さん、試食用の煎餅を一生懸命配っていた(Nikon D850で撮影)
個人的に1番好きだった色合いの建物(iPhone 13 Proで撮影)
(Nikon D850で撮影)

日本人が台湾に遊びにくるときの定番ルートに、台北郊外の九份がある。「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなったといわれる、あのまち。私も12年前の冬、台北旅行したときに足を運んだ。雨が降っていたが、写真を撮るのがとても楽しい場所だった。

が、この菁寮老街だってなかなか趣がある。

このエメラルドグリーンの長屋なんてどうですか。古びれ方も良いし、2階から上はグリーンなのに正面の柱は赤と青なのも素敵。半分開いた扉から、生活の様子がちょっと見えているのもそそられる。なにかしらのストーリーが語られようとしている。

引き続き、表通りと裏通りを行ったり来たりする。

小さな市場でおばさんの餌やりを待っていた猫。京劇に出てきそうな顔つきだ(Nikon D850で撮影)
そんなに警戒しなくていいよ(Nikon D850で撮影)
熱帯だからか?おじさんたちお腹を出しがち(Nikon D850で撮影)
(Nikon D850で撮影)
(Nikon D850で撮影)

この菁寮老街、かつて宿屋街として栄えた一方、ここに来れば寝具や日用品などの嫁入り道具をひと通り揃えられる「嫁妝(嫁入り道具)老街」とも呼ばれてきたとのこと

たしかに街の目立つ位置に軒を構える寝具店には、かなり派手な彩りの枕や布団が置いてあった(買うひといるんだろうか)。

(Nikon D850で撮影)
「台湾で最も古い自転車屋さん」との看板も(iPhone 13 Proで撮影)
この色使いのかばん店、ここ以外にもあった。特産品?(iPhone 13 Proで撮影)
なんだかジブリの影響を受けていそうなお茶屋さん(iPhone 13 Proで撮影)
ジャズの流れるおしゃれカフェもあった。ここで昼食(Nikon D850で撮影)
(iPhone 13 Proで撮影)

②に続きます。


【2022/09/24の日記】

前述の通り朝から菁寮老街へと向かう。

台南駅はレトロで素敵。初めて鉄道に乗って新營駅へ。新營駅もレトロで素敵。

そこからはバス。ほとんどお客さんがいない。唯一自分以外で乗っていた親子連れもすぐに降りてしまい、後半はずっと一人だった。

帰り、乗ろうとしていたバスが「来ない」事件が起きた。

台南駅到着後、すぐ帰らずにちょっとだけ駅の西側を歩く。noteネタのために、廟に置いてあるウォーターサーバーの写真を撮りにぶらぶら。途中で良い感じの手描き広告を発見する。

まず開基玉皇宮。その次の大観音亭で全員黒い服を着た人々がなにやらお経を唱えていた。お葬式かな? と思うが、さすがに写真は撮らず。じろじろみるのも憚られたので我慢。

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