PyCon初出展の所感

出展のきっかけ

私たちシンプルフォーム株式会社は、金融機関向けにSaaSを提供するスタートアップで、知名度がまだ低い状況にあります。そこで、より多くの人に我々を知ってもらう機会を得るため、PyConに初めて出展することを決めました。また、もし会場で一緒に働ける人が見つかれば嬉しいという気持ちも少しありました。

準備の苦労

出展に向けて最も苦労したのは、企画作りでした。私たちはGeoguessrのようなゲームを企画し、写真から場所を特定する問題を作成しました。これは、弊社が提供している法人審査のSaaSに関連した体験を提供したいという思いからでした。私たちのサービスでは、ニュース記事の写真などから法人を特定する技術を使うことがあり、その体験を来場者に楽しんでもらえるよう工夫しました。

この写真の位置を特定してもらう企画。上記はもっとも難易度が高いもので、正解者は1人のみ(出典:Google Map)

ブースでの体験

準備に非常に時間をかけた企画でしたが、実際に来場者にウケてもらえるかどうか、とても不安でした。しかし、いざ始まってみるとその不安は杞憂であることがわかりました。多くの方々がブースに立ち寄り、とても興味を持ってくれました。中には、写真を撮って宿題として持ち帰るほど真剣に取り組んでくれる方もいて、私たちの企画が技術者の好奇心をしっかりと刺激できたことに安心しました。

プロダクトの技術説明を熱心に聞いてくれる来場者

反省点

PyConでは、外国人の参加者が非常に多かったため、次回は外国人が解きやすい問題をもっと用意すべきだと感じました。Ruby Kaigiでも感じたことですが、国際的なイベントでは言語や文化の壁を越えて参加者が楽しめるような工夫が必要だと実感しました。

来年への抱負

PyCon全体を通して、弊社に興味を持ってくれた方が多くいて嬉しかったです。来年は、さらに多くの人と関わりを持ち、弊社から登壇者も増やせるようにしたいと考えています。今後も技術的な挑戦を続けながら、より多くの人に我々の価値を届けていきたいと思います。


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