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京都の今を生きるU35世代の、多様な価値観を描く|p1-2|タブロイド編集記
生きる上で、働く上で、U35世代の人々が大切にしている価値観を、3つの「#」で表現していくU35-KYOTOのnote。その企画を凝縮したページがタブロイド紙にあります。
撮影してくれたのは、フォトグラファーの其田 有輝也さん。公園でブランコをこいだり、祇園の小路や新京極商店街を歩いたり、鴨川の川辺に腰掛けたり、時には野良猫とたわむれたり……色々な場所をめぐりながら、その人らしい表情を捉えてくれました。其田さんは、ご自身も紙面上に登場してくれています。
ここに並んだ言葉を眺めていると、ふと、プロマネ座談会で語られたことを思い出しました。
U35世代は、何を人生の軸に据えるかを模索している世代ですよね。一人ひとり幸せのかたちが違うことを認めて、違いを尊重したいという空気を感じます。
不思議なもので、U35-KYOTOに来てくれた人の話を聞くと、皆、ベースの感覚が同じなんです。主語が「私」や「うちの会社」じゃなくて、「私たち」になる人が多い。自分だけが独占するんじゃなくて、皆と一緒にしたいという意思を感じます。
これらの言葉を象徴するような「#」が、集まっているように思います。少し長くなりますが、15名分、計45この「#」とnoteの記事をご紹介します。気になる価値観があれば、ぜひ記事をのぞいてみてください。
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1
# 愛と力の両方が必要
# 日常の他愛もない人との関わり合いが人の豊かさに直結している
# 社会でなんかしたい
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2
# 違和感から目を逸らさずに向き合い、対話する
# 立ち向かうなら一人ではなく、皆で分かち合う
# 世界の中での自身の立ち位置を考える
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3
# 人生が豊かになる選択を
# この世界は素晴らしい
# 未来のために手をつなぐ
4
# お客さまに感謝を伝える地道な努力を欠かさない
# 私にとってはただの一日、お客さまにとっては一生の思い出
# 軸はぶらさず、新しい挑戦をする
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5
# まちに関わる機会をつくる
# まずは私たちからやってみる
# 捉え方から幸せをデザインする
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6
# 素直に行動にうつす
# 楽しいをカタチに
# 一人勝ちではなくみんなで勝つ
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7
# 違和感をわたし探しの出発点に
# 田舎・ローカルのポテンシャルを誇りに
# 想いで繋がり続ける関係
8
# 誠実に人と向き合う
# バトンを繋いでいく
# 助け合いながら成長していく
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9
# 正解はいくつもあるかもしれない
# 想いがつながる強さ
# 歴史と文化に紐付けることで生まれる価値
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10
# 多様性の理解のための共同体験
# 掛け合わせから生まれる新しい価値
# 自分の頭で考えること
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11
# 義理人情
# 常に変化することを恐れない
# 自分の実力を俯瞰してみる
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12
# 正解って1つじゃない
# 良いことは分かち合い循環させたい
# 自分の感覚に素直になる
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13
# 写真と映像で人をつなぐ
# 想いとお金のバランス
# 次世代のロールモデル
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14
# 街のみんなで支える
# 自分の言葉を持つ強さと優しさ
# 頭の中のカオスを大切に
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15
# 鉄の心と感謝の気持ち
# 便利に頼りすぎない
# 自分の気持ち次第の強さ
[ U35-KYOTOタブロイド紙の役割 ]
2025年までの京都のまちづくりについて大きな方向性を示す「はばたけ未来へ!京プラン2025(京都市基本計画)」を、U35世代の多様な価値観を通して届けます。
タブロイド制作チーム:柴田 明、原田 岳、前田 展広、山本 安佳里
文:柴田 明
https://u35.kyoto/