ケアハウスの仕事
軽費老人ホームにはA型、B型、C型の3つの種類があるが、現在新設可能な軽費老人ホームはC型に限られている。C型は一般的にケアハウスと呼ばれている施設だ。介護不要から要介護5まで幅広いタイプの入居者がいるため、仕事内容は担当するセクションによって異なる。主な仕事としては、食事の介助、入浴の介助、排せつの介助のほか、ケアハウスで行われるレクリエーションの企画や実行も行う。ケアハウスの介護職の職種は、介護職員のほかに栄養士やケアマネージャー、理学作業療法士などがある。
ケアハウスは、特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設の場合24時間体制での介護となり、指定されていない場合は22時で終了するのが一般的だ。しかし、22時で終了しても職員のうちの何人かは宿直するため夜勤もある。24時間体制の場合は3交代制もしくは4交代制、22時で終了する施設は2交代制もしくは3交代制でシフトを回していることが多い。ケアハウスで仕事を探す場合は、どのような勤務体制であるのかも確認しておく方がよいだろう。
介護職というと身体的にキツイ仕事というイメージがあるが、ケアハウスは自立した入居者だけの施設もある。そうでなくても自立した入居者は多いため、特養老人ホームのように体力を消耗するわけではない。介護が必要な人も介護度が軽度のことが多く、介護者の負担が軽い。残業なども少ないため、家庭との両立もしやすく子育て中の人に向いている仕事でもある。また、夜勤だけを募集しているケアハウスも多いため、夜間手当で高額収入を目指す人にも向いている。自分に合う働き方ができるケアハウスを選ぶと良いだろう。
ちなみに、A型やB型の軽費老人ホームもまだ残っており、そちらは自立した方だけ入居できる。そのため介護者の負担は更に軽い。A型やB型の軽費老人ホームにも関心が出てきた方は【「安心」と「自由」が叶う軽費老人ホーム】に軽費老人ホームの詳細が載っているので、読んでみるといい。