ホラーゲーム「怪談小噺 蒐・聯・殘」感想
「怪談小噺」全3作プレイ終了しました。
1作につき7話、計21話の怪談が詰まっているのですが…満足感がすごい!
「ちょっと怪談読みたいな」そんな気持ちを十二分に満たしてくれる、ものすごくいい作品でした!
以下、ネタバレ注意です~~~
特に怖かったお話・印象的だったお話
21作の中で、中でも思い入れのあるお話は次のとおりした。
「人面瘡」(収録/怪談小噺 蒐)
展開が読めてしまうからこその「読み進めたくない」を味わいました…。
演出ももちろん怖かったのですが、文章の表現力のせいで、ただ想像するより倍の光景が目に浮かんでしまいます( ;∀;)
この読了後の悪さ、たまりません。
クセになる~~~!!!!
「願望」(収録/怪談小噺 蒐)
めtttttttttっちゃくちゃ萌えなお話でした。
ヤンデレ百合、最高すぎます!!!
当初「テストでいい点が取れますように」というお願いが叶った代償で亡くなってしまったのかと思いましたが、まさか「私たちがずっと仲良しで居られますように」という願いのせいだとは。それにしても、巻き込まれた家族カワイソス
そして、語り手がこのお話の真実にきがついていないのは「私たちがずっと仲良しで居られますように」という願いの効果なのでしょうか…
なんにせよ、真実を知った後に読み返すと「ああ、たしかにヤンデレちゃんは、語り手ちゃん以外目にないな」という事をひしひしと感じます。萌え。
「妄執」(収録/怪談小噺 聯)
まさに実況プレイをしていたので、ゾワ~っとしました( ;∀;)
(コメントを書き込んだ人は悪戯心だと思いますが)人間の悪意について深く考えたお話でした。
よく「人間の方が怖い」と言いますが、まさしくそれ!なお話。
呪いだって人間の悪意から生まれるものだしなあ…。
話はそれてしまいますが、自分の「懲罰感情」「嫌儲」「ミソジニー/ミサンドリー」などの感情を自覚せず、それっぽい理屈を掲げて人を中傷する悪意がSNSを中心によく見受けるな~という印象です。
現代怪談でも、そのうちこういった問題がモチーフになったりするのかな。(私が知らないだけで、もうなっているのかも。)
「雪道」(収録/怪談小噺 殘)
動画内でもお伝えしましたが、私は全21話の中でこのお話が一番怖かったです。本当に。
「何か」がついてくるところ、結果的に危害は加わらなかったけど、家の周りをウロウロ周回していたことなど、正体不明の「何か」の不気味さが際立ちます。
作者さんも後書きでお話していましたが「よくある血の手形」ではなく「雪道の足跡」という如何にも「ありそう」なシチュエーションも恐怖ですね~。
この怪談、冬に読まなくてよかったです。本当。
もし冬に読んでたら1シーズン引きずっていただろうし、今年の12月までには忘れたい!
…でも、雪道の足跡を見るたびに思い出すんだろうなあ…( ;∀;)
総評
総評としては「怪談スキはぜひプレイしてほしい、いい怪談集」です。
特に、時代を反映した「令和の怪談」を読めたことにもすこぶる満足…。
もちろんニッカリさんのような「昔ながらの恐怖」も味があってよかったのですが、怪談に新鮮さを感じたのは久しぶりな気がします(∩´∀`)∩
いろんなジャンルの怪談、計21本、読んでて本当に楽しかったな…。
素敵なゲームでした。
作者さんも4作目を匂わせていましたし、もし新作が出たらどんな怪談が読めるのか楽しみで仕方ありません(#^.^#)
本当に素敵なゲーム、素敵な怪談でした!
次にプレイするゲームについて
滅茶苦茶候補はあるのですが、steamで購入したRPGをプレイしようと思います!
また、少しずつ撮り溜めているゲームもあるほか、フリーゲームサイトのいいね欄も埋まってきています…。
プレイ中のGBAソフトも進めたいし、やりたいゲームが多すぎて時間が足りません( ;∀;)
それではまた火曜日(投稿できたら明日)、お会いしましょう~!バイバイ!
引き続きよろしくお願いいたします!
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