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月間まとめ_2021.06

もう下半期ですね。え、もう下半期? 小伏史央です。
6月の月間まとめのお時間です。
今回は内容盛りだくさんだよ。

執筆量について

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6月の総執筆量は23,378文字、1000文字以上書いた日数は15日間でした。2日に1回書けたことになりますね。えらいえらい。

文藝MAGAZINE文戯15

最先端小説アンソロジー「文藝MAGAZINE文戯」の最新15号が6月10日に発刊されました!ひゅーひゅー!
Amazon Kindle: https://www.amazon.co.jp/dp/B0978KNP7F
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(その他配信情報については文戯公式サイトをご確認ください。)
新連載を含む連載小説2作品と、企画テーマ「船」にまつわる読み切り小説6作品が収録されています。
自分は「だからその日までさようなら」という約1万5千文字のSF小説を書きました。

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↑扉と作品冒頭を切り抜いた本文サンプル(右から左に読んでね!)
人類が自律型播種船で旅立ってから、数百年が経過した地球。そこに残った人類には種の存続こそが何事よりも優先されるという価値観が生まれており、女性はこどもを産む以外の人生を選べない時代にあった。そんな集落で暮らす主人公が、ある日村のすぐ近くに流星が落ちたのを見つけ、宇宙船の飛来を期待する。そんなお話です。
「船」というお題を目にした瞬間から、播種船を題材にしようと決めていました。小伏的に初めて触れた播種船SFといえばおそらくクラークの「遙かなる地球の歌」なのですが、こういう壮大なSFネタが大好きなんですよね。自分でSFを書くようになってからも播種船を題材にした作品は何度か書いていたのですが、今回のような、播種船を題材にしつつも残された地球をメイン舞台にした小説というのは初めて書いた気がします。そんな1品です。

第63回てきすとぽい杯

久々に参加しました。制限時間1時間+15分の即興小説企画。
今回のお題は「登場人物4人以上」でした。主要人物(モブなどは含まず)が4人以上の小説を書けという変則的なお題。即興小説ならではの難易度を引き出してくれるお題ですね。
自分は「2n」という小説を書きました。なんかたこ焼き食べてる間にいろいろ起こるお話です。
「(シャワー)カーテンにかかった水滴の比喩」(リサ・ランドール)など、SFファンがにやりとできるかなってネタを仕込みつつ、良い感じにいろんな素材をひとつの話にまとめられたかなと思っています。
といいつつ普段の自分の作風がもろに出ているSFなので、今回も好き嫌いハッキリ別れるだろうなと思っていたのですが、読者投票の結果まさかの1位大賞をいただきました。嬉しいです。ありがとうございます!
調べたらてきすとぽい杯で大賞を取るのは第10回(2013年10月)以来でした。本当に久しぶり。嬉しいです。
またお題の処理の仕方に着目いただいて、特別賞もいただきました。ありがとうございます!
あとあと、今回の投稿作の中で犬子蓮木さんの「パワーオブフォー」が個人的にツボだったのでみんな読んでほしい。

Skeb始めました

去年の月間まとめ記事で紹介した通り、Skebが小説作品も取り扱うという動きがあったのですが、ついに今年6月1日にSkebが小説含むテキスト作品の対応を開始しました。なので早速自分も募集を開始することにしました。
現在、こちらのページからリクエスト受付中です→https://skeb.jp/@u17_uina
一次創作はもちろんのこと、テンミリ二次創作も執筆可能です。内容によっては小説でないテキスト作品でも執筆可能かもしれません。小伏に書かせたいものがあるという方はお気軽にリクエストお願いいたします。自分も気軽に書いたり書かなかったりします。

あと大好きな絵師のせいみろてこさんにマゼテミの絵をリクエストして描いていただきました。最高。本当に本当にありがとうございました!何度見ても時間が溶けていきます!

即興小説

6月はテンミリ二次創作の15分即興を23本、1時間即興を1本、一次創作の1時間即興を2本書きました。めっちゃ書きましたね。すごい。めっちゃ書いてる。
ツイッターでの反応も頻繁にもらえて嬉しかったです。反応くださった方々ありがとうございました。
あんまり知られてないかもしれませんが、小伏ってテンミリオンのことめちゃくちゃ好きなんですよね。もはや心の故郷なので普段はあんまりキャラ語りとかしていません(そもそも昔からキャラ妄想は語るより先に小説にする派の人間だった気がする)から、こういうことを言うと意外だというような反応を受けることもままありましたが、テンミリめちゃくちゃ好きなんです。
久々にたくさん書いてみて、いろんなキャラのいろんな姿が見れる(書ける)の楽しいなーとなってました。制限時間があるので尻切れトンボになることも多いですけどね。
ざっと見返してみると、暗めのリンテミの「振り返ると神の夕日」、明るめのジルテミ「鎧の日」、テミマゼ「信仰の時間」、ブロマゼ別れ話「ロゼ、追憶の潮風」、クロウがかわいい「ごった煮」「鬼とデマ」、ライレフ兄弟とかが出てくる「魔王の犬たち」が個人的に良い感じ。

映画雑感

個人サイトで自分が書いた映画の雑感をまとめているのですが(ここ)、そのページを久々に更新しました。
125タイトルの雑感を追加。追加したタイトルはここここで確認できます。作品を鑑賞したら、1行だけでもいいから思ったことを毎回言語化するのが大事だよーというツイッターかどこかの言説を真に受けて、5年?くらい前に手書きから始めた映画雑感でしたが、すっかり増えてきましたね。こちらもたまに反応いただけることがあって嬉しいです。今でも自分のために書いているようなものですが、副産物的に他の方たちの参考になれているなら幸いです。

フィンディルの感想

以前の記事でも紹介したことがありましたね。「フィンディルの感想」という、すさまじい深度と分量の感想を書き続けている感想人がおられるのですが、6月はここに関連して2つ書くことがあります。

1つ目。フィン感に「ノア」(2012)を応募しました。あえて昔の作品を応募して、フィン感並みの深度の感想をいただくことで、むしろ今の自分が浮き彫りになるのではないかなーという期待で応募しました。昔の作品の中でなぜ「ノア」にしたのかというのにもワケがあるんですけど、それは来月のまとめにでも。7月5日感想公開予定とのことです。楽しみです!

2つ目。Han Luさんの「雪を溶く熱」のフィン感ページのコメント欄に、当該作品の感想を投稿しました。フィン感はコメント欄を活用して他の読者の感想を歓迎しており、いわゆる感想が感想を呼ぶ空間を目指すことも可能な仕組みになっています。Han Luさんの「雪を溶く熱」は去年読んだ小説の中で一番面白かったこともあり、今回感想を残しました。
それがきっかけでチャット会を催してもらったりもして、とても楽しい時間となりました。貴重な時間をありがとうございました!

10文字ホラー大賞

この企画に応募しました。10文字ジャスト(句点不要)でホラーを書こうというツイッター企画。

自分は以上の通り、27作品投稿しました。純粋なホラーというよりもSF色とかファンタジー色の強いものばかり書いちゃった気はしますが。
個人的には「満腹狼は愛に飢えてる」がお気に入り。
あと関係ないですけど(常日頃から思ってることではあるんですけども)、代替テキスト付けない人多すぎってちょっと見てて思いました。せっかくツイッターにはその機能備わってるんだから、みんなでバリアフリー化していこうぜ。

その他見たもの読んだもの

6月に読んだ小説の中で特に良かったやつ
・犬子蓮木「パワーオブフォー」

6月に見た映画の中で特に良かったやつ
・CURE(1997)
・スパイダーマン(2002) 再鑑賞
・人狼 JIN-ROH(2000)
・ジェーン・ドウの解剖(2016)
・ファースト・マン(2018) 再鑑賞
・電気海月のインシデント(2019)
・時の面影(2021)

6月に読んだ漫画の中で特に良かったやつ
・マクレーン「怒りのロードショー3」
・杉谷庄吾【人間プラモ】「映画大好きポンポさん2」
・アサギユメ「アタマの中のアレを食べたい」1巻読了

以上です。長いな!
最後まで読んでくださってありがとう。7月のあなたに良いことありますように。

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