IVRyに季節の行事文化を根付かせる
IVRyはサービスローンチから約1年とまだまだ若い会社ですが、各メンバーが本気でカスタマーと向き合い、素晴らしい速度でサービスをグロースさせています。
そのようなスタートアップ企業で働く醍醐味として、自ら企業文化を作り上げていく、そういった楽しみがあります。
著名なところだとGoogle, Spotify, Netflixような先人企業の文化は書籍にもまとまっていて、大変な学びがあります。
IVRyがどのような企業文化を持っているのかという話はいずれ素晴らしい記事になって公開されると思いますが、この1年で私も自分の思う企業文化の醸成に尽力して参りました。
私は、IVRyに季節の行事を大切にする文化を根付かせました。
IVRyの1年
1月
初詣に行き、会社の健やかな成長を祈願しました。もちろん、お正月飾りもつけて万全の体制で新年を迎えています。
2月
節分を執り行いました。
邪気を払い、会社に福を招きたいという思いで豆を撒きました。
3月, 4月
緊急事態宣言の発令につき、今年は実施できませんでしたが、通常はお花見をします。
5月
菖蒲湯に浸かり、柏餅を食べました。
邪気を払い、健やかな成長を祈念いたしました。
6月
別になんもなかった
7月
オフィスに笹を飾り、七夕を実施しました。
会社の成長を祈願しています。
8月
緊急事態宣言につき、今年は実施できませんでしたが、通常は各自お墓参りをします。きゅうりとなすで馬と牛もつくります。
9月
十五夜ですから、お団子を食べます。
とりあえず意識的に満月をみました。
10月
ハロウィンは別にどっちでもいいです。
11月
神棚を設置し、神様をお迎えいたしました。
また酉の市で熊手を購入いたしました。年々大きくしていきます。
12月
オフィスの大掃除をした後、新年に向けての用意をいたします。
資金調達のために年末ジャンボを購入します。
なぜ行事を大切にするのか
こういった行事は験担ぎだとか、面白いから、とかそういう理由でやっているわけではありません。
一昔前は長期休暇の前にサーバーの前で祈るみたいな話も聞いたことがありますが、そういうのでもありません。
ユーザーを第一に考え真剣にサービス開発を行っていくと、やらなければならないことはたくさん出てきます。それは当然やります。実際、IVRyは1年間で相当量の改善を各所で繰り返してきました。
ですが、当事者としてできること全てに真剣に取り組んでいくと、いつかは「覚悟を決めてやる」という状況に出会います。
日頃からやれることはすべてやっているわけですから、最後の最後は天に託すしかありません。
人事を尽くして天命を待つ
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
自分の全力をかけて努力をしたら、その後は静かに天命に任せるということで、事の成否は人知を越えたところにあるのだから、そんな結果になろうとも悔いはないという心境のたとえです。
今後、IVRyが成熟していったとき、たくさんの大きなチャレンジに挑むことになると思います。そういうチャレンジは前例も少ないですから、どんな性格の人でも心を決める必要が必ず出てきます。
そんなときに「そういやサービス作ってから毎年豆を撒いてるしな」という思いがあると、ほんの少しだけ心が休まるのではないでしょうか。
そんな瞬間に今から備えているのです。
神棚もおいたし、来年も大きく飛躍するはず。