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GGST初心者鯖内対戦会の振り返り〜ハンディキャップは難しい〜

あなたは誰?

格闘ゲーム、主に「GuiltyGear Strive」(以下GGST)の配信、オンライン大会の運営を行っております、u10(ゆーと)です。最近は、shuntaxさん主催の「初心者サーバー」のお手伝いとして、対戦会を月イチで開いています。

この記事は何?

今回の対戦会は悩み多き回だったので、運営側の苦労話でもしておひねりをもらおうもし「対戦会や大会を開きたい!」って人の参考になるかも…という思いをこめて、書き残しておくものです。

対戦会の趣旨とルール改定

初心者サーバーには、格ゲー始めたばかり〜格ゲー経験1年以上まで、いくつかのロールに分かれています。
前回までは、1チーム3人、🥚🐥🐔でチームを組んでもらってチーム戦を行っていました。今回は、ロールではなく、「使用キャラ別」にチームを組んでもらう、「キャラ別3on3」としました。
これは初心者サーバーのいいところなのですが、対戦会の予定が組まれると、めちゃめちゃ練習試合してくれるんですよね。
そこで、同キャラ使いでチームを組んでもらい、チーム内で情報交換してもらったら有意義なのでは…?という狙いで、同キャラ戦やってみることにしました。

たまご不足の懸念

これは、前回までに表面化しかけてたんですが、たまご(格ゲー初めて〜6F)の人って、どんどん育っていっちゃうんですよね。結果、サーバー内のたまごの人の割合は、(新規の人が入り続けない限り)減り続けることになります。なので、1チームにつき、たまごの人が必須、ってルールにすると、いつかは「たまごの人がいないのでチーム組めませんでした」ってことになります。

ただでさえ「キャラ別」って制約がある中、「段位別」も取り入れると、「ソル使いのたまごの人はいませんか!」っていう、ドラマの飛行機内みたいな状況になることが火を見るよりも明らかだったので、ひとまず今回は参加できるロールの制限をなくし、代わりにハンディキャップをつけられるようルールを改定することにしました。

公平なハンディキャップって?

ハンディキャップ、簡単に書いてみたものの、これは着陸させるまでが結構難しかったです。
まず、そもそもたまご〜ひよこ(7F〜9F)って、実力がグラデーションになってる上、にわとりに至っては「10For格ゲー経験1年以上」という、事実上GGSTの実力は「なんもわからん」というロールです。

そこで、今回はハンディキャップの目的を「たまごの人が入りやすくするためのもの」に絞りました。
たまごの人が「自分の実力でチーム組んでもらうのは申し訳ない…」という事態は避けたかった。
なぜなら、格ゲー初心者の方にこそチーム戦やってみて欲しかったからです。格ゲーは孤独なゲームですが、チーム戦なら仲間がいるって経験は、めちゃめちゃ楽しいし、また格ゲー続けるモチベーションになるかなと思っているからです。

ただ、ここからが難しかった。「どうやってハンデつけよう?」
最初の案は、「一発バーストを空打ちしてもらう」にしていました。バースト一発の価値の考え方は様々ですが、概ね「フルコン一発を回避できる」と考えると、体力の1/3〜1/2程度の価値かな、と判断しました。

が、有志に集まってもらって「ハンディキャップを考えるプレマ」を開催したところ…致命的な欠陥がありました。スタートのタイミングが計りにくい。GGSTは開幕距離が近く、開幕行動が勝敗に直結する(開幕クソデカカウンター→端で壁割→壁割後崩してSLASHとか)ことも少なくないので、納得感をかなり損なうことになりかねないものでした。

次点で、他格ゲー大会を参考に、FD禁止や覚醒禁止など、行動の制限がアイディアとして挙がったのですが…これは採用しませんでした。手癖でFD貼って負け、ってかなりありそう&納得感がないなと思ったからです。

結局、「🥚vs🐥🐔なら、1ラウンド取れば勝ちとする」ルールとなりました。これなら、プレイに制約を加えることがありません。

正直、これは「ハンディキャップつけ過ぎじゃないか!?」と思っていましたが、「ハンディキャップを考えるプレマ」では割りと好評。
これ、一番いいポイントが、「応援しやすい」んですよね。一本取られても「次あるよ次ー!」って応援できる。
これ以外の案の感触がイマイチだったのもあり、採用してみることとしました。

ハンディキャップについてのアンケート結果

アンケートの結果、ハンディキャップは概ね好評でした。一部には厳しい意見もありましたが、どちらかというと「ハンディキャップになってない、🥚が結局ボロ負けする」と、「ハンディが足りない」側の意見でした。

僕が配信で見られたハンディ付きの試合は1試合でしたが、🐥側がかなり慎重(特に1ラウンド目)になっていたようです。

ハンディキャップの導入目的である、「たまごの人が入りやすくするためのもの」は達成できているのかなと思います。

今後も、ハンディキャップ制を使って、色々なフォーマットの対戦会を組んでいこうかな、と思っています。

その他のアンケート結果

同キャラチームの導入

今回は前回と違い、同キャラでチームを組んでもらいました。これについても好評で、「教えるほうが身につくことに気づいた」という声もありました。やはり、同キャラ使いだと親近感も湧きますし、チームも組みやすかったんじゃないかなーと思います。ちょこちょこ取り組んでいきたいですね。

次回の改善点

次回の改善点として、ハンディキャップを適用するかどうか分かりやすくするために、エントリー時点でロールを記載してもらうことを検討しています。今回は、名前欄に記入してもらうこと、とルールベースにしてたんですが、エントリー時点でチェックボックスで選んでもらったほうが確実で良いと考えています。

まとめ

  • たまご不足、というサーバーの構造的な問題に対処するため、ハンディキャップを導入した

  • ハンディキャップ、意外と大変

  • 「1ラウンドだけ勝てばいい」は、わかりやすくて、GGSTと相性が良かった

アンケート全体で見ても、概ね好評でした。みなさまに楽しんでいただけるイベントにできたと、少しほっとしています。

今後も皆さんのご意見を参考に、より良い対戦会を開催していけるよう努力していきますので、引き続きご参加のほど、よろしくお願いいたします。


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