シンガポール旅行に行ってきた話
シンガポールに4泊6日で行ってきました🇸🇬
記憶が鮮明なうちに正直な感想や思い出を書き残したいと思います。誰かの参考になれば幸いです。
あくまで、
・個人的感想
・訪問のタイミングによって色々異なりうる
・貧乏旅行をしている
点にご留意ください。
お金がある方々にはあまり参考にならないと思いますが、これから限られた資金の中で少しでも安く旅したいと考えている方には多少有益な情報もあると思います!
1. 渡航
航空券購入
僕の旅行のコンセプトは、『なるべく安く現地に行き、滞在費をなるべく安く抑え、現地での観光や経験にはお金を惜しまない』ことです。
普段から使っているSkyscanner(スカイスキャナー)というサイトを利用して航空券の検索をしました。マジでおすすめです。旅行の際は使ってみてください。
出発地と到着地、日付を入力すると、複数サイトを比較して最安、最短あるいは最適のルートを提案してくれます。
出発地を東京(羽田 or 成田)、到着地をシンガポール(チャンギ国際空港)で検索をすると、直行便から乗り継ぎ便までたくさん出てきます。
今回は、中国東方航空(China Eastern Airlines)を利用し、成田から上海を経由してシンガポールに行きました。帰りも同様。往復で277.7USD、決済時のレートで実費は往復で¥42,401でした。
中国東方航空はLCCではないので手荷物預けも無料、席指定もできて機内食もついてきてこの金額。あまりにも安すぎて不安になるレベル。
参考までに、他にもシンガポールへ行くには選択肢がたくさんあります。
海外の航空会社が不安な人には羽田や成田からJALやANAの直行便もあります。シンガポール航空(Singapore Airlines)は関空やセントレア、福岡にも路線を展開しているので、最寄りの大都市圏の空港から簡単にいけます。
成田からはシンガポールのLCCであるScoot(スクート)や、JALの国際線LCCであるZIPAIR、ANAの国際線LCCであるAirJapanも就航しています。
参考までに、僕が中国東方航空を選んだ理由は
・成田からのLCC直行便よりも安価だった(当日最安値だった)
・スーツケースを無料で預けられる
・上海(浦東国際空港/PVG)でトランジット(乗り継ぎ)がある分、直行便よりは時間がかかるが3時間程度の接続なら耐えれると思った
・遅延や欠航が多く対応が悪いといった口コミは多くあるが、Flightrader24で直近のフライトを検索した限り過度に遅延とかの心配をする必要もなさそうだった
・機内食が微妙という評価もあるが、食にあまりこだわりがないので何とかなると思ったしどんなもんか実際に見てみたい気持ちも強かった
・中華系のエアラインは危険?という意見もあるが、個人的にはどこの国でもパイロットの方々と飛行機の性能には絶対的信頼を置いている
のように、メリットとデメリットを勘案して最適だと考えたからです。
一応ロストバゲッジ(手荷物が手違いでどっかに行っちゃう)対策に、AirTagをスーツケースに入れておきました。
結果的に、特に何もなかったのでよかったです。
成田(NRT)→上海(PVG)
機材は、A321-200。3-3の1列6人シートで、機材は比較的小型。
便名はMU272、定刻は日本時間10:55出発、現地時間13:40(日本時間14:40)到着の3時間45分。
僕が搭乗した日は11:16出発、13:15到着のフライト時間は2時間49分でした。20分遅延したのにも関わらず、到着予定時間の25分も早く着いています。
他の日を見ても大体少し出発が遅れて到着は予定より早いという現象が頻繁に起こっているので、おそらく中国東方航空がフライト時間を多めに見積もっているんだと思います。
以下感想
・成田の駐機場が第2ターミナルのほぼ端っこで、保安検査場からかなり歩かないといけないのが少し面倒。
・A321はモニターがついていない機材なので、各々時間を潰せる何かを持っていく必要がある。
・機内食は美味しかった。メインは魚の煮物と野菜。なぜかご飯があるのにパンもついてて主食ラッシュ。
おつまみとビール(バドワイザーでした)もいただけて最高。
上海トランジット
13:15に到着、次の便(上海→シンガポール)が16:30発なので乗継時間は約3時間。
3時間では一度入国しての上海観光は無理なので、おとなしく保安エリア内で待つことに。
上海トランジットですが、かなり過酷との噂がネット上にありました。3時間で乗り継ぐのは時間的にかなり厳しい、手続きが煩雑で面倒…など、YouTubeで対策動画が上がっているレベル。
一応対策動画をダウンロードして向かいましたが、全く心配する必要がなかったです。Transfer(乗継)の案内通りに進み、指示に従って荷物検査やらなんやらを行い、手続きにかかった時間はたったの20分程度。
英語がわからない人には少し難しかったり、到着便が多くて混雑している時間帯であればもう少し時間がかかるのかもしれませんが、それでも3時間を見ておけば余程のことがなければ大丈夫な気がします。
少し急いで行動したせいで、かえって長時間暇を持て余す羽目に。
また、中国あるあるかもしれませんが、空港Wi-Fiに接続してもLINE、X、Instagram、YouTube、Google…など、あらゆるアプリに規制がかかっており開いても接続できない始末。
あとから友達に聞いたら、(この間上海でトランジットしたとき、パスポートをかざして機械から出てくるコードを入力すれば普通にネットに繋げたよ〜)と言っていました。
僕もその機械にトライしましたがパスポートの読み取りはしてくれたものの何の紙も出てこず諦めました。正しいやり方に気づいていなかっただけで、実は接続できる方法があったのかも。
暇すぎたので、持参した本を読んだりダウンロードしておいた動画を見たりして待ってました。SNS中毒の僕にはかなりきつかったです^_^
保安エリア内には無料の飲料水もあり、飲食店や小売店もいくつかありました。長時間の乗り継ぎでも、最低限過ごすには困らなそう。
上海(PVG)→シンガポール(SIN)
機材は、A330-200。エコノミーは2-4-2の1列8人シートで、機材は中型でしょうか。便名はMU545、定刻は現地時間16:30出発、21:55到着の5時間25分です。
僕の搭乗便は16:50出発、21:40到着のフライト時間は4時間50分でした。
感想ですが、
・モニター付きの機材なのに、モニターがあまり機能していなかったのが残念ポイント。自分はモニター付きの飛行機に乗る時、今どこにいるか教えてくれMAP画面か、巡航速度や風速、目的地までの所要時間などのフライトデータを表示してくれる画面を付けっぱなしにしているのですが
一応MAPは開けたものの、離陸から着陸まで飛行機の位置情報が上海から動かず、フライトデータも終始 "Unavailable now" で変化なし。この点はちょっと残念だったな〜と思いつつ、まあ安いしなんでもいいか!と割り切ることに。
・機内食は全体的に美味しかった。1便目同様にビール(またもバドワイザー)もいただけて、メインは2種類から選べるようでした。僕の英語力の無さと機内の騒がしさであんまり聞き取れず、とりあえずporkって聞こえたので(じゃporkくださいw)的な感じで頼んだような記憶。
唯一写真左下のスナックがちょっと微妙で、ビールと一緒に半分くらい食べたけど、脳内に衛生環境の悪すぎる製造工場の風景が浮かんできたあたりで食べるのをやめて普通に残しました…ごめんなさい。
入国
チャンギ国際空港に着いたら、当然ですが入国手続があります。
入国者は、Singapore Arrival Card(SGAC)の提出が義務付けられています。事前にインターネットで入力を済ませておくとスムーズに入国できて便利ですが、現地でも記入する場所が設けられていました。事前に書いてないからといって門前払いされるわけではないのでご安心を。
入国日の2日前からインターネットで入力・提出できるので、やっておいた方が絶対に楽。
便名や宿泊先を記入しないといけないので、現地で書くなら宿泊先のコピーとか電子領収証とか持ってないと詰んだりするので要注意。
2. 滞在
空港到着
大きなトラブルもなく22:00頃にチャンギ国際空港に到着。
入国もすんなり終わりましたが、荷物が20分くらい出てこなかったです。
チャンギ国際空港は4ターミナルまである超絶巨大空港なので、荷物の移動にもかなり時間がかかるんだろうね。
保安エリアから出る時にスーツケースを機械に通して確認され、特に何もなければ一瞬で終わりますがタバコとか持ち込んだらいけないものを持ってる人はここで没収されると思われます。
持ち込みとか現地滞在のルールはしっかり確認してから渡航した方がいいです。
ガムがダメとか、電車内での飲食禁止とか。
日本では当たり前にやってしまっていることが規制対象だったりすることがあるので、罰金等々で嫌な思い出を作らないようちゃんとチェックしておくのが無難です。
https://www.jal.co.jp/tabi/info/toshi/asi/sg/
僕は22:00には空港に着いたので、まだシンガポールMRT(地下鉄)に乗って市内に行くことができたのですが…
別の便で0:00過ぎに着く友達を待って一緒にタクシーに乗ることに。
しっかりしたホテルに宿泊すれば、深夜に着いても送迎バスを手配してくれたりするので一度宿泊先に確認してみましょう。
MRTの営業時間は、大体日本の鉄道と同じ感覚でいいと思います。
24時間営業を謳うJewel
空港に隣接し、24時間営業を謳っているJewel。確かに施設自体は24時間空いているけど、中に入っているショップはもっぱら21:00-22:00の間に閉店しており(24時間営業…?)って感じました。
コンビニとか牛丼チェーンとかみたいに24時間「購入可能」な状態でもって初めて24時間営業と言ってほしいなと個人的には思うんですが、言葉上間違ってはいないので仕方ない。
とりあえず、夜に行っても何のおもしろみもないです・・・。
トラブル①:現金のみタクシー
25:00ごろにGrabでタクシーを拾って市内に行きました。
空港からホテルまで25kmくらい、時間にして30分弱くらいの移動でしたが
運賃が23SGD、空港の出入りに8SGD必要なので合計31SGD(渡航時レートが1SGD=115JPYだったので、3,500円くらい)かかりました。
日本だと20km走った場合、深夜料金20%込みで大体1万円くらいすることを考えると、シンガポールのタクシー代はかなり安いと思いました。
また、シンガポールではタクシーの過剰徴収(ぼったくり)は違法で、タクシーにはメーターあるいはそれに準ずるような明確なプライスの提示が義務付けられているで、ぼったくりに遭う心配もほとんどなく安心して利用できます。
ドライバーの方は中国系の人で、車はTOYOTAでした。日本車結構多かった。
乗る時に確認しなかった僕らが悪いのですが、降りる時にクレジットカードを出したら「ごめん、現金のみなんだ」と言われてガチ焦り。
なぜなら時間は深夜の25時。当然街の両替商はとっくに店を畳んでいるため、(現金を得る手段がない!!!)と思ったから。
ホテルのフロントに「この辺に両替できることないか」と聞くも当然なく、「フロントで両替できないか」と聞くも「資格がないと違法なので両替はできない」とあまりにも正しい対応で断られ詰んだ…と思いきや。
「タクシー代はいくらだ?」と聞かれ「30ドルくらい」と答えると、
「デポジットという形で1万円を預かる代わりに50SGD貸してあげる。明日市内で両替したらフロントに50ドル持ってきな。1万円返してあげるから」
とお金を貸してくれることに。デポジットしましたよ〜というしっかりした書類にサインを書いて、なんとか現金を確保することに成功。
笑顔で待っていてくれたドライバーのお兄さんにも、柔軟に対応してくれたホテルのおじさんにも大感謝。
到着早々、シンガポール国民の優しさを感じることになりました。
宿泊地
件のトラブルを経て、25:30頃にチェックイン。
場所はNovenaという、中心部から4kmくらい離れたやや閑静なエリア。
インド系の人が多いエリアのようで、最寄りの地下鉄駅はFarrar Park(NE08)。宿から歩いて20分くらい。
2人で4泊して、お値段なんと¥45,802。
1人1泊あたり¥6,000以下であることを考えると、シンガポールにしてはかなり安い部類。確かに部屋は古めで、2人部屋なのになぜか1つしかないテーブル、風呂トイレは一体型で、シャワー後にトイレ行きたくなったら床がびしょ濡れ(東南アジアのホテルでは一般的)など、日本の同価格帯のビジネスホテルほどのクオリティは全くありませんが、泊まるだけなら全然耐えれるといったレベルです。
ホテル生活を楽しみたい!という方は少し値段が高くても設備が良いところに泊まることをオススメします。
ここは何を大事にするかによりますが、僕は価格重視だったので大満足。
毎日ベッドメイキングしてくれたし、タオルも替えてくれたし、ミネラルウォーターも毎日もらえたので全然価格以上のサービスだったと振り返って思います。
事前に調べた時、ゲイラン(Geylang)は比較的治安が悪く、売春が盛んなエリア(歌舞伎町的な感覚?)だという情報があり、そこは念のため避けるようにしました。
実際にそのあたりにはもっと安い宿もあったのですが、ホテルの価格は大体そのエリアの治安や利便性など、総合的な人気度と関連することが多いので、ゲイランは多少怪しめなエリアであることは間違いなさそう。
でも、全体的にシンガポールの治安は良好なので、特に成人男性であればそんなに気にしすぎる必要はないと思います。
お酒が高い、ルールが厳しい
シンガポールの物価が高いことは往々にして話題ではありますが、何といってもお酒が高い。
参考までに、
@チャンギ国際空港
アサヒスーパードライ(500mL)6.20SGD(約700円)
@マリーナベイサンズのスーパー
ハイネケン(500mL)4.80SGD(約550円)
など、日本の2~3倍くらいの値段。さらにひどいのは飲食店や観光施設。330mLで12SGD(1,380円)とか、あまりにも強気すぎる価格設定に驚きを隠せない。
また、シンガポールの小売店では22:30以降の酒類の販売が禁止という規制もあり、到着日の深夜にホテル近くのコンビニでビールを買おうとしたら「今の時間無理だよ!」と店員さんに止められたりもしました。
日本だったら22:30なんてまだまだ飲み始めといっても過言ではない時間帯なのに…。
インフラは世界トップレベル
小規模な国家だからというのもありますが、インフラは細部まで行き届いているように見えました。
道路も綺麗に整備されているし、水道水も飲める(ムシ歯対策にフッ素が入っているらしいから気にする人は飲まない方がいい)し、バスや鉄道も数分に1本のハイペースで運航されている。運賃も安い。
バス・地下鉄(MRT)はEz LinkというSuicaみたいなサービスもあれば、タッチ決済対応のクレジットカードがあればそれだけで乗り降り可能(Simply GO)。
バスも電車も同じようにクレジットカードをタッチして利用することができ、1日の利用料をまとめて計算し、1日あたりの手数料0.6SGDを加算して後日請求がくる形らしい。
運賃は全て距離ベースで、一番遠い区間でも3.0SGD以下で乗ることができる。
Ez Linkはカード発行に5.0SGD取られてしまうので、観光で数日利用する程度であればクレジットカードで乗った方がむしろ安上がりになるようです。
シンガポールのMRTは、東京メトロと比べても安価で便利だと思います。
アメリカの地下鉄のように治安がひどいことも決してないのでシンガポールで最も安価でポピュラーな移動手段だと言えます。
シンガポールならではの料理は少ない
国の成立過程的にも仕方がないことだと思いますが、
「これぞシンガポール料理!!」というものはほぼ無いです。
『シンガポール 料理』 で調べるといくつか出てきますが、大体が移民の母国で広く食べられていたものが浸透しているような感じ。
シンガポールは多民族国家であり、中華系が7割を占めるそう。
チャイナタウンが形成されていたり、中華料理の店が多かったり、中国語表記の看板が多いことからも納得がいきます。
シンガポールで食べた料理の詳細は後述。
美味しいものはたくさんあったし、他の東南アジア諸国と異なり路面店でもある程度の衛生が確保されているので、安心して購入して大丈夫だと思います。
3. 観光
Merlion Park(マーライオン公園)
シンガポールの代名詞的存在。昼も夜も人に溢れていて、目の前の通りはちょっと高級めな飲食店やスターバックス、日本のバーガーチェーン「モスバーガー」がありました。
マーライオンあるある「思ったよりしょぼい」は確かにそうだなって思った一方で、実際これ以上デカくてもどうしようもないけどな、とも思いました。
フォトスポットがマーライオンから10mくらい離れているから、そこから眺めるマーライオンにしょぼさを感じるんだと思います。
木陰には小さいマーライオンがいて、完全にハトにナメられてて気の毒。
これはこれで迫力には欠けるけど可愛くておすすめ。
あと、若干変な着眼点ではあるけれど、マーライオン公園に通じる道の目立たないバリアフリーデザインが素敵だなって思いました。
写真は撮り損ねたんですが、何というか一見全部階段のように見える作りなんだけど、よくみたらスーツケースとか車椅子でも通れるスロープ型になっていて、でも完全に階段とスロープでセパレートされているわけではなくて…という、言葉ではなかなか伝わらないと思いますがすごく素敵な設計だな〜って思いました!!
Marina Bay Sands(マリーナ・ベイ・サンズ)
マーライオンの奥に映りがちなマリーナベイサンズ。
大型ショッピングモールであり、高級ホテルであり、カジノ施設であるシンガポールを代表する施設。
カジノも入り口がたくさんあり、どこから入ったかわからなくなってしっかり迷子になりました。
カジノは外国人入場無料で、荷物は持ち込めないものの、中ではドリンクが無料で飲み放題だったりと貧乏旅に優しい設計。
イギリスのカジノと違ってドレスコードも厳しくなく、「サンダルはやめておこう」の記事を信じてスニーカーこそ履いていたものの、
水色のサーフ系Tシャツという正装とはかけ離れた姿で突撃しましたが何も言われませんでした。今思えば、誰も言わなかっただけで(やべえ服装のやつきたな…)って目で見られていたのかもしれません。
カジノ内は寒いくらい冷房効いているし、正装で来るくらいでちょうどいい温度に設定してあるのかもしれません。皆さんはなるべく素敵なお召し物で行かれることをおすすめいたします。
地図でみたらわかると思いますが、市内に面するマーライオン公園はとてもアクセスがしやすく、そこからマリーナベイサンズまで一瞬で行けるように見えるんですけど、湾を突っ切れない構造のため迂回しないといけず、思ったよりはアクセスが悪いなと思いました。
Sky Park Observation Deck
マリーナベイサンズにある展望施設。
インフィニティ・プールとは異なり、お金を払えば宿泊客でなくても行くことができ、シンガポールの景色を一望できます。
入場料はオフタイムで32SGD、ピークタイムで36SGD。
学割で4SGD割り引いてくれます。"I am a student!"っていうだけであまりにも身なりがオッサンじゃなければ割引価格で入れてくれそうな感じでした。あんましっかりチェックしてなさそう。不安な人はちゃんとISIC(国際学生証)を発行しておけば間違い無いと思います。
なお、展望デッキの物価はぶっ壊れています。
ソフドリ5SGD、アルコール14SGD~、ポップコーン8SGDとか。客をバカにしてやがるなって思いながらまんまとポップコーンを買いました。
キャラメルと塩のハーフ&ハーフを買ったんですけど、分け方がまさかの上下。ひたすらにキャラメルを食べ続けた後で塩ポップコーンにありつけるという、何とも微妙な構造をしていました。8SGDも払わせんならちゃんと左右でセパレートしてくれよな。
ちなみに、『展望デッキに飲食物の持ち込みは禁止』とありますが、特にチェックされるわけでもないのでバレない範囲で持っていけばいいと思います。
Night Safari(ナイトサファリ)
シンガポール中心部からかなり遠くに位置する動物園。安く行くなら地下鉄とバスを乗り継ぎ、楽に行くならタクシーやシャトルバスを使うのが良さそう。僕は当然最安ルートで行きました。
市街地から遠いからこそ、野生を意識した飼育ができているとのこと。
昼間(〜18:00)は普通の動物園として、夜間(19:00~23:00くらい)はナイトサファリとして営業しているようです。
やっぱり人気はナイトサファリ。52SGDでチケットを買い、トラムに乗って動物園を周遊できます。英語音声の解説を聞きましたが、いかんせん文章量が多くてだんだん頭がこんがらがってきます。
各席に多言語の音声ガイドっぽいものがついていたので、しっかり説明を聞きたい人はそれを利用してみるのがいいと思います。
行きたい人は徒歩でも回れる仕組みになっていて、トラムに乗った後は徒歩で楽しめます。
観光地なので、お土産屋さんとかレストランの物価は期待を裏切らない高さでした。
Botanic Gardens(シンガポール植物園)
世界遺産にもなっているというシンガポールの植物園。
地元の人が犬の散歩に使っていたり、レジャーシート敷いてお昼寝していたり。皇居東御苑的な、代々木公園的な感覚なのかな。
ベビーカー押しながらジョギングする、忙しい中で育児と運動を両立しているシゴデキそうなパパが印象的でした。
Botanic Gardens駅(CC19 / DT9)から簡単にアクセスでき、入場無料なのも貧乏旅界隈からしたら嬉しいポイント。
敷地が広大すぎてしっかり周るとしたら意外と時間がかかる。
Sentosa Island(セントーサ島)
Universal Stadio Singaporeやキッザニアなどがある、市街地からすぐのところにある島。
Harbourfront駅(CC29)からモノレール、タクシー、歩き(10分くらい)などでアクセスできるようで、モノレールが一番メジャーな行き方。Harbourfrontから出発するときに入島料込みで4SGDくらい払えば、島内でのモノレールは乗り放題(乗り場に改札がない)。
徒歩で行く場合は入島料1SGDを払う。
島内のモノレール乗り場は改札がないため、行きさえ徒歩で行ってしまえばモノレールは実質無料で乗り放題というライフハックがあるらしい。
ビーチエリアには無料で巡回するトラムが走っているため、疲れたらそれに乗れば楽々移動することができます。ありがたい。
National University of Singapore(NUS)
シンガポール大学。アジア最高峰の1つ。
最寄りのKent Ridge駅(CC24)から超絶広大な敷地内に、学生用の無料バスと一般人用の路線バスが出ていました。
学生バスはあくまで08:00-14:00の間は学生優先ってだけらしく、全然知能の足りてない僕でも乗ることができました。
学食はシンガポールの飲食店の相場よりかなり安く感じました。ロープライスにありつけた嬉しさから調子に乗り、石焼ビビンバを平らげた後に水餃子まで頼む始末。
生協とかで大学グッズを買いたい場合は、平日10:00-17:00の間に訪れることをおすすめします。
4. 料理
肉は鶏が主流
チキンライスしかり、その他アラブ系の料理だったりインド系の料理だったり、全体的に鶏肉を使った料理が多かったです。
Arab Street(アラブストリート)を中心に豚を食べないイスラム教徒が、Little India(リトル・インディア)を中心に牛を食べないヒンドゥー教徒が一定の割合で住んでいることが影響しているのかな?
より多くの人種に刺さる方が売上は立つだろうし、こうなるのはある意味当然なのかもしれない。ならもっと魚を扱ったらどうですの?とは思いました。
全体的に中華料理が多い
中華系の人が7割を超えるだけあり、全体的に中華料理が多い印象です。
ショッピングセンターに大体フードコートが付いていて、その半分くらいが中華料理、残り半分の大半が韓国料理、タイ料理、日本料理、インド料理…といったアジア系のお店、たまに西洋系といった感覚でした。
日本料理は微妙
日本料理のメニューを見ると、Beef Yakiniku Bentoとか、California Sushi Rollとか、Spicy Soup with Tofu とか…写真もあまり美味しくなさそうだし、ちょっと他の店より高いし、豆腐チゲは韓国料理だし…「外国の人が想像して作った日本料理」という感じの印象を受けました。
フードコートでも他店と比べて人気ないし、店員さんも当然日本人じゃないし、絶対に日本人が携わっていないことは明らか。
多分、韓国人も「これは韓国料理じゃないニダ」って思ってるだろうし
タイ人も「本場のタイ料理はもっと辛いクラップね〜」って思ってるだろうな。
わざわざ観光で訪れた先で、現地の人の味覚や嗜好に合わせて改変されている母国料理を食べても(なんか違う…)と微妙な気持ちになるだけだと思います。
長期滞在なら別ですが、せっかく観光でシンガポールまで来て、日本で食べるよりクオリティの低い日本料理をわざわざ食べる意味はないかなと思います。とはいえ、他にシンガポールならではのものがあるかと言われたらそんなにないのが悩みどころ。
緑茶に騙されるな
Botanic Gardens にPokkaの自動販売機があり、ちょうど飲み物に困っていたので緑茶を買ったんですけど
一口飲んで「なんだこれ????」となりました。
めちゃくちゃ甘いんだもん。
良く表示を見たらしっかり砂糖が入っているしこりゃやられた。
(『日本のプレミアム品質』というガチガチの日本語まで書いてあるからさすがに日本の味するかな)という期待を見事なまでに裏切る一本。
基本輸入シールが貼られていないものはインスパイア製品であり、現地の味覚に合わせて加工されている前提で購入しなければならないという学びを得ました。
チキンライス(海南鶏飯)
シンガポールの料理で有名どころといえばまず「チキンライス」が挙げられます。市内にたくさんお店があり、価格も6.0~8.0SGDくらいで比較的安価。
海南鶏飯と書くことからも分かるように、チキンライスは中国・海南島が発祥だそう。
どこの店でも、Roasted Chicken Rice(揚げ鶏)と Steamed Chicken Rice(蒸し鶏) で選ぶことができます。
Roastedの方は皮がパリッとしていてジューシーなお肉が美味しい。Steamedの方が柔らかくて餡掛けのようなソースと相性抜群。
お好みでチリソースをかけて食べるのがオススメらしいけど、かなり辛かったので苦手な人はそのまま食べるのが一番だと思います。
個人的にはRoasted推し。どっちも美味しかったです。
カヤトースト
シンガポールの朝食の定番と言われるカヤトースト。
パンにココナッツミルクや砂糖が入ったカヤジャムを塗って食べるもので、もともとイギリス領マラヤで食べられていたものがシンガポールに定着したそう。
チェーン店のYa Kun Kaya Toast はシンガポール内のあちこちにありました。
僕が食べたのはサルタン・モスクの目の前にあるTarikというお店のもの。
アイスカフェラテとトーストのセットで5SGDもしなかった記憶。安価で手頃なシンガポールのソウルフードなんだな、とあらためて。
ビリヤニ(インド料理)
Little Indiaという、インド系の人が多く住むエリアにはたくさんのインド料理店があります。
駅の近くで美味しそうな匂いがしたので立ち寄ってみたら、インドやスリランカの料理を売ってる店が円形に立ち並ぶフードコートのようなエリアがあり、ここで晩御飯を食べることに。
6.5SGD(約800円)でかなりのボリュームのビリヤニが食べられます。
僕が選んだのはマトン(羊肉)のビリヤニ。程よく辛くて美味しかったです。何より、6.5SGDでここまでお腹いっぱいになれる場所がなかなかないのでお金がない人にはうってつけ。
しかし、テーブルの衛生感は南インドクオリティ…とでも表現しておきましょうか。
女性や潔癖強めの人にはちょっと厳しいかもしれないです。
飲み物がなかったので、いくつかあったジュース専門店みたいなところで買おうと試みたのですが、どこもかしこも現金しかダメ!と言われ一旦我慢することに。
やっぱり少しは現金を持ち歩くべきだなってあらためて感じました。
チキンステーキ
ハーバーフロント駅(Harbour Front Station)の近くにあるショッピング施設 "Vivo City"にあるフードコートに西洋料理がありました。
ハンバーガーとかステーキとか。別に西洋料理を食べたかったわけではなかったけれど、インドとか中華とか食べすぎてさすがに飽きてきたしという理由で食べました。
僕の注文は Grilled Chicken Stake with Rice。ワンプレートで野菜とご飯がついて8.90SGD(約1,000円)。
友達は何かのバーガーを頼んで7.50SGD(約800円)。フライドポテトが超絶美味しくて(結局ジャンクフードしか勝たんな!)って思いました。
5. 帰国
シンガポール(SIN)→上海(PVG)
MU566。機材はA330-300。
行きはA330-200で、ほとんど同じだけど若干違う機材でした。
定刻は23:00発、04:10到着。僕が乗った便は23:20に出発し、04:03に到着しました。
今度はモニターがしっかりしていて、フライトデータとかMAPを見ながら帰ることができました…が、深夜のフライトなので途中は当然寝るので宝の持ち腐れというか、モニターの付き腐れというか。
機内食もちゃんと出ました。(深夜だから軽い夜食しかでないかもな)と思って空港でがっつりチキン炒飯食べたのに。追いチキンに襲われるなんて思いもしませんでした。
飲み物はブレずにビールを頂戴しました。お腹いっぱいになり、気持ちよくおねんねタイムに突入。2時間くらいは寝られました。
上海トランジット
04:00に上海につき、07:20の便に乗るまで3時間ほど時間があります。
さっさと手続きして寝よう〜と思ったのですが、Transferに沿って行った先のゲートが閉まっているではないか。
スタッフらしい人に「トランジットここであってるよね?」って訊いたところ
「合ってるけど、ここ開くの5時からだからよろしゅう。」とのこと。
だったら4時に着くフライトなんか作るんじゃねえよ!
と思いつつ、近くのソファで時間を潰そうと思ったらソファの数が少なすぎてとっくに満席。
小一時間オフラインゲーム(数独)をやりながら、虚無の時間を過ごしました。
手続きは行きと同じく全然何ともなかったです。
上海(PVG)→成田(NRT)
機材は行きと同じ。定刻が07:20出発、11:25到着で、実際は07:30出発、11:00到着でした。案の定予定時間を巻いて到着するんだね。
機内食もしっかり出ました。
Pasta or Riceって言われたので、せっかくならパスタにするかって思って頼んだら。
まあ確かにパスタではあるんだけど、パスタと聞いて真っ先に思い浮かぶタイプのパスタではなくて思わず笑ってしまいました。
左上の黄色い直方体、デカ卵焼きかと思ったらスイーツでしかも結構美味しかったです。
乳製品も(ちょっと怖いな?)って思いつつ食べました。味はしっかり美味しかったです。
ここまであまり寝れてなかったので、食べ終わった瞬間から着陸まで寝ました。
6. 感想(まとめ)
4泊はかなり長い
今回4泊6日で行きましたが、ものすごく長く感じました。
なぜなら、シンガポールという国自体が東京23区程度の大きさしかないこと、そしてほとんどの観光施設が近接していて、かつ鉄道網も発達しているので、1日あればかなりの施設を巡ることができるため。
(ユニバーサルスタジオに1日籠りたい!)とか、(朝から晩までカジノで勝負したい!)という場合は別ですが、とりあえず有名どころを周ってみたいだけなら2泊3日でも十分だと思いました。
治安は日本レベル
海外に行くと治安の悪さに絶望することが多いと思います。
「優雅な街だと思っていたパリでスリの被害に遭った」
「歴史あるローマの中心地で物乞いに絡まれた」
「世界一の都市・NYの地下鉄はジャンキーの巣窟」
なんて良く聞く話。その点シンガポールは安心で、治安は日本レベルだと思っていいと思います。
スリやひったくりには気をつけていたものの全く心配する必要はなく、
ぼったくりは法律違反なので分かりやすくぶんどってくるヤツはおらず、
執拗に買わせようとしてくる店もなく…
本来はどこの国でもこうあるべきだと思いますが、それを体現できる日本やシンガポールはかなり珍しい部類だと思います。
国家主導で整備した厳格な法律の賜物かもしれない。
日本人に優しい
日本人の観光客が多いからなのか、市街地には日本語で書かれた看板がたくさんあり、店員さんが "Where are you from?"って聞いてきたので"Japan"と答えると「オージャパニーズ…日本人ネ!コレ小さいが10ドル、大きいが14ドルネ!」とめちゃくちゃ日本語で接客してくれることもありました。
英語が苦手な日本人にも優しい国だとおもいます。
それでも物価は優しくない
お酒が高い!という文句は散々言ってきたけど、お酒に限らず全体的に物価は高いです。
Evianの500mLくらいのペットボトル、日本だと100円台(1SGD)で買えるほど安いのにシンガポールでは4SGD以上したり、
スターバックスでカフェラテ(アイススターバックスラテ / Tall)を注文したら8SGD(1,000円)くらいしたり。
無駄金を使わないように気をつけていても、細かい出費がいちいち高くてチリツモでお金が消えていきます。
水は日本で買って持ち込もう
シンガポールの水は安心して飲めると言われているのでその点はクリアしているのですが、いかんせん物価が高い。
水にいちいち数ドル払うのが馬鹿馬鹿しすぎるので、日本からある程度持って行くと良いと思います。
なお、機内持ち込みだともれなく没収されるので、持って行く方は受託手荷物のスーツケースやボストンバッグに入れていきましょう。
シンガポールは東南アジアの国々同様、年中無休で暑いです。
市内を歩いて観光していると、当然汗ばむし水分補給を頻繁にとることになります。
数時間もすればペットボトルの水なんて1本平気で飲み切ってしまい、
嫌でも体調管理のためにバカ高い飲料水を買う羽目に。
無駄な出費を少しでも抑えたい方は、最低でも2本(1L)は持ち歩いた方がいいと思います。
7. 最後に
適当にチャプターをつけながら思ったことをダラダラと書いてきました。上手く纏まっていないと思いますがあまり構想に時間をかけていられない(言い訳)のでご了承ください。
自分の場合、出費は航空券含めて総額100,000円くらいだったと思います。
食事の回数を減らすとか、入場料のかかる観光施設をケチるとかをしない限り、どんなに貧乏旅行でも1人10万くらいはかかると思っていいでしょう。
シンガポール、総括すると本当にいい国でした。
どこだってそうだと思いますが、予算があればあるほど楽しめるのは間違い無いです。
次シンガポールに行く時はしっかりと予算を確保して、
カジノ用に300ドルくらい用意して、1日かけてUSSを満喫して、1泊でもいいからマリーナベイサンズに宿泊したいな〜と思っています。
目標は10年後。労働頑張ります。
シンガポール旅行記 完
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