【統合失調症】〜過酷で笑える体験記〜

数年前、人生二度目の統合失調症を発症しました。

一度目は大学生の時。二度目のときもかなりヤバい妄想に取り憑かれました。

わたしの場合、発症時の一般的な妄想とはかなりかけ離れているような気がしてますが、恥ずかしながら「お調子者」の妄想だったんです。最初の方は、ですけどね。

例えば、

◎全世界が私のことを応援・祝福してくれている

◎友人や知り合いはその道の世界一になっている

◎お金の要らない世界になった(すべてタダ)

◎夫が世界一のいい男(笑)

◎お笑いのテレビは自分を笑わせてくれるためだけにある

◎何をやっても筋肉が痛まない完璧な身体に進化した

◎適当に歩けば絶対に目的地に着く

◎新元号(このときは未発表でした)は、自分の下の名前になる

なんてぶっ飛んだプラス思考なのでしょう!恥ずかしくなりますね。笑っちゃいます。でもあの時の高揚感は、今思うと恐ろしかったです。

一夜あけて、世界終末思想へと切り替わり、

●全世界で生き残っているのは自分と家族だけ

●地球上に残された少ないエネルギーが自分を温めるためだけに使われている

●地球の最期は緑で終わらなければならない、だから私も緑のソファで最期を迎えなければ

という1日を迎え、その夜に救急車で運ばれたわけです。これらのことを本気で心の底から信じて行動をしていました。過酷でした。

家族に迷惑をかけましたが、今は公務員の仕事を再開することもできて、本当にありがたいなと思っています。

この時の経験や入院時の経験がその後、いろいろな形で人生に良い影響を及ぼしていることを実感しています。