見出し画像

福祉事業所の工賃向上を本気で考える

同タイトルのYouTubeもご覧ください(2分25秒で観れます)↓


先日、お菓子を製造している福祉事業所の職員さんとお話をしました。

この福祉事業所さんとのお付き合いが始まったのは十数年前のことです。

私の息子に障がいがあり、今支援学校高等部3年生ですが、いずれお世話になる福祉事業所という世界のお役に立てないかと思い、お付き合いが始まりました。

当社は、この福祉事業所さんが作ったお菓子の営業を代行する役割を担っております。


福祉事業所は、障がいがある方(利用者さん)にお仕事をしもらって売上利益を上げ、その利益をお給料(工賃)としてお支払いするという仕組みになっています。

今まで当社が営業を頑張って、この福祉事業所さんも作ることを頑張って、作れるキャパシティMAXまできたのですが、職員さんと私が十数年前に語り合った目標のお給料には遠く及んでいません。

今の商品で今の作り方でいくと、目標達成できないことがハッキリわかったわけです。

そこでその事業所さんは、3年後に移転して設備導入もおこなうことになりました。


お支払いしたいお給料の金額が明確で、人数も決まっています。

ということは、いくら売らないといけないかの計算ができます。

試算したところ、今の3.5倍の売上がないと達成できないことがわかりました。

この数字が出た時点で、今のままのやり方だと到底達成できないことは明らかでした。

ただ、この数字がリアルに出たことにより、職員さんも私もどうやったら実現できるかを真剣に考えるスイッチが入ったわけです。


何となくこれぐらいできたらいいなと思って神頼みしたところで、目標には届きません。

数字でしっかり捉えて、何を何個売って達成するか。

そしてその商品は魅力的なものであるよう商品企画をしっかり練り上げる。

そうしないと目標は達成できません。

同タイトルのstand.fmもお聴きください(2分34秒で聴けます)↓


いいなと思ったら応援しよう!

小規模食品メーカーコンサルタント山添利也
よろしければサポートをお願いいたします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!