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初めての卸売で避けたい失敗

本日は、国の再構築補助金を活用して食品物販に参入された方、飲食業から食品物販に参入してきた方、6次化に取り組む農家さんなどにお届けしたいお話です。

初めて自社の商品をどこかへ卸すとなった時、地元の産直市場や道の駅から委託販売でお付き合いして、みんなそれぐらいの条件(掛率)かと思って卸の世界へさらに踏み込むと絶対に頭を打ちます。条件がキツいからです。

可能であれば委託販売ではなく買取で仕入れてもらえるのがメーカーにとっては手離れもよく、ありがたい話です。ただ、集客力がある大きなお店となると、買取での掛け率は自ずと厳しくなります。

地元の産直市場ぐらいの条件だろうと思って展示会に出て行ったら、バイヤーの皆さんが商品自体を気に入ってくれたとしても、条件が合わず注文に至りません。

例えば、100円の商品を80円で卸して利益が出る設計にしていたとします。この商品を70円だったら仕入れるという条件を持つバイヤーに提案しても、その話はまとまらないわけです。

70円で仕入れてくれるということは、置き換えれば

70円÷販売価格100円=70%

要するに販売価格の70%(7掛)で仕入れてくれるということです。

考え方の1つとして、80円で利益が出る設計になっている商品であれば、80円が販売価格の70%に設定する方法があります。

80円÷70%=約114円

販売価格が114円にすれば、%としては条件は成立します。

ただし、100円だと売れるけれど114円だと売れないということもありますので、販売価格をどれだけ釣り上げても良いという話ではありません。

もう1つの考え方は、70円で利益が出るよう原価をコントロールすること。さらにはその折衷案として、売価を上げる&原価をコントロールすることで折り合いをつけるです。

自分の商品を全国や世界の大海原に旅立たせようと思えば、上記の考え方を理解する必要があります。ただ、これらのことは正直教えてくれる人がいません。私も恥ずかしながら卸の商いを始めた頃に何度も頭を打ちました。

今の私は皆さんに上記の情報をお伝えすることが可能です。ぜひ私のお試しコンサルティングをご活用ください。



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小規模食品メーカーコンサルタント山添利也
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