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みんなの前で読んでみた絵本 ~りんごくんがね..~


はじめに

最初の画像はnoteのフォトギャラリーから拝借しました。今回はりんごが主人公です。

子育て施設でもそうなんですが、相手に興味関心を持ってもらえるか分からない時でも、読み手にとって読みやすく、聞き手の方もふとしたところで楽しい気分になれる、そんな瞬間を作れるかなと思いながら絵本を選んだり、読んだりしています。

読んでみたシチュエーション

今回は下記のようなところで読み聞かせをさせてもらいました。

場所:とあるイベント中のホールの一角
  (メインイベントの合間、横では他に工作ブースなどもありました)
聞き手サイド:往来はありつつ親子1-2組くらい?
聞き手のお子さん年齢層:0~3歳くらい
読み手サイド:親子で2組

今回の絵本

今回選ばせていただいた絵本はこちら。

りんごくんがね..
作・絵:とよたかずひこ
出版社:童心社

こちらシリーズ作品がたくさんあります。うちの子が図書館で気に入って次々と同シリーズの絵本を借りてきていたので、うちではお馴染みのシリーズです。この絵の感じがあったかくて好きです。


読んでみた感想

絵本の読み聞かせを割と定期的に、しかも親子で結構続けているためか、実は今回はうちの子(小1)も自然と読み手側に回ってくれました。
読み手側のうちの子も読み聞かせながらも自分で読んで楽しんでいる、そんな展開になったかなと思います。

お話の展開は起承転結が割とはっきりしていて、長さも適切なので小さなお子さん向けの読み聞かせにも良い内容でした。
話の抑揚もつけやすくて、シリーズ共通の決め台詞もあり、家庭・人前どちらのシチュエーションでも読みやすい感覚でした。

よかったところ

あらかたの良かったところは既出ですが、改めてよかったところをまとめると以下のような感じです。

  • お話の展開(起承転結が明確でお話に入りやすい)

  • 決め台詞を含めて自然と抑揚がついてくるような心地よい言葉のリズム

  • あったかくてかわいい感じの登場キャラクター

  • 色づかいも豊か

お話の展開の中で思わずハッとするところがあったり、決め台詞みたいなものがあったりすると読み手側としてはやりやすいなと読んでて感じました。

聞き手が大きくなると、もの足りないかも…!?

小さなお子さん向けには良いところばかりのこの絵本、やはり言葉遣いやストーリー展開などが小さなお子さん向けにしっかり練りこまれているからこそなのだろうと思います。
それゆえに聞き手側に適齢期がありそうな感じで、小学生以上の子が増えてくると他の絵本に出番をゆずった方が良さそうな気がします。

あと、この絵本を読む時は聞き手側の動きを引き出す感じではなく、どちらかというとお話に集中してもらう感じになりそうです。
人前で何冊か続けて読む時には、聞き手側も身体を動かして参加できるような絵本にこの本が混ざってくる感じが良いかなと思いました。
(そんなシチュエーション、滅多にあるもんじゃないですが)

普段おうちで読む絵本としても、話の長さがちょうどよくておすすめできるかなと思います。
自分は寝る前とか、ページや文字数が多めの絵本をうちの子に「読んで」って持ってこられるとプチ悶絶状態になるんですが、その心配もありません。

読み手も自然とお話に入れる絵本

途中でも触れましたが、お話の展開と長さがちょうど良いのでうちの子は読み手なのに自分で次の展開が気になっちゃってる感じでした。
でも、大人であっても久しぶりに読むと読みながら話の次が気になっちゃう、そんな感じのお話かなと思います。

先日書店で改めて絵本コーナーをのぞいてみました。数えきれないくらいの絵本が並んでいて、当たり前ですがそれでも世の中に出されているもののほんの一部なんですよね。

あれこれ選んでやってみて、またシェアしていきたいと思います。