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みんなの前で読んでみた絵本 ~おいしそうなしろくま~


はじめに

子育て施設で月1回程度、引き続きボランティアでの絵本読み聞かせなどをやらせていただいています。

その中で、最近は施設の方で準備していただいた本の他に自分で持ち込んだ絵本を読み聞かせに使わせてもらう場面もぼちぼちあります。
こちらでもサクッと考えて絵本を持ち込んでみて、終わった後の読み手側視点で感じた聞いていただいた方の反応などをつづっていきたいと思います。

読んでみたシチュエーション

毎回似たようなシチュエーションになるかと思いますが…
下記のようなところで読み聞かせをさせてもらいました。

場所:子育て施設内(遊び道具がある普通の部屋)
聞き手サイド:スペースには少し余裕がありました、親子で5-7組くらい?
聞き手のお子さん年齢層:0~3歳くらい
読み手サイド:親子で2組

今回の絵本

今回選ばせていただいた絵本はこちら。

おいしそうなしろくま
作・絵:柴田ケイコ
出版社:PHP研究所

こちらの作者さんは「パンどろぼう」の方が有名かなという感じがしますが、うちではこちらの絵本がきっかけてこちらの作者さんを知りました。
実はたくさんのシリーズ作品が出ていて、うちにも全部ではないですが何冊か揃っています。

読んでみた感想

これまでに記載したようなシチュエーションでこちらの絵本を読み聞かせに使わせていただきました。
たまたまうちにあって、小さなお子さんでもまだ何とか興味を持ってくれそうかな~と思ったためのチョイスです。

読んでみた結論、やはり絵本の対象年齢の記載は当たっているなと改めて感じた次第でした(この本は4~5歳対象のようです)。
少し0~3歳には早めの内容だったかな、というのが正直な感想です。

よかったところ

ちょっと早めだったかも…という感触はありながらも、全然ダメだったという訳ではなかったです。
食べ物がたくさん出てくるし、色づかいもカラフルなので小さなお子さんの目を引き付ける要素はありそうでした。

やっぱり、小さなお子さんは絵本の色づかい、色彩によく反応してくれる感じがします。

ちょっとページを飛ばして読むと良いかも

今回の聞き手のお子さんに少し早いかなと感じた背景は主に2つです。

  1. ページが多め

  2. 食べ物にまだ馴染みがない

1のページが多めというところ、ここが小さなお子さん対象で読み聞かせをする際には意外と大事な注意点です。
短くスッキリ終わるお話の方が受け入れてもらいやすいです。
当然と言えば当然ですが、小さなお子さんは話が長いと飽きちゃうんです…

2の点はこの絵本の良いところでもあるのですが、色々な食べ物が出てくる半面、
小さなお子さんにとってはまだ食べたことのないものも時々出てきている感触でした。

上述したような点を踏まえて、小さなお子さんも食べたことのありそうな食べ物のページに絞って飛ばしながら読んだりすると、
小さなお子さんでも楽しく読んでもらえそうかなという感じでした。

読み手も聞き手も楽しいのが一番

冒頭に触れたようにボランティアでやっている読み聞かせなので、読み手側も無理なくやれて、聞き手側も楽しめる形を目指したいと思っています。

読み聞かせの時間には大ウケ間違いなしの王道絵本も当然混ぜて、聞き手の方々に楽しんでいただくことも大切にしていますが、
今回のような形で読み手側が工夫を凝らす余地があることで双方が無理なく続けられる活動につながっていくのかなと思います。

これからもこういった試行錯誤の記録を書いていきます。