夫婦関係を良くしたいならパートナーの「不機嫌」と「体調不良」を見極めろ

私の妻は、メンタル疾患と向き合いながら日々を生きている。

同じ屋根の下で過ごしていると、パートナーの感情に自分の心が影響されてしまうことは多いが、妻は人並み以上に感情の波がある。これは仕方がない。

問題は、妻の「体調不良」として起こるメンタルの波の中に、たまに「不機嫌」が混ざることだ。

前提として、人は人の不機嫌をどうにかしようとするべきではない。不機嫌はその人の問題であり、もっと言えば、どんな感情でいようとその人の自由だ。

妻が不機嫌になる例として「メルカリで変なやつとやり取りした」がある。正直、私としてはそんなことはどうでもいい。話はちゃんと聞くが、その不機嫌を私が何とかしようとは思わない。

病と向き合う妻を支える夫として、体調不良はサポートしてあげたいが、不機嫌はある程度放置したい。これは思春期の中学生くらいムズカシイ問題である。

結論を言うと「妻の言葉遣い」に注目することで、体調不良と不機嫌をある程度まで見極められるようになった。

どちらも大きくカテゴライズすると「ネガティブな状態」だが、体調不良の時は自分に対して、思いやりのある言葉遣いや声音が感じられる。
しかし、不機嫌な時は、どこか投げやりで自分の殻に閉じこもっているような、突き離すような響きがある。

例えば、普段なら「◯◯なんだね」と返してきそうな時に「そうなんや」って返ってくるとか。本当に微妙な差。

この見極めができるようになってから、夫婦喧嘩の頻度が下がり、話し合いの質が大きく向上した。逆に「私が個人的な仕事のことでムスっとしていたら、申し訳ないけど少しの間放置してね」とも話し合っている。

不機嫌を誰かに何とかしてもらうことを覚えると、人は不機嫌で人をコントロールしようとする。コントロールしあう関係は、健全ではない。
だから、パートナーの不機嫌はそっと放置しよう。辛そうであれば、耳と心を傾けて話を聞いてあげよう。

ネガティブにも種類があって、対処の仕方を間違えると危ないよってお話でした。

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Toyoshima
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