フランスのヌイイ-シュル-セーヌ市は、9月にTezos上でデジタル投票アプリケーションを開始

フランスのヌイイ・シュル・セーヌ市は、Electis社と共同で、Tezos上でデジタル投票アプリを9月に開始します。投票アプリ「Neuilly Vote」は、数ヶ月前から開発を進めており、現在はテスト段階にあります。

イントロダクション
フランスのヌイイ・シュル・セーヌ市は、Electis社と共同で、Tezos上のデジタル投票アプリを9月に開始します。投票アプリ「Neuilly Vote」は、数ヶ月前から開発を進めており、現在はテスト段階にあります。

「これは、安全で、匿名性が高く、使いやすい、初めての自治体のインターネット投票アプリケーションとなります。当初は、この実験を完了させるために、毎月、映画館で上映する映画の選択や、市のメディア図書館で購入する書籍の選択など、文化的なプログラムの提案について投票してもらう予定です。第2段階では、このプラットフォームを、公共施設の改修や閉館日など、よりデリケートな自治体のプロジェクトにも使用する予定です。」

「Neuilly Vote」アプリのコードはオープンソースで、他の地方自治体も自由に使用することができます。ヌイイ・シュル・セーヌ市は、このアプリを使用した最初の地方自治体ですが、この試みが成功すれば、さらに多くの地方自治体がこのアプリを使用する可能性があります。

「民主的な機械(Democratic machine)が壊れたとき、私たちは政治的な提案を行わなければいけませんが、同時にツールも開発する必要があります。長期的には、地方選挙や国政選挙において、誰もが利用できるこのよりシンプルで迅速なソリューションが、従来の投票システムに取って代わらないといけないと思っています。」 ヌイイ・シュル・セーヌ市長Jean-Christophe Fromantin

Electisの共同創業者Gilles Mentréは以下のコメントを述べています。
「匿名で検証可能な投票を実現する当社のソリューションを、初めて地方自治体で展開できることを嬉しく思います。このソリューションは非常に使いやすいものです。ヌイイ・シュル・セーヌは、新しい市民の信頼と、より包括的で創造的な民主主義の最初の第1歩を踏み出そうとしています。」

今回のアプリは、Tezosベースの投票アプリケーションを長年研究してきたElectis社の学術レベルの作品をベースにしています。投票は、エンドツーエンドの検証可能性を確保しつつ、デジタル、かつ匿名で行うことができるようになりました。Electis社のアプリケーションは、世界の主要大学80校によるテストに成功しています。

「世界の80以上の主要大学の学生がElectis.appを採用したことは、Electis.appの電子投票ソリューションが、世界中の地方自治体、組織、非営利団体の信頼性と使いやすさの要件を満たしていることを裏付けています」。Electis.appを支えているのは、TezosブロックチェーンとオープンソースのSDK ElectionGuardです。
Electis.appでの電子投票の選挙結果は、オンチェーンガバナンスによって自らをアップグレードすることで進化する分散型パブリックブロックチェーンであるTezosブロックチェーン上のスマートコントラクトによって、初めて不変的に記録され、電子投票システムにさらなる透明性と安全性をもたらします。」

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