わたしの身体が一番大切
私の職場は力仕事だ。
基本的に一日の仕事はその日のスタッフ全員で協力をする。
そんな職場で、一年中 どこかしらが痛いと言って力仕事から逃げるおばさんに手を焼いている。
すぐ「この重たいやつも手伝ってほしい」と言うおばさん。
スタッフ全員で協力なのでなかなかNOに代わる言葉が見つからずに、とびっきりの無表情で手伝う。
このおばさんは何故手伝ってほしいのか。
年がら年中 身体のどこかが痛い様子。
そこを庇って、荷物を持てないらしい。
頼まれることが本当はとても嫌だ。
でも伝え方がわからない。
手伝いたくないわけじゃない。
手伝われて当たり前と勘違いしているおばさんの社会的マナーが嫌なんだ。
このおばさんは ただただ 自分の身体を大事にしている。
その時、私の気持ちが腑に落ちた。
あの人が自分の身体を大切にしているように
わたしの身体も一つしかない。
あぁ、そう言えばよかった。
自分の大事な身体を一番に考えられないことへのストレスだったみたい。
もし断って、冷たいって言われたら
私の身体も一つしかないんで
って言ったらいい。
人を助けるのは、自分を整えてから。
明日上手に言えるかな。