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豊島岡女子学園中学校の2024年度国語入試|本の紹介

豊島岡女子学園中学校の2024年度国語入試で使用された本と
著者、他の作品を紹介します!


上枝美典「神さまと神はどう違うのか?」

筑摩書房 (2023/6/8)


内容紹介

信仰の対象としての「神さま」と哲学の中で問題になってきた「神」はどう違うのか。「神」はいるの?「神」についてモヤモヤしている人におくる宗教哲学入門。

第一章は、「神さま」と「神」の対比が比較的わかりやすいかたちで現れている議論から始めたいと思います。
第二章と第三章では、「神」をめぐる哲学の議論を紹介します。
第四章は、少し目先を変えて、魂の話をしてみます。
第五章は、第四章に続いて魂の問題ですが、もう一歩踏み込んで、「私」の問題を取り上げてみました。
第六章は、第三章から派生するある問題を扱います。それは、絶対的に無限な神が存在しているのに、なぜ、神でないものが存在しているのか、という素朴な疑問です。
最後の第七章は、「神」の話から再び「神さま」に視線を向け直して、信仰の問題を取り扱います。

https://www.webchikuma.jp/articles/-/3130

著者紹介

上枝美典(うええだ・よしのり):1961年愛媛県に生まれる。1990年京都大学大学院文学研究科単位取得退学。1996年フォーダム大学大学院哲学研究科退学。福岡大学人文学部を経て、現在、慶應義塾大学文学部教授。著書に『「神」という謎――宗教哲学入門』(世界思想社、第二版が2007年刊行)、『現代認識論入門: ゲティア問題から徳認識論まで』(勁草書房、2020年)、訳書に『知識の理論 第3版』(チザム、世界思想社、2003年)、『認識的正当化』(バンジョー&ソウザ、産業図書、2006年)、『達成としての知識』(グレコ、勁草書房、2020年)ほか。

著者の他の本

「現代認識論入門: ゲティア問題から徳認識論まで」
勁草書房 (2020/8/19)

ゲティア問題以降、知識とは何かをめぐって認識論はどのような道程を辿ってきたのか。最新の動向までを丁寧に解説する待望の入門書!

英米哲学の確固たる一分野でありながら、問題が多様化し、全体像を見通すことが困難となっていた現代認識論。ゲティア問題とその解決のための試みを軸に、外在主義の流れとその反動としての内在主義、さらに文脈主義や徳認識論、知識第一主義といった最新の動向まで、ダイナミックな展開を一望のもとに描く画期的な入門書が遂に登場。

「神」という謎―宗教哲学入門」
世界思想社; 第2版 (2007/7/4)

「神」の存在を信じなくても信仰が持てる? 「自由」の概念に潜む宗教的な意味とは? 宗教について、楽しく学びながら、自分の頭で考えてみたい貴方に贈る。分析的宗教哲学の入門書として好評を博した旧版に新たに二章を追加した待望の改訂版。


宮島 未奈「成瀬は天下を取りにいく」

新潮社 (2023/3/17)

内容紹介

2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。

M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。

今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。

2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!

著者紹介

宮島未奈
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計75万部を突破。

https://www.shinchosha.co.jp/writer/7260/


著者の他の本

「成瀬は信じた道をいく」
新潮社 (2024/1/24)


唯一無二の主人公、再び。
……と思いきや、まさかの事件発生!?
10万部突破の前作に続き、読み応え、ますますパワーアップの第2作!

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。

「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生……。

個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?

面白さ、ますますパワーアップの全5篇!

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