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ドクター・キリコ

ご存知、手塚治虫氏の漫画、「ブラックジャック」に登場するキャラクター。

ブラックジャックが命を救う陽の医者(ブラックってついてるけど)なら、ドクターキリコは命を断つ陰の医者っすね。


助かる見込みのない患者に対して、本人からの意思がある場合、安楽死の措置をとるのを信条としています。


まあ、ドクター・キリコがどういうキャラクターであるのかは各々調べていただくとして。


僕はドクターキリコについては、肯定的な考えを持っています。

もし、自分が不治の病で助かる見込みがないとして、ドクターキリコのような医者がいたら、多分、依頼します。


理由は至極単純で、苦しんで死ぬのが嫌だから。


昔、知人にドクターキリコを支持していると言ったら、理解できないと反対の意を示されましたが、この辺はホント難しいところですね。


そいえば、養老孟司先生も講演会で、自分の死は自分のものではない、みたいこと言ってたなー。


安楽死を採用している国はあって、スイスなんかが先進しているみたいっす。


費用は70万程度(安い!)


我が国の方はどうかというと、日本尊厳死協会というのが設立されているみたいですね。

※尊厳死と安楽死は違いますがここでは割愛


HPを読む限り、まだまだ、法整備とかがされてないみたいです。

考え方としては、単なる死期を伸ばすだけの延命措置になるんだったら、それを断ることは幸福追求権(憲法13条)に含まれるんじゃね?

という考え方のようですね。

(実際に尊厳死を認めた司法判断は幾つかされている)


ドクターキリコを認める、認めない、は各々の倫理観に基づくものとして、この辺のことは高校の授業あたりで取り扱ってもいいんじゃないかと感じました。

(そんなのにコマ数割く時間なんてねーよ、と教育現場からは言われちゃいそうですが…)


ま、そんなこんなで「ブラックジャック」は読んでみることをオススメします。

#日記 #エッセイ #安楽死 #尊厳死 #ブラックジャック #ドクターキリコ #人権

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