音楽が心を癒す
昨夜の「大森風に吹かれて」ライブは
満席の音楽好き仲間で盛り上がった
レジェンドの方々の歌も彼の歌も
温かくて優しくて人間臭くて
とてもいい空間だった
小山氏のCD発売祝いの日に
ちょっと申し訳ない気もしたが
一番の楽しみはフォークの大御所たちの
お元気な姿と歌声だった
息子の大学入学を機に母子家庭になって14年
自由になれた幸せをしみじみと感じながら
生田敬太郎さんやよしだよしこさんや
オーナーの金谷あつしさんの歌声を聴いていた
60年前に若者が青春を燃やしたフォークソングブームが
再び戻ってくることがあるかどうかそれは誰にも分らないけれど
何かに縋りたい思いのひとつに音楽というものがあるのは
今も昔もまったく変わらない
しかし
それにしても
15年前迄応援していたはずの
小山氏と今でも仲間として共に活動を続けているらしい
インディーズシンガーとも顔を合わせたが
彼等が私に話しかけることはなかった
残念だが仕方がない
そこを去ってしまったのは私だ
婚家を一文無しで息子と出たんだから
金の切れ目は縁の切れ目と割切って
これからは後ろを顧みることはせず
自分のために前に進もうと思った
中学受験前の息子の世話と
双極性障害の夫のモラハラと
アルコール依存症の義父の嫌がらせと
彼等と出会ったのは
頑張り疲れた時だった
彼等の音楽を愛する気持ちに触れて
小さなライブハウスに通うようになった
彼等の音楽を続ける熱い思いを感じて
少しでも力になればと
たびたびライブに顔を出すようになった
彼等と出会い歌に癒されて
どん底から這い上がる事が出来たと
感謝の気持ちだけは持ち続け
これからも音楽を愛し続けたいと思う
フォーク野郎小山トシヒロは
私にとってかけがえのない友人であり
古き良きフォークソングを歌い継ぐ男である