子どもと直島へ
連休最終日。
夫と子どもふたりと瀬戸内海のアートの島、直島へ行った。
直島は結構近くて、うちから宇野港まで車で一時間弱。宇野港からフェリーで15分程なので、気軽に行ける。ので、これまでも何回か訪れたことがあった。
直島ダイスキ!!というわけではないのだけれど、下の子(4ちゃい。女の子)を連れて行ったことがないので一度連れて行きたくて今日の運びとなった。
下の子はなかなかに芸術は爆発的な気質のある子で、幼稚園で決められた課題なるものはあまりパッとしないのだが(ごめん)、適当に好きなようにやらせると、それこそほんと、草間彌生さんのようなブツブツブツブツ的な絵(ごめんなさい)を描いたりするのだ。いつしか私の中で、「そうだ、この子に、かぼちゃを見せよう!」という気持ちがブツブツと…いや失礼、ふつふつと湧いてきたのだ。
地中海美術館も何度も行ったことがあるし、子どもらがさほど喜ぶ気もしなかったので、今回は夫が行きたいというベネッセハウスと、I♡湯という銭湯に的を絞った(絞りすぎだろう笑)。あとは、船に乗る楽しさ、景色の良さ、街並みの雰囲気などなどを楽しめればそれで十分なのだ。
まあ、結論を言うと、息子が一番喜んだのはランチに食べた唐揚げ定食で、娘が一番喜んだのは草間彌生さんのかぼちゃのモニュメントの中に入ったことだった。
そんなもんだよね。
そんなもんなのよ。
子育てで、自分が成長(達観)したなと思う点は「せっかく主義」を捨てることができたことかと思う。
なんなら、今日のルートは
①ベネッセハウスに着く。早々に出てくる
→②本村港農協前で娘が100円玉を拾う
→③交番に届けたいと言う
→④観光ルートから離れるためバスに乗らず15分歩く
→⑥駐在所にお巡りさん不在。用件票みたいな紙に必要事項を書いて100円を置いてくる
→⑦バス待っている間に歩いた方が早い
バス乗らずに歩いちゃえ!ってことでさらに歩く。息子不機嫌になる。娘おんぶになる。娘をおんぶして20分歩く。何かの修行か?
→⑧宮浦港近くのコンビニでアイスコーヒーを買う
→⑨息子と夫は銭湯へ。私と娘はやよいちゃんのかぼちゃで延々と遊ぶ。
そうね。おんぶの思い出が一番心に残っているカナ。
あと、
やよいちゃんのかぼちゃでバエを狙って写真を撮る人の間隙を縫って、娘がさー、あちこちの穴から出てくるのよ。
(行かれたことのある方はわかるでしょう。でかいカボチャのモニュメントに人が顔を出せる程度の広さの穴がいくつも開いていて、中から顔を出すなどして写真を撮る人が多い)
邪魔だったよね。たぶん。
写真撮ろうとしたらぴょこぴょこ娘が出てきて、失礼しました。
でも、かぼちゃと娘を引き合わせることができて(しかも結構楽しそうで)良かったです。ちゃんちゃん。
追記:
帰りの車の中で直島のおまわりさんからお電話をいただきました。「〇〇ちゃん(娘の名前)にありがとうと伝えたいのでお電話代わってください」というレアなお申し出をいただいた時、娘は…爆睡しておりましたとさ。
電話口でとっても親切そうだったおまわりさん、ありがとうございました(起きてから伝えました)!