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80%の生き方
無理をしないことが大事だ。このnoteも。お店の営業も。生きることも。80%でいい。絶対にやりたいことを、自分が重要だと判断したものに、取り組めばいい。その他のことは一旦置いておこう。時間が空いたらやればいい。やる気が湧いたら動けばいい。
僕自身、お店を始める前の古民家の改装は、気の遠くなる作業だった。一つ進んだと思ったら、床が抜けたり、水が出ないことが発覚したりと、進んでるのか進んでないのかよくわからない感覚で作業を進めていた。
進んでいる、成長している、という感覚は人を前進させてくれるが、前に進んでいるかどうか分からないという不確実な未来のために動き続けられる人間は本当に強いと思う。僕の場合は、家を買ってしまったからこそ、進むという選択しかなかった。だから、やる気が出なくてもなんとか古民家に向かい、何か一つでも作業を進めようと日々を過ごしていた。
ある本の中にあった言葉が今も好きで胸に刻んでいる。
その日のうちに重要なことは二つしかない。残りはどうでもいいことで、重要な二つのタスクに取り組め、といったニュアンスのことが書いてあった。
この考え方はとても好きで、毎朝その日のうちにやることを二つに絞ることで、頭が整理されるし、本当に重要なタスクは何かを見極められるようになった気がする。
人間楽なことをしたがる生き物だが、本当に重要なタスクは案外面倒くさいものが多かったりする。自分では重要だとは分かっているが、他のどうでもいいタスクに目を向けてそれをやることで、どうにか一日を満足する方向へと持っていっているのかもしれない。というより、僕自身がそうだったように思う。
本当は古民家に向かって作業するべきなのに、その他のタスクに目を向けて、今日も一日頑張ったと自分に言い聞かせていた。いやいや、古民家に向かわなければ一生お店はできないよ、とある日気づいたのだ。
お店の営業も同じなのかもしれない。なーんにも考えず、ただボケーっと座ってお店を成り立たせることができれば何より幸せだろうか。実際はそんなことはなく、飲食店は二年以内に半分が閉店し、三年後には70%が閉店するという厳しい世界だ。
お店を始めたばかりの僕ですら薄々厳しさを感じている。これが飲食店か。面白いな。と、まだそこまで焦っているわけではないが、自分の想像とは遥か違う世界を認識した。
重要な課題に取り組む者と、そこまで価値のないタスクに取り組む者。同じ時間は流れているが、同じ未来は確実に来ない。なるようにしかならないのだが、それは、自分がやるべきことをやった上で、なるようにしかならないと信じる他ない。
ただせっかく始めたお店だ。楽しまなければ損だ。しかし、楽しむためにも売上が必要で、その売上を上げる方法を、自分が楽しい分野で伸ばしていこう。僕であれば、note、YouTube、Instagramをフルに使うことだ。
いきなりグッと成長することはない。今のうちから、長い目で種蒔きをしていこう。その繰り返しで、生き残り続ける店となる。そう信じよう。
今日も精一杯生きるよ。ではまた。
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BOOKMAN
•入店15歳以上
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738-0513 広島市佐伯区湯来町大字伏谷2488-5
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