【2Pick】JCGで勝っている人が使っているリーダを集計してみた。【データ分析】
1. はじめに
この度は当記事を見ていただきありがとうございます。執筆者のTyshi（たいし）と申します。簡単にですが自己紹介をさせていただきます。
名前 ：Tyshi（たいし）
所属チーム：BFF、GV
主な実績 ：JCG1st優勝（構築）、JCG13th3位（2Pick）
構築チームBFFにはかなり前から所属。UCLから2Pickレートを本格的に取り組むようになり、Ratings for シャドウバース第6期後半戦では81位にランクインすることができました。
また最近、リアルでデータの分析を行う職業につきたいと思うようになりました。その技術を取得するための練習としてJCGサイトからデータをスクレイピングするプログラムの作成、分析に挑戦しました。
今回は、取得したデータを自分なりに分析した結果をまとめたものです。
まだまだデータ分析初心者ですので、拙い部分もあるかと思います。
感想、指摘、またよりよい分析方法や集計方法のアイデアがありましたら教えていただけると幸いです。
2. 目的
今回の分析目的は以下2点です。
・pythonを用いたデータ取得の技術を身につける。
・取得したデータを集計し、分析してみる。
何か気づきが得れればなおよし。
3. 集計対象
集計したJCG大会はアディショナルカードのリリース後のWUP後期（5/21〜）に開催された以下です。
JCG Open 13th Season Vol.28 5月22日 2Pick大会 グループ予選
JCG Open 13th Season Vol.28 5月22日 2Pick大会 決勝トーナメント
JCG Open 13th Season Vol.30 5月24日 2Pick大会 グループ予選
JCG Open 13th Season Vol.30 5月24日 2Pick大会 決勝トーナメント
JCG Open 13th Season Vol.32 6月5日 2Pick大会 グループ予選
JCG Open 13th Season Vol.32 6月5日 2Pick大会 決勝トーナメント
JCG Open 13th Season Vol.34 6月7日 2Pick大会 グループ予選
JCG Open 13th Season Vol.34 6月7日 2Pick大会 決勝トーナメント
4. 集計内容と注意点
今回の集計はJCGの対戦結果画面から取得しております。
よって得られる情報はあまり多くないです。
これは大会を円滑の進めるために入力情報を最小限にしているためです。
毎週のように大会を開くためにはしょうがない仕様なのかなと思います。
※せめてお互いのリーダと先後が見えればより分析しやすいのですが...
【得られる情報】
・対戦者の名前
・対戦結果
・勝利者の名前
・勝利リーダ
得られる情報は上記です。
これらを使ってできることをやってみたいと思います。
勝利者の名前と勝利リーダがわかるので、
今回はJCG全体の勝利リーダ集計と、入賞者（上位３位以内）の人たちを比較し、使用するリーダにどう違いがあるのか見たいと思います。
※今回は集計で使用したpythonという言語については深く触れません。
もし興味がある方がいらっしゃれば、DMしていただけると幸いです。
また、この後の分析結果をより楽しむための方法の一つとして、
『自分の予想と照らし合わせてみる』があります。
5. 項を読む前に一度自分の中で、JCG全体の勝利クラス予想をしてみて
はいかがでしょうか。
ちなみに筆者の予想はこんな感じ
1位：ロイヤル
2位：ネメシス
3位：ウィッチ
4位：ネクロマンサー
5位：ドラゴン
6位：ヴァンパイア
7位：ビショップ
8位：エルフ
ブーストキッカーの出禁によって魔獣使いで横展開が容易にできるロイヤルが1位になると予想。2位はブーストキッカーがなくてもまだまだパワーカードが多いネメシス。3位はフィニッシャーがとれればとても勝ちやすいウィッチ。4位は最近使ってみて感触のよかったネクロマンサー。5位、6位は筆者の使いやすい順でドラゴン、ヴァンプ。BANはエルフ、ビショップと予想。ネクロマンサーはアディショナルで増えたカードがどちらも強く、新環境では可能性があるのではと思っております。
皆様はどんな予想をしましたか。
それでは、次項の結果をお楽しみください。
5. 結果：JCG全体での勝利リーダ
まず、JCG全体での勝利リーダの集計結果は以下となりました。
上記結果よりJCG2Pick全体での勝利クラスはこのような順位となります。
1位：ネメシス（38.01%）
2位：ロイヤル（30.32%）
3位：ウィッチ（11.11%）
4位：ドラゴン（9.03%）
5位：ヴァンパイア（5.71%）
6位：ネクロマンサー（4.15%）
7位：エルフ（0.93%）
8位：ビショップ（0.73%）
予想とあっていたでしょうか。
筆者の予想とはかなり違っており、各クラスの評価を改めてみる必要があるかもしれないと感じました。
では続いて、4大会を通しての各クラスの勝利数の遷移を見てみましょう。
2Pickは、3つのクラスしか提示されないため多少の増減は仕方ないでしょう。そんな中、回を増すごとに勝利数が増えているのが『ドラゴン』です。
先に見てもらった勝利数合計ではウィッチが3位でしたが、直近の6/7の大会に注目するとドラゴンの勝利数がウィッチの勝利数を上回っています。
実はドラゴンは強いクラスでそれが徐々に浸透してきたということでしょうか。今後の動向に期待ですね。
筆者はとりあえずドラゴンのカードプールを見直してアリーナで使って見ようと思います。
無料部分は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んで、なにか気づきがあれば幸いです。
※以降は『おまけ』です。この記事に対して投げ銭したらおまけがつきます
といったものです。
もしよければ、この後の内容もお楽しみください。
6. おまけ：WUP後期の入賞者達の使用クラス
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では早速集計対象の4大会で入賞した人達の4大会中の勝利クラスを見てみましょう。
前項ではドラゴンはウィッチを抜いて3位とか言ってましたが、上位陣はやっぱりウィッチで勝っていました（）
さっきの話はなんだったんだ...
そして圧倒的ネメシス、ロイヤル率です。合計すると71.1%と驚異的です。
JCG8回戦のうち5、6回はネメシスかロイヤルを選択できている状態です。強い強いと言われていた2リーダはデータ上でもやはり強かった。
「ということは、ネメシス、ロイヤルをどれだけ選択できたかで決まるのかー結局運ゲー？」と思いかねないですが、逆に考えてみると入賞者たちでも2、3回は上記2リーダ以外を選択して勝っているのです。
特に優勝者の選択リーダを見ると、面白い結果が見えてきます。
ロイヤル、ネメシスの勝利数は相変わらずですが、3、4位リーダがそれぞれ異なっていそうということがわかります。
しかもそこには、全体の集計結果ではBANリーダだったエルフ、ビショップが入っています。
エルフ、ビショップが強いリーダとまではこのデータだけでは到底言えませんが、優勝者が使用するくらいですから上ぶれ次第では十分戦えるリーダということになります。
残り1月でWUPシーズンが終わってしまいますが、まだまだ2Pickの開拓の余地があるかもしれません。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
皆様に少しでも新しい気づきがあると幸いです。