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シルクスクリーンでオリジナルカレンダー作ってみた!
こんにちは!
クリエイティブ部の戸室です。
2025年が始まり早2ヶ月!
寒さも一段と厳しくなるばかりで、早くも春が待ち遠しいですね。
そんな私の家にはまだ2025年に対応していないものが…
それは、
カレンダーがない!
何かいいものが見つかればと思っていたら、
うっかり買うタイミングを逃していました…
でもせっかくなら一年が楽しくなるようなカレンダーをゲットしたい!
そこで今年のカレンダーは、オリジナルで作ってみることにしました♪
印刷も前からやってみたかったシルクスクリーン印刷に初挑戦!
今回はそんなオリジナルカレンダー作りの様子をお届けします♪
やってきたのは、早稲田駅から徒歩15分ほどにある「SURUTOCO」というレトロ印刷所です。
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印刷体験のワークショップが行われていたり、印刷注文や用品の購入もできるショップが併設されています。
今回はシルクスクリーン体験を兼ねて、ワークショップでカレンダー印刷をすることにしました。
①データの用意
早速準備してきたデータをお店の方に渡します。
データは指定のサイズ内にK100で作成したものを用意します。
(ai、psd、pdf、jpeg、png など基本的なデータであればなんでもOK)
デザインはこちら。
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まずはお試しで来月の3月をイメージしたもので作ることにしました。
②製版
デジタル製版機にデータを送信し、メッシュという版下用のフィルムに投影。するとフィルムに細かな穴が空いて版が完成します。
製版の作り方も色々あるようですが、デジタル製版機は普通のプリンターのように
あっという間に出来上がりました。
③版を張る
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枠に版を張っていきます。
枠の溝に版を押し込み、上からラバーを食い込ませてさらにピンと張ります。意外と力と根気のいる作業です。
④位置決め・インクを乗せる
用紙の上に版を乗せて、印刷する位置を決めます。
版を張る時に、枠に対して真っ直ぐ張るのが難しく曲がっていたりするので、デザインの位置を見て置くことがポイント。
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位置を決めたら、版の上部にデザインが収まる幅までインクを乗せます。
インクがまんべんなく行き渡るようにたっぷりと。
⑤印刷をする
準備ができたらスキージーというヘラでインクを上から下に伸ばします。
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枠には紙との間に若干足が付いていて、版が浮いている状態なので、ヘラで版を押し込み、版から押し出されたインクが紙に移るという仕組みです。
ピンと張った版を押し込まなければならないので、思ったよりも力強くヘラを当てた方がインクがしっかりと乗りやすいのだとか。
⑥完成
インクが行き渡っているのを確認したら 枠を端からそっと剥がして完成です!細かな文字のところまでしっかりとインクが乗っていて大感動!
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インクは水性なので、版を水洗いすれば繰り返し印刷できます。部分的に色を変えたり、乾いてから色を重ね塗りしてもかわいいですね。
いかがでしたでしょうか?
レトロ印刷ならではの温かみもあって、とても大満足のカレンダーが出来上がりました!残りの月もまたデザインを作って自分で刷ってみたいと思います♪
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今回は紙でしたが布にも印刷できるので、Tシャツやトートバッグなどお気に入りのものが簡単に作れます。
皆様もぜひシルクスクリーンでオリジナルグッズを作ってみてください!