郷土料理
こんにちは。
プロデュース部の森本です。
早いもので3月ももう終わろうとしていますね…
来月には新生活を始める方も多いのではないでしょうか?
コロナ渦の今、地方移住やUターン転職をされる方も多いみたいですね。
そんな私も今年の春で地元を離れて9年目、、
改めて地元の良さを実感しております。
という訳で、今回は私の地元京都府「丹後」に思いを馳せながら
「秘密のケンミンSHOW」で「全国絶品ライス祭り第1位」にも選ばれた
郷土料理「丹後のばら寿司」をご紹介したいと思います。
丹後のばら寿司は家庭の味。
丹後地方全域で一定の共通点はありますが、その形状や味、具材は様々。
なので使われる具材も地域や各家庭によって個性があります。
材料はこんな感じ。
一番の特徴はサバの缶詰を使うこと!
丹後半島で古くからよく捕れていた大衆魚のサバ。
冷蔵技術が発達していなかった時代、鮮度が落ちるのが速いサバを
焼くか塩漬けにして、長く楽しむための工夫が考えられていたそうで、
そんなサバを使った料理の一つがこの「ばら寿司」なんです。
はいっ!では作ります〜〜
サバの缶詰を砂糖と醤油なんかで甘辛く煮付けて、
菜箸でグルグルしながらフライパンで
ひたすらに…ただひたすらに…
水分を飛ばしておぼろ状にします。
メインが終わったのでここからサクサクいきます〜
先程の材料たちをそれぞれ下準備&味付けをします!
はい、どんっ!
干し椎茸、人参、ごぼう、錦糸玉子、絹さや、かまぼこ、紅ショウガ。
これらの具材と、さっき作ったサバのおぼろを一緒に
すし飯に彩りよく散らします〜〜
本来ならまつぶたという細長く浅い箱の中に敷きつめ、
切り分けて食べるのですが、さすがに用意がないので
今回はタッパーにぎゅぎゅっとします。
丹後のばら寿司は「ハレの日」に食べることが多いので、
お正月やお盆、誕生日、親戚や友だちが集まる日などに作ります!
というわけで少し気が早いですが、、
きたる「こどもの日」バージョンで飾り付けします〜〜
郷土料理は家庭で食べる一番身近で豪華なご馳走であり、
家族や親戚、隣近所、地域をつなぐコミュニケーションそのもの!
コロナ渦でなかなか帰省できない今、
どこにいても楽しめる「食の文化」って素敵だなぁと実感しました。
皆さんも地元ならではの味をこの機会に
改めて楽しんでみてはいかがでしょうか?