変わる。だから、変える。
こんにちは。
私事ながら広告/SP業界に携わっておよそ四半世紀。
過去と現在を少し振り返ってみました。
広告業界に足を踏み入れた当時、Windows95が発売されパソコンが各家庭に普及し始め、同時にADSLによりインターネットも普及。
デザイン業界もDTP化へ急速に変わっていきました。
その際に淘汰されてしまったのが写植(写真植字)会社です。
ちなみにフォントのトップメーカーであるモリサワはもともと
写植機メーカー。
デジタル時代の流れに対応したことが今のシェアにつながっているようです。
ここ数年は、さらに世の中が変化しています。
未知なる感染病が起きるように。そのコロナが変化のアクセルを踏み込むように。
(内戦や紛争はありますが)起きると思わなかった(思いたくなかった)戦争が起きるように。
国際行政、ビジネスにおけるキーワードも変わってきています。CMなどにより耳にすることも増えた
デジタルトランスフォーメーション(DX)やSDGsに加え、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)、メタバース、ジェンダーレス・・・
もう、おじさんは覚えるのに必死です。
そして、さらに新しいワードだと、脱炭素、カーボンニュートラルの達成を目標としたグリーントランスフォーメーション(GX)。
インフラ整備やサプライチェーン問題などの理由もあり出遅れていた日本の自動車産業もガソリンからEV(電気自動車)へのシフトチェンジを加速し始めました。
現在でも目まぐるしい変化を感じていますが、この先、さらなる大変革時代が続くことはもう確実です。
それも、(これまでの感覚では)ありえないくらいの急速なスピードで。
同じように広告/SP業界も大きく変わってきました。
1990年代後半から2000年代初頭までは4マス広告もまだ影響力はありましたが、その後はプロモーション(SP)領域との食い合い、さらにインターネットの急拡大に伴い徐々に衰退。
そして今年、2022年発表の「2021年の日本の広告費」では、
ついに「インターネット広告費がマス広告費全体を初めて超えた」ことが話題になりました。
デジタルの大躍進は、マス広告だけでなく、全プロモーション領域において大きな変革の必要性を提示しています。
POPにおいては廃プラや店頭DX化、電車やビルなどの広告におけるデジタルサイネージ化、リアルイベントからオンライン&リアルイベントへの変化、AR、VRの活用など。
そして、数カ月後、数年後はまた新たな広告、プロモーションに進化しているはずです。
広告/SP業界も変わらないといけない時代が来ているのではなく、もうとっくに来ていたことを痛感させられます。
経験を重ねても、いや、経験を重ねているからこそ、変化に適応するだけでなく、自ら変化していかなければ、これからのプロモーション大変革時代を生き抜けないと考えます。
ちなみにサムネイル画像は、桂正和先生のウイングマン。
変身するときに「チェイング!」と叫びます。
変わる。だから、変える。クリエイティブ部の外山でした。