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ガルシア杯3位 ビーダル型リザードン

はじめまして、東京でポケモンカードをしているトヨと申します。今回10/28に行われたガルシア杯で3位に入賞しましたので、noteを執筆することになりました。


自己紹介

2018年に発売したハイクラスパックのウルトラシャイニーからポケモンカードを始めたので歴は5年ほどになります。
普段は下北沢のドラマ、新宿の竜星の嵐というカードショップのジムバトルに参加しています。最近は全然行けていませんが…

リザードンを選択した理由

ここ1ヶ月ほど仕事が忙しくほとんどポケモンカードをさわれていなかったため、比較的使い慣れているからというだけで選びました。深い理由はないです。

デッキリスト

すでに大会用のアカウントで公表されていますが一応載せておきます。

アタッカーがリザードンのみの理由

過去に色々な形のリザードンを使用していますが、基本アタッカーはリザードンのみのデッキばかり使っています。理由としては以下になります。

進化するためのパーツを妥協したくなかった
過去に2進化のポケモンを採用したデッキを何度か使用したことがありますが、やはり安定感に欠けることが多いと感じていました。そのため、ふしぎなあめやリザードンの枚数を妥協することはしたくないと思っていました。

採用したいサブアタッカーが見当たらなかったから
きちんと考察できているわけではありませんが、サブアタッカーとして採用したいと思えるポケモンがみつけられませんでした。
特にギラティナ対面やリザードンミラーを考慮した際、リザードン以外でサイドを2枚取られるポケモンをあまり採用したくないと思っていました。
最終的に「別にHP330のあくタイプがデメリットなしで180以上出すだけでも強くね?」と感じ始めました。

そんなこんなで、気づいたらアタッカーがリザードンだけになっていました。

ビーダルの採用理由

もともとリファイン型のリザードンを使用していましたが、序盤にポケモンが並べられないとその後の展開がかなり苦しいと思うことが多く、であればビーダル型にして空いた枠にボールやドロサポを入れようと思ったことがきっかけです。ビーダル型であったとしても序盤展開できないと苦しいですが、以前よりはゲームにならずに負けるということは減った気がします。

採用カードについて

正直練習もあまりしていないので採用枚数に関してはほぼ感覚ですが、一応それっぽく採用理由を記載します。

リザードンライン (4-2-4)

  • ヒトカゲ
    基本リザードンでしか攻撃しないため4枚採用。雪道を剥がすためにまるやけのヒトカゲを採用しましたが、サーナイト対面でダメカンがたくさん乗ったポケモンを倒すことを考慮するのであればヒートタックルの方を採用しても良いかと思います。

  • リザード
    飴がなくてもリザードンに進化できる選択肢が欲しくて採用。げっこうしゅりけんで倒されないようにhp100のリザードを採用しましたが、ネストボールをレベルボールにするのであればhp90の方でも良いかと思います。2枚採用するならそれぞれ1枚ずつとかもありかも。

  • リザードン
    ヒトカゲと同様の理由で4枚。リザードンは3枚でも回せると思いますが、4枚あると個人的に楽だと感じています。

ビーダルライン(2-2)
ゲーム中1体は立てたいのでサイド落ちを考慮してこの枚数。

ミュウ(1)
ボールや飴を持ってきたいので採用。

マナフィ(1)
ベンチ狙撃から進化前のポケモンを守るために採用。

ジラーチ(1)
ダメカンばらまきかきから進化前のポケモンを守るために採用。

ふしぎなあめ(4)
基本リザードンでしか以下略

ネストボール(4)
たねポケモンをたくさん並べたいので4枚採用。
大会が終わった後に気付いたんですが、たねポケモンはHP90以下のポケモンしかいないのでレベルボールの方が良いですね。使わないポケモンをサーチしながらハイボやヒガナのコストにしたり、HP90のリザードを採用することができるので。

バトルVIPパス(4)
ネストボールと同じ理由から4枚採用。

ハイパーボール(4)
リザードンやビーダルをサーチしたいので4枚採用。できればたねポケモンを並べるのには使いたくないです。

すごいつりざお(2)
れんごくしはいで加速するためのエネルギーを山に返すために採用。1枚でも問題ないと思いますが、2枚あった方が安心できるので2枚入れてます。

ヒスイのヘビーボール(1)
マナフィやジラーチをサイドから救出するために採用。確定で持って来る手段はありませんが、マナフィやジラーチがいないと勝率が下がる対面があるので1枚だけ採用しました。

ナンジャモ(4)
序盤に使っても終盤に使っても強いので4枚採用。基本どの対面でもナンジャモから逆転を狙う立ち回りをします。

アクロマの実験(3)
飴やリザードンを抱えたままドローがしたかったので採用。

ヒガナの決意(1)
アクロマの実験と同様の理由から採用。アクロマが3でヒガナが1の理由は、ハンドを抱えたままドローできるサポートを4枚採用しようとしたところ、大会前日の時点でヒガナを1枚しか持ってなかったからです。今なら2-2にすると思います。

ボスの司令(4)
序盤はリザードンの火力が出ない時に裏のシステムポケモンを取るため、終盤はサイドを取られて火力が出るタイミングでサイド2枚以上のポケモンを確実に倒すために最大枚数採用。とそれっぽいことを考えてましたが、序盤はリザードンを立てるためにサポート権はドローに回すことが多いので基本使うのは終盤です。なので1枚ぐらいは減らしても良いかも。

ボウルタウン(4)
雪道を剥がすカードを多く採用したかったところ、一緒にポケモンの展開もできるということで最大枚数採用。他に良いスタジアムがあればそちらに枠をさくかもしれません。ベンチに必要なたねポケモンを並べられたら、ヒトカゲのまるやけを使って相手に使われないようにするという立ち回りを覚えておくと良いかと思います。

基本炎エネルギー(8)
これだけあればつりざお込みでリソース管理がだいぶ楽になりました。もう一枚ぐらいなら減らしても良いかも。

不採用カード

採用したいカードは山ほどあり、一個一個書いてたらキリがないので一部だけ記載します。採用しても良いと書いてるものもありますが、きちんと試したわけではないのであくまでここも感覚です。文末には「知らんけど」と書いてあると思っといてください。

かがやくリザードン
入れ替え手段が逃げるしかないので使いにくいと思い不採用。

博士の研究
ふしぎなあめや釣竿を巻き込みたくなかったので不採用。入れても良いと思います。

ペパー
このカードを採用する場合はデッキに3〜4枚は必要だと思ったのと、ポケモンのどうぐもそれなりに採用しなければバリューがないと思ったため枠が作れず不採用。とはいえ、中盤以降に確定で欲しいグッズを持ってくるだけでも強いかも。

カウンターキャッチャー
ふしぎなしっぽはありますが、確定でグッズを持ってくる手段がなかったのでやめました。ボスを3にするなら1枚採用しても良いかも。

ロストスイーパー
カウンターキャッチャーと同様の理由から不採用。雪道を剥がす手段になったり、勇気のおまもりや災いの箱など厄介なカードをどかす手段になるので採用しても良かったかも。

入れ替え札
こちらも確定でサーチできないので不採用。さすがに1枚ぐらいは入れて良いと思います。

ポケモンのどうぐ全般
ペパーを採用しなかったので合わせて不採用。採用を考えたカードとしては、げんきのハチマキ、ツールジャマー、パニックマスクなど。

立ち回り

各対面の立ち回りについて語れるほど練習や考察をしていないので、どの対面でもまず意識している行動を記載します。

最初に目指す盤面

ヒトカゲ2〜3体、ビッパ1体を並べられたら良いなと思っています。ミュウも出しつつふしぎなしっぽを使って更に展開したり、次のターン以降に使用するグッズをハンドに加えられたらなお良し。後攻のときにビッパでスタートをした場合はビッパを2体並べることもあります。

2ターン目以降の主な立ち回り

基本リザードンで殴るだけです。
意識しているのは以下の2点

サイドレースを先行された場合
相手のサイドが2〜3枚になったタイミングでナンジャモをうって相手の動きを止めつつ、火力が出るタイミングでボスを絡めてサイドを取る動きを目指します。
リザードンを使う上で大事なことですが、序盤もし展開ができずに相手にサイド差をつけられたとしても慌てないようにしましょう。リザードンはサイドを取られれば取られるほど火力が上がっていくので、多少遅れたとしても逆転の機会はあります。展開や進化をするためのパーツやドローの手段はたくさん入れたので、焦らずチャンスを待ちましょう。

サイドレースを先行した場合
相手の手札干渉を打たれる前になるべくリザードンを複数たてることを意識しています。リザードンが2体以上たっていれば、相手のツツジやナンジャモを打たれてからリザードンが倒されて次の番に何もせずにエンドするという事態を防げます。HP330のポケモンが前にいれば多少時間は稼げるので、その間にドロサポを引き込んだり、ビーダルで復帰できるようにします。

マナフィとジラーチに関して

対面によってはマナフィとジラーチを両方出したい時がありますが、両方ならべてもなんとかなります。回しにくくはなりますが、ベンチのポケモンを倒されるのは思っている以上に厄介なので、必要な対面では極力並べるようにしたいです。

上記以外で意識すること

あくまで余裕がある時にですが、ビーダルにエネルギーを1枚はりつつ、手札か山札にエネルギーを1枚以上残しておくことを意識しています。ビーダルを縛られると相手に逆転のチャンスを与えてしまうので、なるべく手ばりで逃げられるようにはしときたいです。れんごくしはいで2エネつけてすぐに逃げられたら楽ですが、アタッカーを作ることを優先するとなかなか上手くいかないので…

当日の振り返り

簡単に当日のマッチングについて書きます。

予選

ミライドン⭕️
後1からエレキジェネレーターでライコウに2枚エネがつきサイドを取られる。雪道を張られたり、ボスでビーダルを取られて苦しい展開が続きましたが、一度リザードンがたった後は前のポケモンを倒すだけでした。お相手も終盤の引きが弱く、テツノカイナが技を打てたら勝ちという盤面ではありましたがカードが揃わずこちらの勝ち。

アルセピジョリザ✖︎
なんとヨネダタクヤさんとマッチング。今回ガルシア杯に参加したのはこの人に会うためだったのでマッチングできてめちゃくちゃ嬉しかったです。

序盤の細かいところは覚えていないのですが、お互いアタッカー自体は途切れることなく殴り合い、最終的にお相手のサイドが3枚で、こちらのバトル場に240のダメカンが乗ったリザードンがいる場面でテツノカイナが出てきてサイドを3枚取られて負け。
出てきた瞬間「うわー!やられた!」みたいなリアクションをとってしまったのでちゃんとごっつぁんプリファイと言っていたのか聞いていませんでした。多分言ってなかったと思います。

対戦後にサインをいただきました。ありがとうございました。

パオジアン⭕️
序盤サイドを取られるものの、ナンジャモを打って手札を減らしつつ、ボスを連打してセグレイブを取り続けてお相手の動きが止まり勝ち。

ギラティナ⭕️
序盤にリザードンが立ちサイドを先行。中盤に逆転をされるも、お相手もリソースが厳しかったらしく最終的にリザードンが殴り続けて勝ち。途中、山にエネがない状態でビーダルをボスで縛られてしまい一生アビスシークを打たれてました。反省です。

パオジアン✖︎
2ターン目にテツノカイナにサイドを2枚取られる。返しでリザードンに進化して2枚取り返すも、返しにパオジアンにワンパンされお相手残りサイド2枚。その後3戦目同様ボスでセグレイブを取り続けるも、事前にパオジアンにエネを付けてられていたため、最終的にヘイルブレードで180を2回出されてリザードンが気絶して負け。

インテウーラ⭕️
1ターン目にたねポケモンは並んだもののそれ以降の動きが渋く、サイドを5枚先行される。ただ、お相手も途中からなかなかドローができず、最終的にリザで殴り続けてサイドを取り切って勝ち。

予選の最終戦績は4勝2敗でした。今回は5勝しないと上がれないと聞いていたのでトナメはないだろうと思い帰ろうとしていましたが、いざ結果をみてみると2人4-2が上がっており、そのうちの1人が僕でした。オポをあげてくれた対戦相手の方々に感謝です。

トナメ

アルセピジョリザ(再戦)⭕️
ヨネダタクヤさんとトナメで再戦。配信でも話していましたが、後攻1ターン目にテキトーにうったナンジャモがぶっささり2ターンアルセに手張りしてエンドしてました。こちらも1ターン出遅れたものの、先に殴り始めそのまま押し切って勝ち。
事故勝ちとはいえ勝ててめちゃくちゃ嬉しかったです。サンムーンのころからポケカをやっている自分からしたらヨネダタクヤさんは憧れのプレイヤーだったので、この勝利は思い出に残りました。

パオジアン(再戦)⭕️
5回戦で当たった方と再戦。2回ポケストップを使ってカイが3枚落ちてしまい、お相手展開ができずそのまま勝ち。
自分のオポをあげてくれた人にトナメでどちらも勝ってしまいました。

ブジンパオパル✖︎
話題になったテツノブジン入りパルキアとの対戦。お互い序盤の展開が弱かったものの、相手の方が殴り出しが早くサイドを取られ始める。こちらも中盤から殴り始めるも、ボスが打てずにサイドをとりきれないままゲームが進み、最終的にスターポータルからヘイルブレード6エネトラッシュ360ダメージでリザードンが落ちて負け。

ミュウ⭕️
序盤引きが弱かったものの、リザードンを2体並べてあとは殴って勝ち。リザードンを使ってて初めてミュウに当たりましたが、災いの箱が思っていた以上に強かったです。

改めて振り返ってみると結構事故ってるな…

シティリーグ使用リスト

11/3に開催されたシティリーグに今回のリストを改良して参加しました。
結果は予選4-1のトナメ1没でベスト8でした。

「採用カードについて」で記載した内容をそのまま反映しました。使用感はこちらの方が良かったです。
本当であれば入れ替え手段を入れたかったのですが、何を採用してどこを削るかを考察する時間がなく不採用になりました。

最後に

初めてnoteを書いてみましたが、いざやってみると思いの外楽しかったので書きたいことをたくさん書きました。それでも記載できていない内容やまとまっていない部分もあるので、質問等あればX(旧Twitter)のDM等で聞いていただければと思います。(@typk526
リザードンというデッキは、プレイングよりも構築で勝率が決まると思っています。今回僕が使用したデッキは過剰に安定に寄せたデッキですが、もう少しギミックや上振れ要素を入れても良いかと思います。自分にとっての正解をみつけるためにも疑問に思った点や、こうした方が良いのではという点があれば遠慮なく言っていただけると僕にとってもありがたいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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