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AWS APAC Community Summit 2022の参加備忘録

 どうも、テポ(@Typhon666_death)です。

 AWSが主催するアジア・パシフィック圏のAWSコミュニティが一堂に会するイベントとして、AWS APAC Community Summit 2022が行われたのですが、参加して圧倒されたこと、経験したことなど、旅行記もかねて。先のブログではこのイベントに英語登壇してきた話を書きましたので、それは以下のブログから。

 他の参加者のブログとか上がってきたら以下に掲載していきます。(人が書いてないことをかこうとおもったら、ちょうど一本上がってきたのでかぶらないネタで。あと、自分の登壇が控えてて、正直話しが入ってきてないってのゲロっときます。。。。)

参加にいたるまで

 JAWS-UG SlackのCorememberチャンネルという運営に携わっている人たちだけのチャンネルの中で、参加者が募られましたが、そのときの告知としては、AWS Heroタイトルをもっている方は渡航費、食事代、宿泊代(よくいう顎足枕)がすべて無料、AWS Community Buildersおよび各AWSユーザーグループのリーダーは食事代、宿泊代は無料、渡航費$500までAWSがカバー
でしたが、結果的に参加者全員、顎足枕無料でした。最高すぎて最高。
 イマイチ全容が明かされないままではありましたが、無料でタイに行けるなら行く!ということで、即決。会社の長期休暇とかぶせての参加にしました。(なお、出張扱いで参加してる人のほうが多そう)
 今回は対象がAPJなので、東南アジア、オセアニア、日本といった各国のAWSユーザーグループのリーダーをやっている方々が一同にバンコクに集まるという形式でした。

Call for Proposal & Got talent

 CfPがあって今回登壇したのですが、その内容はこちらのブログをみてもらうとしまして。また、同じくして、Got talentという、ネットワーキングパーティの中でお披露目できる一芸について披露できる人?てことで、これも1本エントリーしたが不採択でした。
 落とされた内容はクラウドでの鍵管理といえば、KMSですが、あなた物理の鍵管理大丈夫?というネタで、錠前をピッキングする動画を撮って披露すること考えましたが、日本からツールを持ち出すのも逆に持ち込むのもだめなので、動画でエントリーとおもうも、インパクトは弱かったようです。結果的に動画で歌を披露した方と、実際にインドの方による民族ダンスの披露でした。デスボイスでBon Joviでも歌っとけばよかったか、とおもったけど、それ披露するだけの度胸はあのステージではなかったので良し!

Day0

Mark Birchさんのサインをもらいました。

誰?AWSでGlobal Startup Advocateというロールをされておられる方で、自分が過去X-Tech JAWSのようにおもしろい◯◯Techを紹介したりしてたのを、いまでも日本時間の深夜にClubhouseで紹介部屋をしていたりします。その方がコミュニティ本を書いておられるので、おのぼりさんとしてサインもらいました。

PANKRATIONに登壇してくれたMichaelさんとAvinashさんにも出会えた。直近でAnkitさん(AWS Hero)ともLinkedinでつながっててお会いできた。

Day1

 Dr.Werner VogelsによるWelcome Noteから始まって、亀田さんの上司に当たるKrisさんとAPJのCommunity Program ManagerしてるShafrazさんによるイベント紹介、その後、Future of AWS Communityというタイトルで、参加者の内訳や、評価されたコミュニティのお話などもありました。
33人のAWS Heroes、28人のAWS Community Builders、60人のCommunity Leaders、9人のDev/Cloud Alliance Membersの合計133の人々が参加されたというのと、2020-2022の活動の中で評価されたコミュニティについて紹介が。日本からはJAWS-UG 新潟、Security-JAWS、CLIが。やったね。

Security-JAWSも入ってるよ!

JAWS PANKRATIONについても、とても好き!と現クラメソのかなちゃん作成の動画が紹介されました。4という見覚えあるフォントの数字がでた瞬間にビデオを回し始めた僕すばらしい。かなちゃんにもすぐ報告しました。明日あいつ話するで!って言われたので余計にプレッシャー。

みんな、そうだそうだ!とおもった瞬間でした

間に一本、Super Charging the AWS Community - Panel Discussionというパネルがあったんですが、頭に入ってなくて。その次は、3つのセッション、2つのワークショップのどれかを選べということで、僕はInteractive Community Workshopを選びました。日本人は3人これに参加したんですが。。。。
slidoを使ってのコミュニティにおける課題とはなにか?をいくつか回答して拾い上げられるだけだったのがほんの序盤。そのあとは、以下3つのテーマについて、テーブルごとに別れてディスカッション。これがきつい。

自分はGroup1で議論(できなかった。英語の壁が。。。。

 およそ20分のディスカッションする時間、僕はただOtterをChromeで開いて、同時翻訳をかけながら、このグループでなんの議論がされてるんだろう?というのをひたすら眺めるだけでした。インタラクティブに英語で返すことができなかった。。。。。
 自分なりに課題を見たときに、自分ならAWSや各国でこういう取り組みができるんじゃないか?と思うものはあったので、それだけ別タブでGoogle Translateを開いて、いつでも英語で喋れる用意だけしてました。お国の事情はわかるけど、ほんとなんでみんなそんな流暢に英語しゃべれるの?ほんと悔しい気持ちでしかなかったなぁ。
 コミュニティに苦しめられ、そしてコミュニティに助けられた瞬間が同じグループにいたインドネシアのGo Frendiさん。彼(僕のこと)の意見も聴いてみよう、と手を差し伸べてくれたので、私は、実際にディスカッションに参加できなかったことを謝罪、英語が出来ないことは本当なので、それを最初に謝罪した上で、(おそらく議論に上がってなかったはずの)僕なりの課題をグループに伝えました。それに対して非常にうなずいてくれたのが、オーストラリアのDawn E. Collettさんでした。僕にとってたったそれだけのことであっても、非常に心が救われた瞬間でした。

  • (日本よりも)国土の広いオーストラリアやインドでは、地理的距離もあって移動が困難だが、大学在住者はそういった意味で多様。

  • 大学などの支援を経て配信を行うことが可能だったりもするが、コミュニティとしての組織がまだまだ小さく、登壇者集めも困難。

  • リモートコミュニティで話したい人もいれば、現地にきて話したいと思う人もいる。

  • そのコミュニティにおいて要件を最初に明確化することが重要

  • どの国においても、実は英語という言語の壁は存在する

  • ローカライゼーション(Localization)とグローバリゼーション(Globalization)の発展と結びつきの強化を図る必要性

  • AWSによるこれら課題の解決のための支援とソリューションが必要

 正直全体まとめの意見は聴けなかったです。Group3に参加していたメンバーが振り返りイベントで話してくれるとおもうので、それを待ちたいとおもいます。
 参加した直後は、翌日の登壇に対する不安が爆発的に襲ってきたのもんで、その後はランチでしたが、あまり喉通らず、ふとTwitter Spaceをひらいて、こんなことあった、悔しかった、なんて話をしてたら、他の参加者達もぞろぞろと集まって、その場でいろんな議論をした感じでした。

 午後のセッションはAWS Heroesのために用意されたセッション、そうじゃないセッションとあったのですが、自分は結局、そうじゃないほうのばかり聴いてました。
 Cybersecurity for Developersという枠のセッションを楽しみにはしていましたが、自分には馴染みのあるDevSecOpsなお話だったかな。知らないツールの紹介はあったけど、大きな学びは僕にはなかったです。
 その後のAWSJ亀田さんによるServerless - Past, Present and the Futureは日本人みんな聴講してたかな。亀田さん曰く初の英語登壇だって。そんなふうには思えない、いつもの亀田さんちっくで、でも、緊張もしてるんだろうなっておもわれるジャパニーズイングリッシュでした。もう、それを聴いて、自分も明日これでいこう!とおもったわ。

 その後のセッションはほとんど聴かず、自分にとっての明日の最善のための行動をしてました。

 夜はAPAC Community Awards 2022。
日本からは5人がノミネートされ、うち二人が受賞。ほんとにおめでとう!

 余談ですが、自分も時期があとすこしずれたらノミネートされた可能性あったんだとさ。SONICが2020/09、PANKRATIONが2021/11なのでいずれか2ヶ月ずれてればとのこと。まあ後で言われてもしゃーない。松井さん、山口さんの受賞は本当に心から喜ばしい。おめでとう!
 僕はこの日の夜もトークスクリプトの調整と暗記とスライドの微修正に時間を溶かすため、夜の街は繰り出さず。(すんません、真面目なもので)

Day2

 Bring the Champ In Youというセッションで、small things make big differenceという言葉を巧みに使いながら、プレゼンのよいスタイル方法についてお話されてたんですけど、俺がしゃべる直前でいい話をするでない。もうハードルがあがってあがって泣きそう。

 また、彼の登壇後、Tea Breakが入るので、みんなコーヒーだお茶だの飲んでる中、僕はトイレでゲロはいて、スタンバイ。前日からしても、Tea Break後はみんな帰ってこないので、むしろ喋ってるうちに、ちらほら帰ってきたらいいやと思ってたくらいにいたので、気が楽でしたけど、結果多くの方に聴いてもらえて本当によかったです。日本のメンバーが動画で撮影してくれていたので、公開許可がおりたら、それも公開しようとおもいます。なんとたどたどしいジャパニーズイングリッシュですこと。登壇の全容はブログを見てもらえれば。

The Journey of the AWS University Student Communityは韓国の大学生コミュニティがうまく言ってるというお話。登壇されたSuyeon Wooさんとも会話して、日本のJAWS-SGのメンバーを現メンバー過去メンバー関係なく紹介したいというお話をしました。日韓の間でそういう意見がかわされるといいな。

Architecting For Sustainabilityのセッションではサステナビリティとかカーボンフットプリントとかそういう類の話でした。日本でも昔グリーンITってあったなぁ、しみじみ

Building Diversity, Equity and Inclusion in Communities and Tech: A Panel Discussionでは日本からAWS Community Heroの伊藤博美さんが登壇。Sumiさんのブログで詳しく語られているので、こちらをみてもらえると。

ランチを経て、AWS Billing, Cost Explorer, and CloudWatch - Saves the Day!のセッション。時間帯が悪くて、人の集まりが。。。でも、FinOpsのセッションとしてはとてもいい内容だったし、日本でも刺さるとおもうんよね。お金大事。

10 Biggest Mistakes in Managing a Community (and How to Avoid Them)では、Mark Birchが登壇。Day0でサインもろた人。自分のこの日一番聴きたかった話。「あなたのコミュニティ、ほんとうにコミュニティ?」ささる人いたよね。自分は最近これ結構意識してます。Security-JAWSをただの勉強会開催するだけの集まりじゃないものにしたいから。

ETL with AWS Glueというか、NeptuneをつかったグラフDBの話。APJのCommunity Buildersからの興味深い洞察を強調したとのこと。コンテナに携わってる人多しだって。詳しくは彼女のdev.toを。

How does a UG tailor to the needs of technologically diverse demographicではAWS UG Maduraiでの怒涛の取り組み紹介。ハッカソンだ、資格取得支援だ、漫画かいてるだ、もっとあるんだけど、これも面白くて、日本でやれること、できないことあるなと思いながら、トリにふさわしいセッションだったと思って、聴いてました。

 最後にクロージングがあって、二日間のサミットは終了。
 来年も開催されると嬉しいですね。もちろん呼ばれたいですし、来年こそ成長していたい。別の内容で話できるといいな。
 総じて、思ったのは、僕自身ほとんど日本の中でしか活動してこなかったし、おそらく他国でも日本やその他の国の取り組みを目の当たりにすることはなかったからこそ、各国の取り組みを紹介できる仕組み、たとえば、半月に一度くらいのピッチで、APACに限らずですけど、どこどこのUGを紹介する記事があがるとか、それが紹介されると、こちらも参照しやすくていいなと思うんですよね。各国の活動をみて、日本でもっとやれることあるなと思った次第でした。日本でやってることで負けてないこともたくさんあるけどね。
 ということで、僕のバンコクでの経験ブログはこれで以上です。

渡泰〜会期〜帰国に撮った写真など思い出

 








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