リチウム電池の海外発送と初めてのFedEx
はじめに
表題の通り。リチウム電池を海外発送する時って意外に大変だ、とのと、FedExでの発送とかどうやればいいのかわかんねーよ!!っていう話
全てはここから始まった
Amazonで割と高額なヘッドセットを購入したところ、発送まで1ヶ月近くかかった挙げ句、不良品を掴まされた。(ヘッドホン自体に問題があった訳ではなく、付属品の充電用バッテリーケースに接触不良があった。)
販売業者に問い合わせたところ、自らAmazonの返品センターに送ってくれとの連絡。送料は領収書を添付してくれたら後日補填するとのこと。
めんどくせー!って思いながら送り先を見たら「LasVegas」の文字。げっ海外発送をこちらでやれと!?
よく見たら、販売者はマーケットプレイス業者で、在庫を持たない購入代行業者みたいな代物だった。注文を受けたら仕入れて発送するような感じ。国内正規代理店みたいなもんじゃないので、日本国内に受付窓口がある訳でもなく、ラスベガスのAmazon配送センターをそのまま使ってる感じっぽい。
業者からの指示
返品依頼後、3/1に指示が来た。
添付されてきたラベルは以下の5つ。
①ハズマット・ラベル(1)
②ハズマット・ラベル(2)
③返送用ラベル
④コマーシャル・インボイス
⑤バーコード
(これは本当にバーコードだけの書面だったので画像は割愛)
ハズマットラベル??コマーシャル・インボイス??意味がわからん。
文中の「危険物ラベル」=「ハズマット・ラベル」ってことなんだろうか?UN3481とは??
これらを自分で印刷するとかもめんどくさいな!
とりあえず郵便局に持っていく・・・が、トラブル発生
よくわからんが、とりあえず返送手続きをする。郵便局からも国際便発送できるらしい。
我が家にはプリンターがないので、コンビニで一式プリントアウトしてくる。バーコードは商品と同封しろということなので一緒に梱包。
箱の外側に「ハズマット・ラベル(1)」「ハズマット・ラベル(2)」「返送用ラベル」を貼り付け。
「コマーシャル・インボイス」はよくわからんので手持ちで持っていく。
私「国際発送したいんですけど。発送用ラベルも貼ってあります。」
郵便局「なにそれ?発送用伝票は書いてもらう必要があるよ。」
私「は?」
なんだよこの「発送用ラベル」。意味ねえじゃねえか!
郵便局「ちなみに中身なんですか?」
私「ヘッドセットです。」
郵便局「(!)もしかして充電用ケースとか入っていたりします??」
私「入ってます。バッテリー内蔵のやつ。」
郵便局「・・・それだと、荷受けできません」
私「はあ????」
発送できねえじゃねえか!!
郵便局の人曰く、リチウム電池の発送は、事故のリスクがあるため、今は郵便局では荷受けできないことになってるらしい。はああ~~???
私「どうすればいいんでしょう・・・??ヤマト運輸とかじゃないと駄目ってことですかね・・・??」
郵便局「うーん、たぶんヤマトさんも駄目だと・・・。FedExさんとかなら出来るかもしれないですけど、お客さまで確認して貰うことになりますね・・・」
と。え~~~~~なにそれ~~~~~!!
意味が分からず、窓口の人のミスの可能性もあるので、念の為、中央郵便局に電話で確認してみた。
結論から言うと、やはりリチウム電池を内蔵しているバッテリーの類は危険物として荷受けできないらしい。
ヤマト運輸も調べてみたら同様。
え~~~みんなどうやって発送してんの???
一般的なAmazon購入製品の返品手順
調べてみると、どうやらAmazonはサービスとして集荷をやってくれるらしい。なので「返品は簡単!」と説明しているサイトが多数。
なんだ~、と思ったが、そんな表示は一切ない。
そう、これはマーケットプレイス出品物。Amazonの物流網を通していないので、やっぱりラスベガスの配送センターまで自分で直送するしかないのだ。。。
そしてFedExへ
そこで、郵便局の窓口の人から教えてもらったFedExを調べてみた。貨物機撮影でしかお世話になってないFedEx。俺たちのMD-11。
めちゃめちゃ不親切なサイトだったものの(海外のサイトってなんでこんな使いにくいんだ)、以下のことが分かった。
・FedExは個人発送が可能
・リチウム電池も発送可能
・アメリカへの送料は15,000~20,000円
えー!!たけえ!!ちっこい小包だぜ!?
それにクッソ面倒なんだが!!!!
業者に連絡
私「郵便局からリチウム電池が含まれてるから発送できないって言われたんだけど!?ついでに発送用ラベル意味ねえじゃねえか!」
私「FedExだと発送料100USD超えるっぽいけど本当に返金されるんか??」
業者「マジか。じゃあ配送業者をこっちで手配するわ。」
そして音沙汰なし。
私「どうなった?連絡来ないぞ。」
業者「わりい、そっちで頼むわ。領収書取ってくれりゃ返金はするから。」
ふざけんな!
言い争ってもしょうがないのは分かってたので、結局FedExで発送することにした。めんどくせえーー!!それにちゃんと返金してもらえるのかめっちゃ不安。
ついでに危険物ラベルはやっぱ貼る必要ないから剥がして、との連絡。本当かよ。大丈夫なのか?とりあえず剥がすけど。
危険物ラベルとコマーシャルインボイス
結局使わなくなった危険物ラベル。これは何だったんだろうか。
FedExのサイトによるとリチウムイオン電池(単電池・組電池)については危険物ラベルを貼り付けなければならないと解説されていた。
ただし、「貨物が2個以下の包装物からなり、それぞれの包装物内には機器に内蔵された4個以下の単電池または2つ以下の組電池が収納されている。」場合は貼り付け不要、らしい。
今回はまさに機器に内蔵されてる電池に当たるので不要ということ。
https://www.fedex.com/ja-jp/shipping-guide/pack/lithium-batteries.html
コマーシャルインボイスについても解説があった。
こちらは輸入通関で必要になる添付書類、ということで、発送時に運送業者に手渡すことになるそう。
https://ask.fedex.com/help/ja-jp/preparing-to-send/what-is-ci
ShipperSignatureには自分の署名、Dateに日付を入れる。日付は記入日・発送日、どちらを書くべきなのかは謎。
フォーマットによってはDateは署名欄に存在しないらしい。まあ記入日を書いておけば良いんだろう。いずれも英語表記で記載する必要があるので、日付の書き方に戸惑う。
で、FedExから発送する
FedExのWebサイトのUIの一番悪いところは、最終的にどんな情報を揃えなきゃいけないのか全貌が見えないところ。入力を一つ一つ完了させないと先の項目が見えない。発送のためのガイドなども全く充実していない。はっきり言ってクソ。
事業所が点在しているようだが、原則として荷物は集荷をして貰う形になる。
発送手続き
まずはFedExのアカウントを作成する。この時点で面倒くさい。以下は順番が適当かも。だいたいこんな感じの流れ。
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