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2022 ジェフレディースを振り返ってみました

『ジェフユナイテッド市原・千葉のアドベントカレンダー2022(https://adventar.org/calendars/8246)の記事です』

さて今年も登録したはいいものの,想定以上に業務多忙でじっくり構成を考える時間も無くこの日を迎えてしまいました。
ということで,2022年のジェフレディースを簡単に振り返りましょう!

1 2021-22 Yogibo WEリーグ

2021年に開幕を迎えたWEリーグですが,5月にシーズンが終わり,9勝7分4敗の4位という好成績を得ることができました。
選手たちも概ね満足しているようで,次シーズンに向けての期待感も大きかったと思います。
第14節以降は5勝3分と負け知らず。特に4月23日に,J2リーグとの共同開催で行われた,日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦では,0-2からの3-2と大逆転での勝利を納め,これまで女子サッカーを見てこなかった方にも印象を深めた試合だったのではないでしょうか。

ハイライト動画はこちら(https://youtu.be/VvTQWUhNj4w)

当初目標としていた3位には勝ち点1差で届きませんでした。
開幕当初の大方の予想からすれば躍進となりましたが,最終節も含め自力でつかみ取るチャンスがあったにも関わらずと思わずにもいられず,素晴らしいシーズンではありましたが,さらなる飛躍を期待するものでした。

第22節最終節 アルビレックス新潟レディース戦 1-1の結果を受け猿澤真治監督は,リーグ3位まで後勝点1届かなかったことに対し,

今日の試合だけではない1ポイントでした。逆算すると開幕戦の引き分け、残り3勝すればという部分での引き分け、あと1得点を取りたい場面で取れていないなど、小さな差が結果として1ポイントが届かなかった。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/66

また,岸川 奈津希選手は,8戦負け無しでのシーズン終了について,

今、思うと勝たなければいけない試合で引き分けているイメージが強い。取りこぼした試合もあったと思うので、強いチームになるためには勝たなければいけない試合で、しっかり勝ち切ること、失点をしても逆転する力を付けていかなければいけません。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/66

と次シーズンへの課題をしっかり認識しておりました。
引き続き,選手たちの活躍を期待したいと思うシーズン閉幕でした。

2 第43回皇后杯全日本サッカー選手権

4回戦から登場した我らがジェフレディース。リーグ戦7戦負け無しからの勢いで初戴冠を目指す大会となりました。

2021.12.25 4回戦  vsオルカ鴨川FC 1-0 Win
2021.12.29 準々決勝 vs日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-0 Win!
2022.1.5  準決勝  vs日テレ・東京ヴェルディメニーナ 1-0 Win!

特に準々決勝では,大会5連覇を目指していた日テレ・ベレーザ相手に3-0と快勝。
また,INAC神戸や大宮AVを退けてきた日テレ・メニーナが相手の準決勝。中高生によるチーム相手に固いブロックでの試合運びに対し否定的な声もありましたが,これまで我が軍が培ってきた堅守速攻やショートカウンターを貫いての勝利。

林 香奈絵主将は,試合を振り返ってこう語りました。

対戦相手が中高生主体のチームですがベスト4まで進んでいるので実力があることは分かっていました。「相手をリスペクトした上で自分たちのサッカーをしよう」と思っていたので90分間の1分、1秒も逃さず自分たちのサッカーができたと思っています。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/69

失点をせずチャンスがあれば得点を窺うこれまでの戦い方と変わりないとし,公式戦10戦負け無し,また皇后杯では失点が無いことについて,

チャレンジ&カバーの部分で誰一人として怠らないことが要因だと思っていて、誰一人さぼらず90分間、走り続けています。もちろん押し込まれる時間もありますが失点する気配はないので自信を持っています。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/69

トーナメントでは先に失点することが試合を難しくする要因となることから,前線からしっかりと守備にいっているチームに高い感触をつかんでいました。

皇后杯決勝
AFCアジアカップ開催の関係で,準決勝から1か月半空いた2022年2月27日にサンガスタジアムで行われました。
相手は,浦和レッドダイヤモンドレディース。

試合は,お互いの特長を活かした我慢比べとなりましたが,決勝弾を決めたのは、67分浦和の菅澤優衣香選手。
9大会ぶり2回目の決勝進出となるも,0-1で敗戦、準優勝に終わりました。

初優勝の浦和,おめでとうございます。

その結果について林 香奈絵主将は,こう語ります。

準優勝でも自信を持って千葉に帰れると思っています。もちろん優勝して皆さんに良い報告をしたかったのですが、自分たちとしてはしっかり戦った結果なので胸を張って帰りたいと思います。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/70

翌週から始まるリーグ後半戦に向け,新たに突き進んでいく決意を述べていました。

しかしながら,ジェフレディースはまだまだ常勝チームではありませんが,選手達が自ら手にした決勝へのきっぷ,優勝という結果を掴んでもらいたかった。獲れるときに獲っておかなきゃ,と個人的には残念でなりません。

3 2022-23 WEリーグカップ

急遽決まったリーグカップ。
グループでチーム数も異なり,グループ内それぞれ1試合対戦で1位チームが決勝進出です。
ジェフレディースは,1勝2分1敗でグループ3位でした。

第1節のINAC神戸戦では,前半早い段階で3点先制されるも1点差まで詰め寄り,敗戦したものシーズン開幕戦としては好感触を得たことを覚えています。

なお優勝は,日テレ・東京ヴェルディベレーザをPK戦で下した浦和でした。

日程的に実施の必要性をあまり感じない大会でした。
もちろん年間ゲーム数の問題もあり必要性はわかります。
急遽決定したために,スタジアムが確保できないチームもあったようです。
各施設の利用予定は年度カレンダーで決まっていることから,後から組み入れることはどこも大変だったと思われます。
2023-24シーズンからはチーム数が12と偶数になりますので、改善を期待しましょう。

4 2022-23 Yogibo WEリーグ

10月22日に開幕し,まだまだシーズンまっただ中です。
第6節までが終わり,1勝3敗2引分けで9位と出遅れています。
林香奈絵選手や千葉玲海菜選手をはじめ多くの怪我人やコンディション不良の選手を抱え、特に苦しいシーズンを過ごしています。
また3敗した試合もすべて先制点を奪ってからの逆転負け,選手達の気持ちも複雑な気持ちを抱えていることでしょう。
そのような中,12月10日に行われたアウェイ マイナビ仙台戦。0-0の引き分けでしたが,「走る、闘う」チームコンセプトに立ち返り,フィールド内で体現され,まだまだとはいえ浮上のきっかけとなってくれればと思います。

5 第44回皇后杯全日本サッカー選手権

今年も4回戦から登場し,昨日12月17日に行われたアルビレックス新潟レディース戦ですが,あえなく0-2で敗戦,早くも姿を消す残念な状況となりました。
田中真理子選手は,この敗戦と次のリーグ戦に向けてこう吐露します。

皇后杯に対する思いは、私だけではなく、みんなも勝ちたい思いが強かったと思います。この悔しさはリーグ戦で晴らすしかありません。

https://jefunited.co.jp/matches/contents/301

怪我人も多く難しい状況を、一人ひとりが責任を持ち勝点につなげていけるよう切り替えていくことをチーム全体に求めています。

6 所感

私が,前回大会の決勝で準優勝に終わったことを嘆いたのは,第41回大会の2回戦で作陽高校に敗戦などもあり,期待する結果を得ることがどれほど難しいか,非常に強く思うからです。
「うまくいかなかったことを次に生かしたい」
でも,試合に出ること,勝利をすること,優勝することは「次」ではなく,今このときをどれだけやりきれるか,その「次」にはじめて得られるのではないでしょうか。
勝利はみたいけど,勝利がみたいのではありません。
選手達が試合でどれだけやりきれたか,熱い戦いがみたい,この先ぜひそのような姿がみられるよう願っています。

ということで,昨日の敗戦もあり結局長々と書き連ねてしまいました。
最後までお読みいただいた皆さん,どうもありがとうございました。
引き続きジェフレディースへの応援,声援,関心をよろしくお願いいたします!

次回ホームゲースは,2023年1月8日(日)13時キックオフ 浦和レッドダイヤモンドレディース戦です。
フクダ電子アリーナが照明改修中につき,ゼットエーオリプリスタジアムで行われます,ぜひ皆様お越しください!

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