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他人とのコミュニケーションが苦手な人はメール取材はいかが?
「フリーランスライターのブツクサひとり言」第6回
取材はライターが避けることのできない、必須のスキルです。取材をせずに書ける「コタツ記事」というものがありますが、私を含め紙媒体を長らくやってきたベテランたちの多くは、そもそもコタツ記事を「記事とは似て非なるもの」と認識しています。
さて、記事は原則として取材してきた情報を、読書の興味を引くように再構成して文章化したものをいいます。
では「取材」とは何でしょう?
イメージされやすいのは、対面でのインタビューではないでしょうか。最も一般的に行われている取材方法だと思います。
しかし取材は、インタビューだけではありません。記事を書くための「材料を取る」ことが取材ですから、テーマに沿った資料を集めることも取材です。また、取材相手と直接会わなくても、電話で話を聞いたりリモートで話を聞いたりすることも取材です。
あるいは、メールで質問を送って、後日、回答を書き込んで返送してもらうのも取材です。
つまり、取材には決まった形がありません。相手から情報を引き出したり、関連する情報を集めたりする行為はすべて取材なのです。
若いライターの中に時折「人と会話することが苦手」という人がいます。だから自宅にこもってパソコンを打っていればいいライターになったというのですが、冒頭に書いたように取材はライターの必須スキルです。
人と話すのが苦手なら、メールでの取材を申し込んでみたらどうでしょう。
応じてくれるかどうかは相手次第だし、そもそも取材のお願いはどうするの? という問題はあります。
取材だけすればいいというクライアントに巡り合えるかどうかも分かりません。が、メールで取材をする方法があることを知っただけでも、一筋の光明ではないのかなと思います。