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炒飯から学ぶ動画編集

この記事では僕が炒飯から動画編集を学んだことを解説していきます。

おそらく記事を読むことで炒飯だけじゃなく、日常生活でも動画編集に関わるヒントが得られると思いますのでぜひ読んでみてください。

食べる前の炒飯がなぜ "美味しい" なのか?



僕は昼食に迷うとよくラーメンを食べにいきます。

美味しいし、手軽だし、何よりもラーメンが好きなのです。
(特にこだわりはないです。醤油でも豚骨でも塩でも何でも来い!です。)

家から車で5分くらい走ったところに
行きつけのラーメン屋があるのですがよくその店に足を運びます。

今はコロナ禍ということもあるので、
お店は混まないように人数を制限していたり大変な状況ではありますが、
行きつけの店の少しでも助けになればと状況を見ながら極力行くようにしています。

ある日、ラーメン屋に入り、
いつものように炒飯セットを頼んだ時でした。

離れた席に座っていた会社員らしき2人の男性も
炒飯を頼んでいたらしく、運ばれてきた炒飯を見るなり、

「わー!これは美味いやつ!」

「絶対美味い!!」

と言ったのです。

確かにその店の炒飯は美味しいです。
僕も毎回食べるので。

ボーッとしながらその何気ない会話を聞いていると
ある疑問が湧きました。

まだ食べていないのになぜ「美味い」と判断できるのか?

言ってしまえばこれは炒飯だけの話ではないです。
いろんな料理を目の前にして、食べる前に「美味しい」と感じたことがある人は多いはず。

それはなぜだろう。

僕の目の前に炒飯が運ばれてきた時、
箸をつけず、その理由を考えていました。

おそらく、それは炒飯の見た目と匂いにあります。

油を使った香ばしい匂い。
炒めた米に卵や野菜、肉などが色とりどりに散りばめられた盛り付け。

この、

見た目=視覚

匂い=嗅覚

で僕たちは食べる前に「美味しい」と勝手に判断しているということです。

見た目・匂いは心理的影響を与える


実際に見た目や匂いは人間の心理、いわゆる脳に作用するとの実験結果があります。

アメリカのオックスフォード大学の実験心理学の研究で、
味付けを全く同じにしたサラダ、ステーキ、ポテトを盛り付けを変えて
被験者に出したところ、

味付けが同じにもかかわらず、
盛り付けに配慮し、見た目を綺麗にしたものが
「一番美味しい」という結果が出たそうです。
また、料理に対して「いくらなら支払えるか」という金額も調査したところ、盛り付けに凝ったものに対して、単純に混ぜ合わせたものよりも、3倍の値段を支払ってもいいとの回答も出たとのこと。

つまり、味付けは同じにも関わらず、見た目で

美味しさも価格も変わった

ということです。

匂いに関していうと、
心理的な影響を及ぼすというのはご存知の方も多いはず。

アロマテラピーなどがその例ですね。

イライラした時にはこんな香り、
疲れた時にはこんな香り、
など

心身をリラックスさせる効果があるのは有名かと思います。
恋に効く匂いというのもありますし。

つまり僕たちは
最初に"見た目"や"匂い"である程度道筋を決めてしまっている、
ということです。

そしてこれが動画編集にも関わってきます。

動画編集における"見た目"と"匂い"



動画における見た目と匂いとは何なのか?

まず動画における「美味しい」とは

・面白そう
・役に立ちそう

というような「内容」です。

聞いたことがあるかもしれませんが、
"動画は最初の5秒以内で見るか見ないか決まる"
と言われています。


つまり、動画という料理が出されて、最初の5秒以内で

・美味しい(面白そう、役に立ちそう)
・不味い(面白くなさそう、役に立たなさそう)

と判断されてしまうということ。

全部見れば「面白い、役に立つ」動画でも、
最初に不味いと判断されると見てもらえないのです。


だからこそ、
動画にも見た目と匂いが大事になります。


ここで、「ん?動画って匂いするの?」
と思われる人もいるかもしれませんが、

ここでいう匂い、つまり嗅覚は
実際に鼻で感じる匂いではなく、

「女性は男性よりも浮気への嗅覚が鋭い」

と言われるような察知能力としての嗅覚です。

動画の最初の5秒以内でどれだけ良い見た目と匂いを感じさせることができるか?

これが動画編集におけるポイントです。

では、動画の見た目、匂い(嗅覚)とは何なのか?

それぞれ解説していきます。

動画における見た目



動画における見た目とはいわゆる「素材」です。

テロップや動画、画像、シェイプなどの目に見える素材。

前に営業マンを例に記事にしましたが、
綺麗に作成しているものに関しては「信用・信頼」を得ることもできますが
汚いものに関しては「胡散臭い」と思われがち。

例えば、テロップなんかは基本下に配置しているし、
タイトルなんかは左上や右上に配置している。

こういう目に見える素材をいかにストレス、違和感なく状況に合わせて見せることができるか、ということが大事になってきます。

料理でいう盛り付けです。

どこに何をどう配置すれば綺麗に見せることができるか。

まずは視聴者の立場になって考えてみてください。

動画における嗅覚



動画の嗅覚とはいかに視聴者の嗅覚を敏感にさせるか、です。

具体的にいうと、最初の5秒で「いかに興味を引かせるか」です。


もっと具体的にいうと

「どういうこと?」
「何これ?」
「何で?」
「どうやって?」


など、?をつけることができるかです。

TV番組やYouTube動画を見ていると、
冒頭でその番組の盛り上がるシーンを一部切り取って流していたりしますよね?

つまり、「この番組はこんな感じで面白いですよー」と最初に見せて、
気になりそうなところは「【???】」などで隠すというような演出をしています。

また、「芸人●●がまさかの年収を暴露!!」とか。

これは視聴者の嗅覚を刺激する演出。

「【???】が気になる〜!何!?」
「え!あの芸人さんの年収っていくら?」

とか。

こんな感じで最初の5秒以内で嗅覚を刺激する気になるポイントを作れるかが動画では大事なのです。

最後に



さて、今回は炒飯を見て、動画を結びつくことを記事にしたのですが、
もしこの記事タイトルの「炒飯から学ぶ動画編集」を見て、「?」と思ってお読みいただけたのであればあなたの嗅覚を刺激したことになります(笑)

見た目については極力読みやすい形で書いたつもりですが、
読んでいただいたあなたの感想をぜひ聞かせてください。

今後、動画編集をする場合、とりあえずは以下に注意して作成していくと
いいと思いますよ。

①冒頭5秒以内は見やすいか、わかりやすいか(視覚)
②冒頭5秒以内に「?」と思わせる要素は含んでいるか(嗅覚)

ぜひチャレンジしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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