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本物のスモールラグジュアリーホテルとはどんなホテルか

こんにちは。noteを書くのは久々です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

いよいよコロナが明けて、インバウンドマネーを掻き集めるように国内のホテル稼働率は伸び、新規開業ラッシュは依然として止まりません。

その中でも、最近は特に”スモールラグジュアリーホテル”への興味関心が高まっているような気がします。
SNS広告でも「グランピングの次は、スモールラグジュアリーがアツい!無人運営、投資回収◯年!いま最も稼げるモデル」といった感じのPRが日々流れています。

そんな中、スモールラグジュアリーホテル業界にどっぷりと浸かって14年の私から、伝えたいことがあります。

スモールラグジュアリーホテルをこれから作る人、もしくはそこで働こうと思っている人に向けて書きますが、クセ強めの意見が入るので、一部有料にしています。

個人的な本音に触れたい方のみ、購入して読んでください。


それはスモールラグジュアリーホテルではなく、スモールラグジュアリー"風味"のホテルである。


先日、とある方からご質問をいただきました。

Q・スモールラグジュアリーならではの強みとは?


メールでのやり取りだったため、散歩しながら半日考えてみて、以下の文面を書いて返信しました。

A.ビジネスの世界からも完全に否定された、オーナーの刹那的な"所有の美学"と"ストリートアート"を体験できること。


<  解説 >
最近ではスモールラグジュアリーホテルと言っても、定義はさまざまで、30〜50室くらいあるホテルをスモールラグジュアリーと言ってみたり、不動産投資家の皆様が利回り目当てで作る高級ホテルなどをそのように呼んでみたり、とりあえずなんとなく近しい存在をそう呼んでみたりと、スモールラグジュアリーホテルは完全な “流行りのビジネスコンテンツ“ になってしまっている感じが否めません。

しかし、それらをあえて表現するなら、スモールラグジュアリー"風"ホテルであり、私が好むスモールラグジュアリーホテルではありません。

例えると、アイスクリームとラクトアイス、コーヒーとコーヒー飲料。
似ているようで本質的に違う。笑

結論、私を含む、コアなマニアが好む本物のスモールラグジュアリーホテルとは、

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