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SoundCloudの衰退と音楽市場を支配するTikTok


Sound Cloud時代

2014年頃からこのユニークなサウンドや見た目は多くの物議を醸され、古い時代のHIOHOPを覆すようなラッパーが様々に現れ、HIOHOP大きな転換期となった時代です。

2015年から21 Savage、Kodak Black、Lil YachtyやDenzel Curryなどが急速に知名度を上げ、翌年には今のHIPHOP時代を象徴することにったXXL Freshman2016に選出されます。

Rap ファンの分裂 

もごもごするラップスタイルや中身のないラップはOld SchoolのラッパーBoom Bapのファンには受け入れられず、大きな物議を引き起こし、マンブルラップと呼ばれるようになります。

現在はこのスタイルが多くのラップファンに浸透し、マンブルラップと呼ばれことはなくなったと思います。

SoundCloud時代黄金期

2017年にはCole Bennettによって設立されたLyrical Lemonadeの動きが活発となり、新たな若手ラッパーが発掘されます。
そしてTekashi 69、Lil PumpやSmokepurppはインスタなどを利用して楽曲以外の注目を集めるラッパーが人気になります。

2017年のXXL Freshmanでは

後にカルト的な人気を掴むことになるPlayboi Carti
Look At Meがメインストリームで注目され、多彩な音楽スタイルで注目されたXXXTENTACIONなどが選出された。


Emo rap全盛期

Lil Peepがパイオニア的な存在となり、Lil Xan、XXXTENTACIONやTrippie Reddが中心となり、孤独感、不安、飲酒や薬についての歌われたEmo Rapは若者に大きなトレンドとなります。

EmoRapを代表とするアルバムXXXTENTACIONの17はKendrick Lamarにも紹介されます。

翌年の2018年にはJuice Wrldが注目されることになります。

デビューアルバムGoodbye & Good Riddanceに収録されたLucid DreamsはYouTubeで10億再生以上再生されJuice自身の最もヒットした曲となりました。

Goodbye & Good Riddance

そして数か月後Juiceに大きな影響を与えたFutureとのコラボミックステープWRLD ON DRUGSをリリースします。

WRLD ON DRUGS

SoundCloudの衰退

 

2018年頃から徐々にSoundCloudが衰退していきます。
そしてSoundCloudの衰退にはいくつかの理由があります。

1つ目は
2017年にLil Peep、2018年にXXXTENTACIONそして翌年にはJuice WrldなどSoundCloud、Emo Rapを代表とするラッパーが亡くなったこと。The Kid LaroiやIann DiorなどJuicw Wrldの死後も新たなEmo ラッパーが台頭しますが徐々にSoundCloud、Emo Rapの人気が低迷していきます。

2つ目は
SoundClooudが利益を追い求めすぎた有料プラン、理由もなく楽曲が削除されたりなど多くの問題を抱えたことでメインストリームのラッパーがSoundCloudを離れたこと。


そして、21 Savage、Kodak Black、Lil YachtyやLil Uzi Vertなどのラッパーは新たなサウンドへの挑戦、コアなファン層よって人気を保ち続けますが、一方Polo G、Lil Tjat、King Vonなど新たなラッパーの帯同によって時代の変化についていけなかった一部のラッパーは表舞台から姿が消えることとなります。

SoundCloudの現在

2021年にはRageビートの注目により、主にSoundCloudのアンダーグラウンドシーンで活躍していたをSoFaygo、SSG Kobe、Yeatなどが注目を集めます。

しかし現在のSoundCloudは人気を確保するための踏み台であり、2016年頃のようなコミュニティの団結力や盛り上がりはありません。


TikTok時代

2019年頃からSoundCloudに代わってTikTokが音楽業界を支配することになります。TikTokのダンス動画などがきっかけで爆発的な人気を獲得するラッパーが現れ、さらにTikTokのダンス動画と相性の良いJersey Clubサンプリングドリルが注目されるようになれ、意図的にTikTokでのヒットを狙うラッパーも増え始めたました。

2019年~2020年頃には
Roddy Ricch、Don Toliver、Megan Thee StallionやDoja CatなどがTikTokから大きな恩恵を受けることとなります。

2020年にTikTokで大きなヒットとなったRoddy RicchのThe Boxは11週連続ビルボードで1位を獲得し大きな注目を集めます。

そしてLil Nas XなどSNSを上手く利用して自分自身をミームにすることで爆発的に人気を誇るラッパーも現れ始めました。


TikTokのデメリット

TikTokでバイラルヒットを起こしたCoi Lerayの楽曲「Players」
Billboard Hot 100この楽曲は最高9位にランクインするも、その年にリリースしたアルバムの初週売上はわずか1万枚。


次に2022年頃から突如メインストリームに現れたIce Spice

Nicki Minaj、Taylor Swiftとのコラボ徐々に知名度を上げるも、今年リリースしたファーストアルバムの売上は初週2万8000枚と決して成功と言える数字ではないと思います。


音楽プラットフォームで成功を掴んだSoundCloudとは違い、ダンス動画で大きな知名度広げたファンベースは固くありません。多くのTikTokで成功掴んだラッパーは1年後には急速に人気が低迷し、1発屋ラッパーが急増します。

さらに音階市場で勢力を拡大し、大きな議論を生むTikTok。
ここ最近ではTikTokでのヒット曲を毛嫌いする人も少なくはありません。


最後に


自分は主にTwitterでUS HIOHOPに関する投稿を行ってます。

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