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持たざる者が考える、「考えて行動する」と「好き」


先日僕がお世話になっているバレーボールチームの
チームメイトが出演するというセイトーーーク!!Part2を観た。

https://youtu.be/zyxO-EMzy14

セイトーーーク!! Part2
バレーボールの名門、下北沢成徳高校の社会で活躍するOG達が
夢や目標に向かって頑張っている人に向けて経験談や話す。

全て見終えた感想は
「考えて行動する」彼女達が凄い。
どうすごいのか自分に当てはめて考えてみた。

■考える


●全部答えを欲している


これは寺澤歩花さんが監督である小川先生に言われた言葉だ。
寺澤さんは控え選手でありながらキャプテンを務め全国制覇を経験している。
本人曰く「全日本クラスの選手が成徳のキャプテンだと思っていた」そうだ。
確かにそんなイメージがある。

彼女は成徳というチームの特徴をこう話す。
「成徳は自分達で考え、自分達で失敗した中で成功を見つけるチーム」

下北沢成徳高等学校バレーボール部監督小川良樹先生の指導方法はバレーボーラーの中ではとても有名な話で、練習中特別に指示を出したり声を荒げたりすることはない。

ひたすらに彼女達をじっと見つめている。

彼女が部活動を引退し高校3年生の卒業間近、「キャプテンとしての私はどうでしたか?」という問いに対し、
監督である小川先生が答えた「全部答えを欲している」という言葉が刺さった。

人に答えを求めるのは簡単なことだ。言われたとおりにすればいい。

だがここに自分で考えるというプロセスは完全になくなっている。


●僕の特技はググる事

自分に置き換えて振り返ってみる。
僕は中学3年生の15歳頃から2chに入り浸っていた。

2ch用語にggrks(ググレカス)という言葉がある。

https://numan.tokyo/words/6p16l

“ググレカス”の母音を抜いた表現。
この言葉の中の“ググる”とは、「Googleで検索して調べる」を動詞化したもの。チャットや掲示板など、文字情報のみでコミュニケーションをとる場で使われる。「それくらい自分でググって調べろ、カス野郎」の略称。
掲示板などで、検索すればすぐにわかるようなレべルのことを質問する初心者に対し、「それくらい自分で調べろ」と突き放す言葉である。一応“調べる”という解決策を提示しているので、罵倒しているわけではないという主張もあるが、最後に“カス”がついているので、やはり罵倒と言える。
初心者に冷たい言葉に聞こえるが、実際確かに、それくらい自分で調べろよ、と納得・共感できる場合も多かったりする。

当時にしてはインターネットに触れる機会が早かったほうだと思う。
何も考えずggrksを実直に実践してきた。

今でもわからなければすぐググる癖がついている。

結果どういう事が起こるか。
物事の事象が理解でき知識だけはつく。表面上の知識だけだ。
経験値から獲得する事でしか得られない知識ですらググるようになり、今振り返ると思考能力も行動力も衰えていく行いだったように思える。


■行動する


●「行動する」の原動力は「好き」


努力が嫌いだ。

実践する、行動するのが苦手だ。
なぜ凄い人達は実行できるのだろう。
なぜ実践できるのだろう。
なぜ努力ができるのだろう。

それらが実践できる人をひどく羨ましく思う。

凄い人が好きだ。凄い人に憧れる。
自分の思考をなぜなぜ分析してみたところ、一つの答えに辿り着いた。

なぜ凄い人が好きなんだろう。自分が思う「凄い人」とは「努力ができる人」だ。
なぜ努力ができる人に憧れるのだろう。
自分が努力ができない人間だからだ。
なぜ凄い人は努力ができるのだろう。
強い意思、モチベーションを持っているからだ。
なぜモチベーションを持っているのだろう。
好きだからだ。

バレーが好き
仲間が好き
勝利が好き

様々な「好き」という感情が原動力となり彼女達を突き動かす。


●自分に当てはめる


考えていてもいざ行動に移すとなると、急に及び腰になる。
ビビっていたり、変化を恐れてしまう。
結局行動できなかった時、自分は意思が弱い人間なんだとひどく落ち込んでしまう。
そう思っているうちに、いつの間にか行動できなくなってしまうのだ。

ブログを始めた。様々なブロガーの成功体験を読んだ。
皆口を揃えて「続けることが大事」だという。正直、よく聞く話だ。
続けるためには好きでなければいけない。好きという原動力は継続する。と言う。
自分の「好き」を行動に変え継続させる。

自分は何が好きだろう。この記事のように分析が好きだ。

このブログがもしかしたら努力ができない自分を変えてくれるかもしれない。
変えてくれないかもしれない。
今の所、文を書くのは苦ではない。発信することも楽しい。

好きが継続してほしいが、これが続かなかったとき自分は絶望してしまいそうで怖い。
好きだと思っていたものが続かなくなってしまったとき、
本当は好きではないのかもと懐疑的になるかもしれないのが怖い。

挫折しそうになった時は好きかどうかもう一度振り返ってみるといいかもしれない。

■「考えて行動する」ができる環境

何より彼女達がこのような思考ができる環境を作った小川先生という方が凄い。
失敗してもいい。生徒自身で考えさせ、実行できる環境を提供している。
そして生徒が道を踏み外しそうになった時、寄り添って正しい道を指し示す。
そんな環境がとにかく羨ましく思えた。

僕自身、以前務めていた会社で
「会社の〇〇な現状を改善するために、■■を計画したので、●●をさせてください。」
と提案したところ、それは君の仕事ではない。と社長に一蹴されてしまった事があった。
今思えばもっと食らいつけば良かったのかもしれない。当時の僕は、腐ってしまった。

チャレンジさせてくれる環境というのは、おいそれとその辺に転がっているものではないと痛感させられた出来事だった。

■自信


好きが継続するとどうなるのか。継続できた自分に自信がつく。
考えて行動することで成功に近づく。小さな成功が自信に繋がっていく。


下村えりさん
大山加奈選手、荒木絵里香選手の先輩であり、キャプテンだった方だ。
現在は会社を経営している。
彼女の言葉が自分の心に一番刺さった。そして凹んだ。

「自信は過去の自分からしか生まれない。」

自分の高校生時代を振り返って、どれだけ自信に繋がる経験があっただろうか。
人生の糧、「自信」という財産を高校生で手にすることができたというアドバンテージはとてつもなく大きい。

続けてこう話す。

「自分が過去、色んな場面でどういう行動をとったか、それが今の自分に活きてくる。」

過酷な環境を乗り越えたという自信。
勝つための方法は社会でも通用する。
その方法が実行できるのは過去の自分が乗り越えた「自信」があるからだ。


■社会との共通点


●PDCAサイクルを無自覚で実践する女子高生


下村さんは、チームでの役割は社会や会社での構図と同じだという。
表舞台に出る主役がいて、それを支える裏方がいる。
チームが勝つためには役割をつくらなければならない。

生まれ持った才能・スキル・身体機能の差によって実力が及ばない者の葛藤がありながらも、自分の役割を自ら選択して受け入れている。
自分の強みを理解し、チームのために自分ができることを自分で考えて実践する。
チームメイトや保護者・関係者の助けを借りながら、この思考を高校生の時に完成させていた事が本当に凄い。

●チームとは

強いチームになる為の条件は?
という問いに対して下村さんはこう話す。

「一人ひとりが自分に厳しいチーム」
「チームが勝つために自分が何をすべきか考え行動できるチーム」
「どうやったら全員が同じ目標に向かって自分の頭で考えて頑張れるチームが作れるか」
これは会社を経営していく上でも同じことが言えるという。

それは大前提として達成目標が全員一致していないと難しいだろうなと思った途端、彼女はこう続ける。
「今でも付き合っている人は本気で何かに取り組んでいる人ばかり。」

彼女の会社の社員がどのような人達なのか、容易に想像できてしまう。


■自分に置き換える


「自信は過去の自分からしか生まれない。」
聞いた瞬間から過去を悔やみ、数日間凹んだ。
だがこれから積み重ねていけばいいのだ、と思えるようになってきた。

人生かなり遠回りしているけど、憧れの凄い人に一歩でも近づけるよう、
考えて行動し、継続する。そして自信に繋げる。

そんな作業を、自分の好きなものを通して自分なりにやってみようと思う。

まずは女子高生だった彼女達に追いつくところからだ。

以上、長々とここまでお読み頂きありがとうございました。

早く皆とバレーボールがしたい。

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