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星達の願い【声劇台本】

ふと見上げた夜空に煌めく星たちは何を思っているのか。

途中からすごい表現になりますが、そう見てるんだろうなぁ、と思いながら書いてます。

1人で読むもよし、複数人で読むもよし。

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ふと見上げた夜空。

そこには無数の星が瞬(またた)いていた。

形を作る星。
空を流れる川。
流れ消え去っていく星。
ぶつかっていく小惑星。
年老いて消える星。

星にはそれぞれ物語がある。
その物語は消えるものもあれば続いていくものもある。

「形を作る僕らは隣同士じゃないんだよ、隣って何光年も離れているんだよ」
「君が見ているのはずーっと昔の光なんだよ」
「人間って小さいね」
「汚い世界だなぁ」

【ねぇ、そこの小さな人間。
君は僕達を見上げて何を思う?
何を感じる?
君達から見たら僕達はちっぽけで遠い存在なのかもしれないけど、僕達から見たら君達の方がよっぽど醜くて無様だよ。笑っちゃうよねぇ、僕らの物語を語る人間が無様だなんて】

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