荒れた学級 3学期スタートの思考

1,2学期、学級があれてしまった先生たちは、3学期もとてもつらい思いをする。冬休みがあけるのを憂鬱に過ごし、開けた後もブルーマンデーに苦しむ。自分も経験者だから、痛いほどよく分かる。
 もし、荒れてしまったら、現状維持を最低限の目標にし、粛々、淡々と日々を過ごすに限る。あがいてもあがいても、よくならない可能性が高く、メンタルが崩壊しかねない。自身の自律神経を守り抜いた方がいい。
 そのうえで、できることを少しだけやってみる。おすすめは、ほめることだ。荒れた中にも、きちんとやっている子どもがいる。その子に目を向ける努力をするのである。つい、荒れている子に目が行きがちで、注意ばかりしてしまう。ちゃんとやっている子がかわいそうだ。ぐっと我慢し、ちゃんとやっている子をほめ続けるのがいい。そうすると、「荒れる」か「ちゃんとする」かの中間の子らは、ちゃんとするようになる。(時がある)その絶好のタイミングを逃さず、すかさずほめることだ。
 できるなら、荒れている子に対しても、ほめること。ほんの些細なことでいい。授業中、教科書を出した、開いた、ノートを開いた、字を書いた・・・。教師はやって当たり前だと思わず、すごいことなんだと意識を変えるようにする。
 ともあれ、3学期をともに乗り切りましょう。

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