シーラカンスは背骨が無い。これ、豆な。
ども!ちょこぷりんです。
盆休みの間に沼津のほうへ行く機会があったので以前から気になっていた
『深海水族館』へ行ってきました!
ここには世界に唯一の"シーラカンスの冷凍保存"がされた状態をみることが
出来るんですね。冷凍ケースの温度計では確かに"-20℃"と記載されています!ケース内の氷がプラスチックぽく見えてしまい、(本当か…???)と疑ってしまいたくなる気持ち!すっごく分かります。筆者も現地で何度もツッコんでしまいました。
そんなシーラカンスの豆知識。
というより現地で聞いて驚いた内容を書きます。
どうぞ脳内で"世界ふしぎ発見!"のBGMなどを再生しつつお楽しみください。
それじゃ、いってみよう!
①背骨が無い。形状や柔らかさが"ちくわ"と酷似。これ、豆な。
そうなんです。古代魚と深海魚ならでは。な体の形状をしております。
背骨がわりに脊柱が入ってます。それが"ちくわ"っぽい形状になっており
空洞になっているんですね。で、そんな構造でどうやって身体を支えているんだい!っていうと、鱗が超固いみたいで。なんでも"コズミン鱗"っていうらしいんですけど、この鱗が連なることで身体を支えているんですね。
ガノタにいうなれば、
シーラカンス = 初代ガンダム・ザクの外骨格構造
人間 = ムーバブルフレーム構造
といったところでしょうか。
骨で支えている我々とは違う様です。
ちなみに鱗がクッソ固いことで最近有名な外来魚がおりますね。
そう、"プレコ"ですね。(筆者は鰐さんの動画で知りました。)
そんな外骨格持ちなので敵性生物があまりいなかったんじゃないかな。
って個人的に思ってます。鱗が固ければ襲われにくいですものね。
と、横道にそれましたが体内の構造が今の生物とは違って
面白いですね。進化の系譜を感じられて好きです。
ちなみに浮袋も構造が全然違うみたいですよ。
今後ちくわを食べるたびにシーラカンスを思い出してあげてね!
②食感は"濡れた歯ブラシ"らしい
ということで日本人なら必ず気になるであろう食感
ちな味は美味しくない。ということらしいです。
絶滅危惧種でもあるシーラカンスは基本的に食べることが出来ませんが、
昔に食べたことがある人の情報があるそうです。
で、食べた食感が"濡れた歯ブラシ"らしいです。
昔ってところから考察するに今の主流な細くて柔らかくしなる歯ブラシ
ではなく、安っすい歯ブラシのゴワっとした感じなんじゃないですかね。
食ったこと無いのでシランケド。
プリンに醤油をかけて"ウニだ!!"ってアハ体験する時代ですから、
ちくわ食べて歯ブラシ噛んで"シーラカンスだ!"って言っても
時代に合っているのかもしれませんね。
やっぱ美味しくないから襲われず進化じなかったんじゃ(ry
③主食は魚。そら歯があるもの。
そうなんです。深海魚ってあまり食べたり動いたりしないイメージがありますので基本的にプランクトン食べるんじゃない?って思うじゃないですか。
ちゃんと魚食べる様です。しかもカマスとか食べるらしい。
でも現代問題で、プラゴミが深海にまで到達しておりシーラカンスもゴミを食べる事態に。ゴミはきちんと捨てましょう!
④脳波5g。ほぼ塵
ほぼ入っておりません。おそらくケーブルをつなぎ合わせても何とかなるかもしれないと思えるほど軽いです。
先の通り肉食魚なので、(食べる・寝る・繁殖する)ってことしか考えて無さそう。なんだかピクミンみたいな構造になっちゃった。
ちな成人男性の脳は1500gなので我々はシーラカンスより300倍賢いです。
エヘン。
⑤背泳ぎできる。
なんとシーラカンスは背泳ぎしても問題無いんだそう。
そら脳がこれだけちっちゃ(ry
身体の構造が柔らかいからですかね。
浮袋で身体のバランスをとっている感じもないので、重力に逆らっても身体にあまり関係がないのかもしれません。
⑥子供は体内で育ててから生む。
もはやタツノオトシゴ。でもこっちは雌が生む。タツは雄が生む。
ちなみにシーラカンスの繁殖はナゾなんだそう。
そりゃあそうよね。数百年生きるであろう深海魚の繁殖方法だけ確認するために数十年かけてカメラを監視し続けるなんて地獄よ。
長寿ネタあるあるですね。
⑦ワシントン条約に引っかかっている。
そうなんです。希少でも博物館とかに展示したいから。って正しい目的でも
バンバン輸入は出来ないんです。ワシントン条約に引っかかるので。
だもんで『深海水族館』にいる5体のシーラカンスそれぞれに"国際起希少野生動植物種登録票"なるものが発行されております。
▼念のため「個体等の登録制度について」環境省のサイトを貼っておきますわ。
レッドリストだけじゃなく、生息地保護や保護増殖(いわゆる希少種の繁殖)なんかも適応されるみたいです。けっこう対象広いんだね。
この登録制度は割と幅広く、生きている状態でなくとも適応されるようです。(剥製・加工品など)
そらそうだ。加工品にしちまえば輸入オッケーなら加工しまくっちゃえば
いいんだものね。そらダメだわ。
はえー勉強なるわ。
おわりに
いろいろと面白くって書いちゃった。
ほかにも展示品には"ラブカ"と"メガマウス"のはく製があったりして
面白いぜ。さすがは深海を謳うだけあるぜ。
ちなみに「体内の器官が足にまで入っちゃってる欲張りセット」こと
クモって言ってるけど蜘蛛ではない『ヤマトトックリウミグモ』は
結構展示されているので必見だ。
見た目がキモくも感じるが動きはニブニブなのでアシダカ軍曹とは
大違いだぞ。
それと筆者の推しは「リアル、タコ・ウニ・エビのコラ画像」なる
名称を持つ「タコクモヒトデ」です。クモヒトデの仲間だそうです。
そんな深海水族館は沼津の市場近くと行きやすい位置になりますので
よければ行ってみてください。
冷凍されたシーラカンスこと『シーちゃん』と『カンスちゃん』が
おりますでよ。(勝手に命名した。)
冷凍機の端の金属部分に触れると冷たいのでおススメ。これ、豆な。
「それじゃ、また来週!」