見出し画像

神域リーグ2024・7月9日、朝陽にいなの美しきノーテン

7月9日、神域リーグ2024の第5節が開催されました。筆者もさらっとではありますが観戦していました。その中で「これは!」と思うプレーをnoteに書き留めておきます。

それは第5節の第1試合、オーラス南4局1本場。朝陽にいなさんと長尾景さんが700点差でトップを争っている局面。長尾さんは南と白のダブルバックでテンパイ。にいなさんは700点リードしている親番で、なんとか親をつないでいきたいところ。

そこに持ってきたのが長尾さんのアガり牌の南!

長尾さんの手は仕掛けを見る限り、喰いタンがなく、一通や三色も薄そうなので、役牌絡みのケースが濃厚ではあります。

とはいえ、正直まだ読み切れるわけではないです。それに役牌絡みだとしても南暗刻のケースや、白バックのテンパイのパターンもあります。ここで南を切って放銃しても誰も責められないと思いますが…

にいなさんは7mを切って放銃回避!試合後のインタビューでもこの場面については語っていましたが、やはり役バックの可能性がかなり高いとみて、一旦南を抑えてのテンパイを目指したとのこと。その間に横移動などを期待したわけです。

ここで放銃しなかっただけでも驚きですが、にいなさんはこの後白も引いてきてしまいます。

この2種を両方抑えるとなると、ほぼテンパイは絶望的…。にいなさんはこれをキッチリ抑えきって、ノーテンでの流局となりました。

結果としては、テンパイ料で長尾さんがトップを獲得したわけですが、そもそも流局時まで勝負を長引かせただけでも、賞賛に値すると思います。

ちなみにこの場面のNAGA解析結果は以下の通り。

ここから先は

622字 / 2画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?