Mリーグ2023-24 11月21日 NAGA解析/赤坂ドリブンズ・浅見真紀プロ、鈴木たろうプロによるデイリーダブル達成!
2023年11月21日、Mリーグ2023-24・38日目です。本日はU-NEXTパイレーツ・BEAST Japanext・渋谷ABEMAS・赤坂ドリブンズの4チームが対戦。
第1試合、浅見プロが東1局から2局連続でハネ満をアガりリードを広げます。そのまま進行していくかと思われましたが、南1局に日向プロが自身の親番で連続のアガりを決めて一気に逆転。しかし浅見プロも南1局2本場にマンガンをアガって再逆転。最後まで競り合う展開となりましたが、浅見プロが逃げ切りトップを獲得しました。
第2試合、たろうプロが開局マンガンをアガって先制すると、親番でもマンガンをツモってリードを広げます。しかしここに仲林プロが追いすがっていき、南2局にハネ満をツモってついに逆転!このままトップ…かに思われましたが、たろうプロがオーラスでアガりを決めて再逆転でトップを獲得!第1試合の浅見プロと共にデイリーダブルを達成しました。
赤坂ドリブンズ・浅見プロ、たろうプロのデイリーダブルにより一気に混沌としてきた上位争い。本日の試合もしっかりNAGAで振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
南家:菅原千瑛(BEAST Japanext)
西家:鈴木優(U-NEXTパイレーツ)
北家:浅見真紀(赤坂ドリブンズ)
NAGAデータ
日向藍子
菅原千瑛
鈴木優
浅見真紀
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:菅原千瑛
菅原プロはここから7s切り。ドラの北をあまり切りたくないのでしょうか、マンズのホンイツを意識した一打に見えます。一方NAGAは8mと1pを打牌候補に挙げています。手広く打つなら8m、メンゼンで進行する気持ちが強ければゆったりペンチャン外しの1pということでしょう。
この手はホンイツに行くのも難しそうなので、個人的には8mを切りたいように見えます。7sは序盤から形を決めに行きすぎている印象です。
菅原プロはこの北をずっと切らずに中盤まで進行。この2mを引いてきたところでNAGAはヒバカリ以外 北切りを推奨していますが、菅原プロは8p切り。結局、終盤までドラの北を引っ張ったことで切りづらくなり、アガりに向かえなくなっています。難しいところですが、東1局ですし思い切って北を切りたいように思います。
東2局:浅見真紀
浅見プロはここで2p切り。NAGAは全タイプでドラの西ツモ切りを推奨しています。自風のドラですが巡目がそこそこ進んだ状態で、手牌は純チャンの6ブロックでリャンシャンテン。ドラの西は重なればオイシイですが、重なる以外では使い道が無いです。手広さで西ツモ切りの方が良さそうに思います。
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?