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麻雀界の10年後

近代麻雀の黒木さんがこんな記事を書いていた。

今の麻雀界はMリーグや雀魂などのネット麻雀の隆盛によって、いよいよ発展しつつある。その未来を考えてみるのも面白いと思い、個人的に10年後の麻雀界について考察してみることにする。今回はテーマを麻雀プロ団体・Mリーグ・雀荘・ネット麻雀・麻雀AIの5つに分けて書いてみた。


麻雀プロ団体

現在は主要5団体としてMリーグに参戦している形であるが、いずれは団体の統一が必要であろう。実際に完全に一つの団体に統合する…という必要はないかもしれないが、少なくとも5団体を統轄する団体は必要になると考えられる。

そもそもの話だが、およそプロリーグを開いているスポーツにおいて、複数の団体が管轄しているというのは珍しいケースである。この話以前にも何かの記事で書いたと思うが…その昔、バスケットボールではbjリーグとJBLという2つのプロリーグが存在していた。

元々は一つのプロ団体として運営されていくはずだったのが仲違いして2つのリーグに分かれてしまったのである。その結果、なかなかバスケットボールの振興も進まず、プロリーグとしての隆盛はなしえなかった。それが近年になりようやくBリーグとして統合され、世間にも認知されつつある。

麻雀のプロ団体が乱立している状況もハッキリいってこれと似たことが起きていると考えられる。麻雀プロ団体が現在の5つになったのも仲違い…とまではいかないかもしれないが、麻雀に対する考え方・方針の違いによって分裂を繰り返している。

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