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神域リーグ2024第1節・多井プロの1s放銃など振り返る

2024年6月5日、神域リーグ2024が開幕した。開幕の3試合からなかなかスゴい展開に。第1試合は昨年MVPだった空星きらめさんがトップで発進。昨年に引き続きMVPを狙っていく格好だ。

第1試合は朝陽にいなさんがしっかり1pを止めたシーンなどが良かった。

上家の松本プロのリーチに対して、一発でアタリ牌の1pを掴んだ場面。自身も結構いい手のイーシャンテンなので押したいところだが、松本プロの河に5pが早く、1pは危険度の高いスジの一つ。

これが南場に入っていくと、それでも押さないといけなくなっていきそうだが、まだ東2局という状況なら、無理をするほどではない。これは一つ良いプレーだったと思う。

もう一つ気になったのは空星きらめさんのこの場面。

対面の朝陽にいなさんが親リーチ、下家の松本プロがピンズのホンイツで仕掛けている場面。きらめさんとしてはここはオリの一手だが、今切れた3pを合わせずに3mをツモ切り。

この場面、オリだけを考えるなら放銃にならないうちに、3pを合わせておいた方がいい。自身がリードしているので、アガられて一局進む分にはさほど問題がない。

ただラス親の残っている松本プロに下手に得点を稼がせると、選択肢を増やすことになり、後々苦しくなる可能性がある。実力のある人に沈んでもらったままでいるために、3pをあわせない方が確かにいいかもしれない。個々の判断は面白かった。

第2試合、この試合はとにかく咲乃もこさんが不憫で…。これまでの神域リーグの最低得点記録を上回る-39700点のハコラス。こんなに放銃するのか…というくらい引き負けていた。その裏で残り3人のトップ争いを制したのが龍惺ろたんさん。5万点超えのトップで第1試合の松本プロのラスを帳消しにした。

第3試合、神域リーグではろくに勝てていない多井プロが、またしても4着発進。東1局に歌衣メイカさんに対して12000を放銃し、そこからジリ貧になっていった。

多井プロはここから1sを打って放銃となった。親リーチに対してはほぼ放銃がない1s。メイカさんに対しても、6巡目の3s切りで113sから1sトイツを固定して…といった、結構都合の良いパターンでないと放銃にはならなそう。ただ今回はそのメイカさんに都合の良い手が入っていたパターンだったわけだが。

このシーンはちょっとNAGA解析と共に振り返っておこう。

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