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Mリーグ2023-24 終盤戦をどう戦うか…を考える


Mリーグ・終盤戦を戦う

Mリーグ2023-24も2月半ばとなり、そろそろレギュラーシーズンも終わりが見えてきた。各チーム全体の試合数96試合のおよそ4分の3を消化し、残りは24試合ほど。まだメチャクチャ順位を意識して打つ、というほどではないがそろそろ思考の内には入れることが必要になる時期ではあると思う。

2月10日時点でのチームポイントランキングは以下の通り。

1位:KADOKAWAサクラナイツ   577.6pt
2位:U-NEXT Pirates      363.7pt
3位:KONAMI麻雀格闘倶楽部  272.0pt
4位:赤坂ドリブンズ      221.6pt
5位:渋谷ABEMAS         33.3pt
6位:TEAM雷電        -236.7pt
======セミファイナル進出ライン======
7位:EX風林火山       -266.9pt
8位:BEAST Japanext     -439.9pt
9位:セガサミーフェニックス -524.7pt

ポイントを見ていると、渋谷ABEMASあたりを基準にキレイに上位陣と下位陣に分かれていることが見て取れる。上位陣は1~4位のサクラナイツ・パイレーツ・KONAMI・ドリブンズの4チーム。

この4チームは現時点で持っているポイントを考えると、相当な不運がない限りセミファイナルには進出できるだろう。というわけであまり終盤戦ということを意識せずに、普通に打って普通にポイントを伸ばすことが目標になる。

5位の渋谷ABEMASも大体はセミファイナルに進出できそうだが、少し運が悪いと下位争いに巻き込まれることになる。そこまで意識する必要はないものの、対局時に下位の4チームよりは上の着順で終われるように…という若干の意識は持った方がよさそうである。

そして熾烈なのが6~9位の下位陣の争い。現状の下位陣は雷電・風林火山・BEAST・フェニックスとなっている。セミファイナルに進出できるのは6位までのチーム。ポイントを見ると結構な混戦である。

12月頭くらいの時点ではBEASTとフェニックスが頭2つ抜けて下位に沈んでおり、この2チームが敗退して残り1チームどこが負けるか?というような様相だったのだが、上位陣から風林火山と雷電が落ちてきたことで、BEASTとフェニックスにもチャンスが出てきた。もちろん依然苦しいことには変わりないが…。

一応解説の方が試合前にしているインタビューを聞いていると、意識はまだしていないということを選手の方は仰っているが、筆者が見ている限りではさ少しずつプレーには終盤戦への順応が表れ始めている。

まだ具体的な着順操作までは行かないが、なんとか着順を上で終わろうという意識が(もともとあるのだが)これまでの試合よりさらに強くなっているのが見て取れる。もちろんこの傾向はここから最終盤に向けてより強くなっていくだろう。そういった意識がゲーム中に表れる打牌を視聴者としては楽しんでいきたいところだ。

直接対決

さて、この下位4チームは毎試合の奮戦が必須ではあるが、より重要になってくると思われるのが直接対決であろう。同じ試合に出てトップラスを決めれば順位点だけで80ポイントの差がつくから、素点によるポイントも合わせて概ね100ポイント近くを一気に逆転できる。

このことを考えると、まだまだ勝負は試合数が少なくなってからであることは分かる。とはいえ終盤に勝負できる差にいるためには、ここからの直接対決の結果が重要になってくることは言うまでもないだろう。

2月12日以降の試合で現在の下位4チームの内、2チーム以上が出場する日程は以下のようにまとめられる。

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