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サントリーのMリーグ参戦はあるのか?…というよもやま話


BOSS×Mリーグ

2024年の8月8日、国内大手の飲料メーカーであるサントリーの製品・缶コーヒー「BOSS」がMリーグとコラボして「ツモれるボス雀缶」を9月3日より発売することを発表した。

それぞれ違う麻雀牌が書いてあるとなると、そろえたくなるのが人情というもの。缶コーヒーの購入を促す企画として面白い。…それはさておき、サントリーがMリーグとコラボするという自体そのものが結構な驚きである。

サントリーといえば押しも押されもせぬ国内有数の企業。この話が発表された日、サントリーがMリーグの10チーム目に参戦するのではないか?という噂も少しばかり出てくるほどであった。

実際、サントリーくらいの大企業であれば、CSRの活動の一環としてスポーツなどへの支援も行っている。サントリーでは自社のチームとしてラグビーのトップリーグで活躍する「東京サントリーサンゴリアス」やバレーボールのチームである「サントリーサンバーズ」などを持っている。麻雀に対する世間の印象も大分良くなっているし、Mリーグにチームを持つことだって十分あり得はするだろう。…とはいえ、机上の空論だが。

ただ、サントリーが参戦するしないは脇に置いても、新たにチームが増えるという可能性は十分考えられる。Mリーグが発足した当時は全7チーム。そこから翌年には1チーム増えて8チームとなった。麻雀が4人で行うゲームである以上、チーム数が4の倍数であることは試合日程を組んだり、イベントを行う上ではメリットが大きい。したがってチーム数をそのまま8チームで推移することも考えられた。

しかし…それでもMリーグは9チーム目を増やした。Mリーグのチェアマンを務めている藤田晋氏はとにかくMリーグが停滞してしまうことを危険視している節がある。実際、昨年度そのまま8チームで次シーズンに突入していたら、若干のマンネリ感が出てきていただろう。そこが9チームに増えたことで、Mリーグが再び世間の話題に上ることとなった。

現状の麻雀界はMリーグが全体のトップリーグとして君臨し、そのコンテンツとしての力にやや頼っているきらいがある。そのため、Mリーグがマンネリ化し成長を止めてしまえば、麻雀業界全体の成長も鈍化することが予想される。これはMリーグに限った話ではないが…現状を維持するためには常に成長し続けなければならない。何もせずにその地位にとどまり、生き残り続けることはまず不可能だ。さながら生物の進化における、赤の女王仮説のようなものである。

そして、そのマンネリ化を避けるための一つの手法が新チームの参戦である。Mリーグもここまで6年が経過し、来年度から7年目に突入する。それなりに長く続いてきたとも言えるだろうが、まだ10年にも到達していない。これからMリーグが長きにわたり続いていくためにも、常に新しい風を吹き込んでいかなければなるまい。

下部リーグ・2リーグ制…ある?

さて、Mリーグの新チームが…今すぐということはなくとも…近い未来にまた加わるであろうことは、それなりに確度の高い予想だと考える。ただ、新チームを加える際、リーグ全体がどのように変容していくか?という点もまた難しいところだ。これに関しては、藤田晋氏が朝日新聞の取材で以下のような話をしている。

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