9月9日放送・熱闘!Mリーグ「ナニする選択委員会!」をNAGAと見る
9月9日に熱闘!Mリーグにて「ナニする選択委員会!」が放送されました。これは以前から熱闘!Mリーグで行われている企画で、過去のMリーグの一場面について集められたMリーガーの方々がどう打つかを話し合う…というものです。Mリーガー本人が実際にどう考えて打っているか?という思考を聞ける場面はそうそうないですから、これは本当に面白いです。
今回の記事では番組で取り上げられていた場面をNAGAと振り返っていこうと思います。Mリーガーの方々の意見だけではなく、麻雀AIがどう考えるか?を見ることで、もう一つ局面に対する理解度を上げるお手伝いができれば…と思います。
この日出演していたMリーガーは、勝又健志プロ・渡辺太プロ・堀慎吾プロ・仲林圭プロの4名。この4名の思考とNAGAの判断を見ていきましょう。
番組内では、Mリーグ2023-24の3場面、
・1月11日/第1戦/南4局6本場、多井プロのリーチ判断
・3月21日/第2戦/南4局1本場、萩原プロの第一打の選択
・2月9日第1戦/南3局1本場、日向プロのオリ何切る
…を取り上げていました。ただこの中で多井プロのリーチ判断については、多井プロがオーラストップ目の親番になっています。
NAGAの学習している天鳳ルールだと、トップ目の親番がアガったり、テンパイでの流局の場合でもそのままトップで終了できるため、全くMリーグとは思考が違ってきてしまいます。なので、このケースではNAGAとの比較はあまり意味がないため、これは飛ばして残りの2つについてNAGAの判断と比較したいと思います。
一応NAGA解析の結果が見たい方は下記の記事を参考にしてください。
過去の「ナニする選択委員会!」の時の記事はこちら。
萩原プロの第一打・3月21日第2戦
場面はMリーグ2023-24・3月21日の第2戦の南4局1本場。萩原プロのオーラスの親番です。
萩原プロはトップと7500点差の2着。この配牌をもらったなら、なんとしてもアガりに行きたいところで、第一打に何を切るか?
萩原プロはここから7m切りとしましたが、Mリーガーの4名も同じく全員7m切りを選択。手牌の形的に一番ロスが少ないのが7m切り。一応567の三色なんかも遠くに見えそうですが、すでにドラ赤あって打点はそれなりに確保できそう。三色を狙う意味も薄いですし、第一打で場況もまだ分からないので、手牌に素直な7m…ということになるようです。
この場面をNAGAで解析すると以下のようになります。
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