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Mトーナメント2024・小林剛プロ優勝!

Mトーナメント2024が7月28日の決勝戦をもって終了。優勝したのはU-NEXTパイレーツ・小林剛プロとなりました!

今期のパイレーツはMリーグをレギュラーシーズンからファイナルまで、全て1位でフィニッシュするという完全優勝。MVPも同チームの鈴木優プロが獲得していました。そんな完璧なシーズンを送った上で、オフシーズンのトーナメント戦でまたもパイレーツの小林プロが優勝するとは…。2023-2024シーズンはまさしくパイレーツのためにあったようなシーズンでしたね。

ご本人も試合後のインタビューで仰っていましたが、小林プロはMリーグのシーズン中、特にレギュラーシーズンにおいては成績を残すことができていませんでした。一方で残りの3人はなんと全員がMVP争いをするほどの成績。パイレーツの船長としては悔しい結果となっていましたが、それを今回の優勝で一気に大まくりしたと言えるのではないでしょうか。

筆者は過去にも少し記事にしたことがありますが、個人的にはパイレーツファン…特に小林剛プロのファンなので、今回の優勝は私的な心持ちの面でも非常に嬉しいものでありました。小林剛プロ、優勝おめでとうございます!

…ちなみに試合前にはnoteでいろいろ予想を書いていましたが、小林剛プロの優勝は当たらず。やっぱりトーナメントは予想が難しいですね。

さて、一通り感想も書いたところで、決勝戦の振り返りもしていきますか。決勝戦第1試合は小林剛プロがトップ。小林プロが普段Mリーグでトップを獲得するときというのは、コツコツアガりを積み重ねながら、展開を上手く作ってトップ…みたいなイメージがありますが、今回も途中まではそんな感じでした。ただ南1局に配牌でダブ南ドラ暗刻の鬼配牌をもらい、12000をアガったのが今回の決め手になりましたね。いわゆるズルゴーも炸裂しております。

第2試合の小林プロはとにかく慎重な立ち回り。本人も試合後インタビューで仰っていましたが、素直に攻めていればもっと簡単に終わっていたかもしれません。東4局1本場には、仕掛けて喰いタンドラ5のハネ満テンパイを取らずに親の安パイを残したりしていましたからね。結構手が入っていただけに、まっすぐ行けばアガりがありそうな場面が多く、だからこそ見ているこっちはどこかで早く勝負が決まってくれないかな…とハラハラしたものです。

あと、一番の見所かもしれなかったのは東4局2本場ですね。小林プロは5s6pシャンポンのツモり四暗刻のテンパイを取らずに、ドラを1枚切っての4-7sのダママンガンテンパイを取りました。第1試合でトップを取っている小林プロとしては、わざわざ大きな手を狙うより、マンガンをさっさとアガって1局流せる方が有効…と考えたのでしょう。実際その通りなのですが…なんと四暗刻に構えていればアガりがあったかもというツモ。なんともまあ麻雀の神様の意地悪というか…。

ただこの局、四暗刻はアガれずとも、キッチリそのマンガンをアガりきることに成功。ある意味では四暗刻をアガるよりも小林プロらしい勝ち方と言えるかもしれません。

オーラスは杉浦プロにハネ満ツモ、小林プロから5200直撃の条件が残りました。杉浦プロはなんとかハネ満を作ろうとしつつ、小林プロが上手く立ち回れないようにブラフの仕掛けを入れて、松ヶ瀬プロの連荘を待ったりするなど精一杯の戦い。ただ最後は本田プロが自身のトータル順位を4位から2位に上げるアガりを決めてフィニッシュ。棚ぼた的な決着ではありましたが、見事小林プロが優勝しました。

本当に第2試合は中盤もちゃもちゃした感じがあり、一時は杉浦プロの優勝も見えましたが…結局は小林プロの立ち回りがギリギリ上手くいった感じでしたね。本田プロも最後、優勝はできずともキッチリ2位になるアガりを決めたところは流石といったところでした。

…で、その最後の本田プロのアガりのところだけ実況の日吉プロにちょっと苦言が。

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