中田花奈プロの強気の押しを振り返る
Mリーグ2024-25・10月7日の第1試合。前回の試合の時も少し思いましたが…中田花奈プロの打ちスジが昨期とはハッキリ変わっていました。試合をご覧になっていた方は、皆さん結構感じたと思いますが、とにかく押しが強い!
まず東1局、親の亜樹プロと岡田プロの2軒リーチの一発目。中田プロは4-7mのテンパイを入れているところで、持ってきた3pをプッシュ。2人に無スジであり、ドラまたぎの牌ですから、これは相当強気なプッシュです。
さらに東2局1本場。下家の白鳥プロのリーチに対して、この手牌から1m切り。1mはリーチの捨て牌に2mが早い+ワンチャンスで相当通りそうではありますが、現物の2mを打っても手牌はイーシャンテンに取れます。2-5m引きのテンパイすら逃さないように、強気に1mから行ったということです。
そして南1局1本場。上家の岡田プロがダブ南ポン、下家の白鳥プロがリーチに来ている状況で、中田プロはカン8pをチーして、4pを押していきました。2人に1-4pだけが通っている状況で、カン8mの一通テンパイで4pを押していくというのは、これまたかなり強気の押しですね。
昨年の中田プロの麻雀は、相手からの攻撃に縮こまってしまうことも多かったので、そこを改善した形なのだと思います。これだけ押していれば、放銃は増えるかもしれませんが、アガり逃しをすることは減るでしょう。オフシーズンの間にここまで自分の麻雀を変えてきたことにまず脱帽です。
ただこれらの場面をNAGAで解析していくとどうなるか?まずは東1局から振り返っていきましょう。
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