過去のMリーグを解析しよう!Mリーグ2021-22・MリーガーNAGA度ランキング&個人的な選手評
本noteではMリーグ全試合をNAGA解析し、そのデータをまとめています。過去にはMリーグ2022-23の全試合のNAGA度をまとめ、ランキングの記事も作成しています。
さて、本noteではMリーグの過去の試合についてもNAGA解析を行い、データとしてまとめていくことを目標としていました。それを進めていく中で、まずMリーグ2021-22のレギュラーシーズンについて、全試合のNAGA解析が完了しました!
というわけで本noteではそのNAGA解析によって得られたデータから一致率・悪手率・NAGA類似度のランキングを作成して公開します。すでにMリーグを去った選手や、Mリーグ2022-23シーズンとの違いなどまとめていきますので、興味のある方はぜひご覧いただければと思います。
ちなみに本記事で用いたNAGA解析のデータについては下記のマガジンにてまとめています。
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NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値の一つです。NAGAは麻雀の牌譜を読み込むことで、その牌譜を解析し1打ごとにAIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGA度はその1打ごとにAIと自身の打牌の差を点数付けし、自身の打牌がNAGAの打牌と一致していた度合いを示してくれる値となっています。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、それでも選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
選手評の例
下記のような感じでNAGA度を見つつ、本人の麻雀を見てどういった特徴があり、どこがNAGAと関連しているか…などを個人的にまとめています。下記はMリーグ2022-23シーズンの小林剛プロの選手評を掲載しています。
小林剛
小林プロの麻雀スタイルを一言で表すと「副露守備派」とでもいうのでしょうか。普通の打ち手は副露した場合、攻撃に重点が置かれると思いますが小林プロはかなり守備に比重を置いた進行をします。
この不思議なバランスが小林プロのアガり率の高さと放銃率の低さに寄与しているのでしょう。副露が多いスタイルはNAGAの評価は高くなりやすいですが、この守備的な部分があるため突き抜けた評価にはなっていないのだと思います。
また小林プロは鳴いているシーンが目立ちますが、門前の手順のミスが少ないこともNAGA度の高さの要因だと思います。事実、NAGAの門前派・ヒバカリでの評価も上位に来ています。鳴きを中心に全体的なレベルが高いプレイヤーだと言えるでしょう。
Mリーグ2021-22・NAGA度年間ランキング
一致率ランキング
リーグ平均:74.0%
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